憂うつに陥りやすい性格

今日は、メランコリー親和型性格をご紹介します。

メランコリー親和型とは、ドイツの精神科医であるテレンバッハが提唱した概念で、要するにメランコリー(憂うつ)に陥りやすい性格の傾向です。

この性格の人は、

・ルールや秩序を守り、

・自分に厳しく、完璧主義、責任感が強い

・他者に対しては律儀で誠実。衝突や摩擦を避ける

など傾向を持つと言われています。

秩序やルールをかたくなに守り、負い目を避けたがるような性格ですね。

また、自分に対して秩序を守るという意味では、几帳面で真面目、責任感が強い、完璧主義と言えます。

逆に言えば、こだわりが強く、頑固なんですね。

もちろん完璧主義や几帳面さは普通のレベルであれば、悪いことではありません。

しかし、過度に高い水準を目指すとしばしば本人を苦しめてしまいます。

また、一つのルールの中にはまり込みすぎるため、秩序の切り替えができず、仕事を家に持ち込んでしまったり、気持ちを上手に緩めることができないということもあります。

さらに対人関係においても秩序を守ろうとする傾向が見られます。

対人関係において摩擦・衝突を避けることを重視し、他者への配慮・気配りを重視する。

そのため周囲からは「誠実」「親切」「良心的」という良い評価を得るんですね。

自分ではなく他人のために尽くすのですが、これも、良いことではあるものの、自己を犠牲にしてまでも他者や仕事に尽くすということにもなり、しばしば本人を苦しめます。

明日に続きます。

では。