少し前のことですが、あるコンビニチェーンがフォアグラを添えたハンバーグ弁当の発売を見合わせたことがあります。
「飼育方法が残酷で食材に使わないでほしい」との意見が消費者から寄せられたからとのこと。
馬鹿らしいとしか言えませんね。
確かに、フォアグラ用のガチョウや鴨は肝臓に脂肪を付けるために過剰にエサを与えます。
しかし、仮に「人道的」な方法で飼育しても、結局は食べるために殺すのですから同じことでしょう。
殺すよりも残酷なことがあるとでも言うのでしょうか。
そんなことを言えば、日本の伝統的料理法、たとえば活け造りや鰻を生きたまま割く等も批判しないといけないでしょう。
少し話はずれますが、玉子かけご飯なんかも、外国人にとって信じられないもののようです。
これも禁止されたらどうするんでしょう。
そういえば、テレビで日本では余り見られない一見グロテスクな食べ物が紹介されることがあります。
たとえば、豚の脳(米国)や蚕のサナギの佃煮(韓国)の缶詰とか。
これを(主に女性)ゲストが露骨に気持ち悪そうな顔をすることが多い。
しかし、これはよろこんで食べている人たちに失礼ではないですか。
外国の食べ物にあまり自分の価値観を当てはめないほうがいいでしょう。
では。
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