ただ、私は敬語については詳しいとはとても言えないのですが、それでも時々首を傾げるような問題と正解が出されることがあります。
以下にいくつか上げてみますので、興味のある方は考えてみてください。
まず、「すみませんが、おたく様のお名前は?」(電話で)は正しいでしょうか。
これは相手が不快に思う可能性があるので間違い。
正しい尋ね方は、「失礼ですが、どちら様でいらっしゃいますか?」になるとのことです。
まあ、それでいいんでしょうが、私だったら「どちら様」は嫌いなので、「申し訳ありませんが、お名前をおうかがいできますか」と言いたいですね。
次に、「申し訳ございません、木村は本日退社しました」はどうでしょう。
この正しい答えは「申し訳ございません。山下は本日失礼しました」で、「退社」というと「会社を退職した」と相手に勘違いされる場合があるからだそうです。
そうかなあ。
「本日は退社いたしました」で会社を辞めたと思う人が本当にいるでしょうか。
では「椅子におすわりください」は。
これも「おすわりください」だと動物に言っているように感じるから間違いで、正解は「お掛けください」だとのことです。
それはおかしいでしょう。
本当にそんなことを感じますかねえ。
動物が椅子に座りますか。
大体、この正解なるものは誰が決めているんでしょう。
「退社」や「おすわり」なんて感覚的なもので、人の感じ方はそれぞれ違いますから、根拠があやふやのような気がします。
少なくとも敬語のルールとしては決定しているとは言えないのでは。
それでなくともややこしい敬語をこれ以上複雑にするのは止めた方がいいでしょう。
では。
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