もっとも大きいストレッサーは「配偶者の死」で100ポイントです。
そして、ホームス博士は、年間の総ポイントが、300点を越えた人のうち79%、200〜299点の人の51%、150〜199点の人の37%が、翌年になんらかの病気となったとの結果を報告しています。
この「社会的再適応評価尺度」は、1967年の、それもアメリカの研究なので時代や国民性の差はあります。
もちろん個人差もありますが、これら一つひとつは、現代日本に生きる私たちがさらされているストレッサー(ストレスを生じさせる因子)であることは間違いないと言えるでしょう。
ただし、注意しなければいけないのは、「昇進」や「休暇」「名誉ある賞」を受けるなど良いことも、悪いことと同じくらいストレッサーになりえることです。
つまり3回昇進し、4回給料が上がり、宝くじにあたると寝込む確率が高まることになるわけですね。
また、ストレッサーの作用には個人差がかなりあります。
このホームスラーエ尺度は、わりと一般的なものばかりを集めていますが、酒好き/宴会好きの人が飲みにいくのと、飲まない人が行くのでは同じストレッサーでもストレス反応が違ってきます。
さらに男女の間でも格差があり、一般に男性のほうが女性よりもストレスに弱いようです。
インターネットで調べるとより詳しい表が簡単に手に入りますから、興味のある方は自分で計算し、病気になる確率を計算することもできます。
上手くすると早死を予防できるかも知れません。
では。
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