あるところで、一昨日、昨日と書いたフォーカシング・イリュージョンにやや関係がありそうな人生相談を見つけました。
未来について悩んでいる大学三年生の相談です
この学生は自分の学歴に見合った一流会社に入れない、この歳になって初めて現実を突きつけられと言います。
行きたくないランクの低い会社に行くくらいならもういっそ今の彼女と結婚して、バイトを適当に続けながら、毎日適当に暮らしていくのもいいと思いますが、一流会社で働く親の期待、就職していく同級生へのプライドもあって就活を諦めきれない。
そして、最近では未来への不安しかなく、今日より明るい明日が来るなんて言っている無責任なテレビや歌を聞くと嘘つけと思い、いらついて壁を殴ってしまうとのこと。
これに対して、回答者の一人は、そんなに学歴が好きなのなら、それを極めて、ハーバード大学や東大大学院に入ればいいと答えました。
これはまったくの筋違いでしょう。
そんなことで彼の悩みが解決するわけがない。
卒業しても同じ悩みを抱えるだけです。
余談ですが、東大大学院卒業はそんなに大した学歴ではありません。
大体、入るのもそんなに難しくはないんですね。
普通に東大に入学するほうがずっと難しい。
もう一人の回答者は、プライドの裏付けを自分以外のところに置くから苦しむことになる。
専門性を身につけるべきだとアドバイスしていました。
これは無難な意見ではありますが、今となっては手遅れでしょう。
専門性を身につけるには時間がかかりますからね。
長くなるので続きは明日。
では。
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