最近、神奈川県のある町で発生した給食の大量食べ残し問題が世間の注目を集めています。
食べ残しの原因は、給食の不味さや冷たさ、そして異物混入による不信感とのことです。
特に、この異物混入は1年半余りの間に100件近くあったとのことですが(小学校2箇所の合計)、これはどう考えても異常でしょう。
にも関わらず、当初、町側は、原因が特定されるまでは給食業者を変更しない考えを示しました。
つまり、生徒の健康よりも業者の方が大切だということでしょうか。
癒着を疑われても仕方がないでしょう。
それはいいとして、この問題に関連して、給食の食べ残しに関するアンケートを時々目にします。
結果を見ると、若い人たちは、食べ残しても構わないと思っている人が多いのですが、30代以上になると不味いからといって食べ残しはいけないと考える人が増えてきます。
ううむ、どうも子供には厳しくあたるべきだという信仰みたいものが根強くあるようですね。
そう云えば、給食を完食しない生徒には無理やり食べさせるなんてことが結構あったと聞いたことがあります(私は見たことはありませんが)。
しかし、なぜ、不味いものや嫌いなものを無理にでも食べなければいけないのでしょう。
そのために給食が嫌いになり、学校自体に行きたくなくなったといった発言をしている人もいました。
私も大昔のことですが、思い出してみると給食に出たもののために嫌いになった食べ物が沢山あります。
たとえば、八宝菜ですね。
長い間食べられなかったのですが、大人になってから食べて見ると給食と全然違って美味しい(当たり前でしょうが)。
異物混入の問題を解決しなければいけないのは当然として、味や冷たさについても早急に改善すべきでしょう。
そして、癒着なんかはもちろん論外ですが、まずコスト重視の姿勢を変えるべきでしょうね。
給食を嫌いな生徒をなくすために。
では。
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