紹介の仕方

人を紹介する時、または、自己紹介する時はどのように言えばいいでしょう。

誰でも相手に良い印象をもって貰いたいと思うでしょう。

これについては研究がありますので、ご紹介します。

例えば、あるグループには、「Aさんは、頭がよく、勤勉で、批判的で、思いやりがない人」と言って紹介したとします。

そして、別のグループには、「Aさんは、思いやりがなく、批判的で、勤勉で、頭がよい人」と紹介した場合、最初のグループの方がAさんに良い印象を持ちます。

同じ単語を使っていても、順番が重要だと言うことですね。

まるで朝三暮四(中国の故事から来た四字熟語ですが、興味がある方は自分で調べてください)のような話ですが、真実ですので、自己紹介の時なんかに思い出したほうが良いですよ。

また、同じような話ですが、アメリカのある大学で行われた実験で、新任教師の紹介文を書いた2種類のプリントを生徒に配りました。

最初のプリントには、「温かくて、勤勉で、批判力に優れ、実際的で決断力がある」、もう一つには「冷たくて、批判力に優れ、実際的で決断力がある」と書かれていました。

前のプリントを配られた生徒は、教師に会う前から、新任教師に好意的な評価をもち、後のプリントを配られた生徒は好意的な評価をしませんでした。

前にも書いたように、最初の言葉でイメージが決定しまうわけですが、これが後々まで残る可能性があります。

これを初頭効果と言いますが、詐欺師もこれを利用しますのでご注意ください。

では。