この講師がお手本だとするビジネスメールの文章「突然で申し訳ございません。はなはだ勝手ではございますが、本日はどうしても出席できません」についてもう少し書きます。
昨日書いた通り、このメールは不愉快ですから、私が仕事を依頼する側だったら、こんな会社は切るでしょうね。
それから、病気で欠席するなんて知らせると相手に心配させるから駄目だとも言っていましたが、理由を書かないほうがよっぽど失礼でしょう。
もし何か別の用事が理由だとすると、自分たちの会合は大して重要ではないと判断されたということで、相手は気を悪くします。
しかし、病気が理由だとさすがに仕方ないと考えてくれるでしょう。
ただ、実際には仕事を貰う側の人間が顧客である会社との会合を当日ドタキャンすることはもちろん、欠席するなんてことは元々ありえないんですね。
這ってでも行くでしょうし、最低でも代わりの人間を送るはずです。
欠席なんかしたら、それで仕事が終わる可能性が非常に高い。
だから正解は「メールなんか送っている場合ではない」ですね。
ところで、この講師がうるさく言う敬語ですが、確かに文化審議会が規定はしていますが、それは指針であって、絶対の基準ではありません。
ついでに書いておくと、書き順や送り仮名もそうです。
さらに言えば、いわゆる標準語も中央からの押しつけ感が強すぎるので(要するに東京が日本の中心だと思っている)、公式には廃止されており、共通語と言っています。
ですから敬語にしろ、他の指針にしろ、絶対ではないのに、それに合っていないからと言って嵩にかかって責めるのはおかしいんです。
そんなテレビ番組が最近多いようですが。
では。
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