売れない店の立て直し方

20170711061158-1af96532500cfa4b9161531527e5eda6649df2aa.jpgちょっと前にテレビの番組で不振店の建て直し方を紹介していました。

たとえば、あるラーメン店が味には自信があるのに売り上げが良くないのでどうしたらいいかという悩みを持っていました。

正確には名称を覚えていませんが、特に一押しのメニューが余り出ないんです。

これに対して、経営コンサルタントはあるアイデアを出すと売り上げが一挙に伸びました。

どんなアイデアだと思いますか。

店内に貼ってある品書きのポスターや入り口の看板に限定50杯との但し書きをつけたんですね。

元々50杯も売れないのに、こう書いたんですが、これを見たお客さんは限定という言葉に惹かれて、食べてみようかなと思うわけです。

その他、紹介されたアイデアとしては、回転寿司屋のBGM をアップテンポのものにするなんてのがありました。

回転寿司屋ではそれこそお客さんの回転が重要なんです。

食べるスピードが速い方がいいのは当然ですし、食べた後に長い時間居座られると困ります。

それでBGMを早くするとお客さんの回転率が上がるんです。

それからスーパーマーケットでは、商品の値札にレジで2割引きと書くといいそうです。

値札に直接2割引いた値段を書くよりも、結局は同じ値段であってもレジで引いたほうが消費者の気を引くんです。

これに類したアイデアは沢山あるでしょう。

しかし、言ってみればこんなのはすべて小手先で誤魔化しているだけです。

一時しのぎですし、詐欺ぎりぎりのものもあります。

限定50杯は嘘ですからね。

ばれる可能性もあります。

大体、コンサルタントがすぐに思いつくようなアイデアでは大したことがありません。

消費者が慣れてしまえば効果もなくなります。

それよりも根本的な解決策を考えないと最終的にはその店は潰れてしまうでしょう。

これは他のことでも言えます。

目先だけのその場しのぎにかまけていると、本当の問題を見逃してしまう可能性があるということですね。

では。