娘さんをください:結婚観について

昨日の文章に緩く続いています。

テレビドラマなんかでしばしば見る場面があります。

結婚を約束した女性の両親に会いに行く若い男性。

「娘さんを私にください」

父親「お前のような奴には娘はやらん」

こんな感じかな。

日本人の結婚観が良くわかりますね。

くださいとか、やらんとか。

女性は完全にモノ扱い。

少なくとも家の付属物ですね。

昨日取り上げた記事に書いてあったように「日本では、まだまだ結婚を家と家のつながりと考える人が少なくないが、フランスでは個人と個人のつながりととらえる」からでしょうか。

フランスでは、そして多分アメリカでも、両親に紹介することはあっても、基本的には許可を得るためではなく、報告するためのようです(もちろん例外はあるでしょうが)。

日本の両家の親族が勢ぞろいする盛大な結婚式にも結婚を家と家のつながりとする考え方が表れています。

ついでに書いておくと、日本の父親の娘への偏愛は気持ちが悪いですね。

結婚式の時に、父親が大泣きし、花嫁も泣く。

自分に酔っているだけでしょう。

話を戻すと、男の子供の結婚の時には、両親の許可なんてあまり聞きませんから、一種の性差別の感じもします。

女の子が親の所有物であるかのようなこうした習慣は止めるべきでしょう。

結婚は自分の意志だけで決定する。

これも女性の自立の一つの方法だと思いますが。

では。