昨日の続きです。
昨日、怒りをその場で記録すると書きましたが、ではどのような効果があるのでしょう。
まず、記録を続けていると、自分が何に対して腹を立てやすいのか、怒りの傾向がわかります。
傾向がわかれば、対策が立てられ、不要な怒りが避けられるわけです。
また、その場で書き留めることで、冷静になれるでしょう。
たとえば、「待たされる」とイライラする、とくに「急いでいるときに待たされる」と怒りが強くなるという傾向がわかったとします。
この場合、待たされないようにする方法を考える、待たされてもいいように時間の余裕をもって動くなどの対策を講じればいいんですね。
基本的に、怒りは、自分が信じている「こうあるべき」という理想、願望が裏切られたときに起きます。
たとえば、「待たされる」とイライラするのは、「人を待たせるべきではない」「時間は守るべき」という「べき」が裏切られたと感じているからですね。
この「時間は守るべき」は、多くの人がもっている「べき」ですが、「守る」が具体的にどういう状態を指すのか、何分前だったらよいのか、何分待てるのかは、人によって違います。
怒りの記録により、自分の怒りの傾向、自分の「べき」を知り、対策を立て、不要な怒りを避けるようにしてください。
もし、いつもイライラしてしまうことがあるとしたら、それが、自分や周りに影響を与えるようなものだったら、べきを冷静な時考えてみましょう。
では。
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