少し前に米国のジェニファー・ローレンスさんという女性が男女間の所得格差をうったえました。
たしかにこれは米国のみならず、日本にも、多分、世界中の多くの国で見られる問題で、沢山の女性、そして、男性も彼女の意見に賛成するでしょう。
ところで彼女の昨年の収入は3400万ドル!(35億円:推定値)だったそうです。
実は彼女はオスカーも取っている有名なハリウッド女優なんですね(代表作は「ハンガーゲーム」)。
しかも年齢は25歳。
どうでしょう。
これでも同情できますか。
たしかに男優で彼女よりも多く稼いでいる人は結構います。
その意味では格差はあるんですが、一般人とは桁が違うのでもう一つぴんときません。
お金はあるほうがいいに決まっていますから、35億円でもまだ足りないのでしょうね。
しかし、それよりもハリウッドのギャラシステムの方がおかしいとは感じないのでしょうか。
彼女を初めとする莫大な報酬を手にするスターたちは才能があり、大変な仕事をしているとは思いますが、それにしても何十億円、何百億円のギャラを手にするのは納得しづらい。
一部のプロスポーツ選手にも言えることですが。
米国では、夢を売る商売だからと意識的に報酬を上げ続けてきました(代理人システムのおかげとの説があります)。
しかし、どうもそれが行き過ぎているような。
こんなことを書いても気休めにもならないし、やっかみだと思われるでしょうが、ある研究では年収750万円を越えると幸福度はあまり増えないそうです。
まあ、彼女には彼女なりの悩みもあるのでしょうが、私にはものすごく恵まれた境遇にいる人間の能天気なつぶやきとしか思えません。
では。
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