運、不運と因果

「人間万事塞翁が馬」

大抵の人は、この中国の諺を一度くらい聞いたことがあるでしょう。

簡単に説明すると、禍福はあざなえる縄のごとしということです。

余計わからないですか。

良いことの後には、それが原因で悪いことが起き、また、この悪いことの後には、それが原因で良いことが起きるいった感じでしょうか。

たとえば、競馬等で数十万円勝つと普通はついていると思います。

しかし、そのためにギャンブルにはまってしまい、結局は財産を失ってしまう。

こんな感じかな。

普通、人は自分のことしか見せませんが、因果は世の中の森羅万象が互いに影響し合っています。

あまりにも複雑に絡まりあっていて人が感知できるようなものではありません。

そのために一見不公平と思えることが平気で起きます。

人が感知できないものを、人がコントロールできるわけはありません。

人間はまったく無力でしかない。

今まで何度も言っていますが、運や不運を近視眼的に判断していけません。

一時の幸せを喜ぶのはいいですが、有頂天になりすぎるのは止めておいたほうがいいでしょう。

そして、よくないことが起きても、あまり落ち込む必要もないんですね。

では。