菜食主義の罪(3)

続きです。

ベジタリアンの人たちは、菜食の利点を得々と語ります。

まあ、精神的なことを除けば、要するに、健康に良いということなんでしょう。

しかし、忘れているかも知れませんが、日本は明治時代まではほぼ全員がベジタリアンでした。

まあ、魚は食べていたようですが、宗教的な理由から肉は禁止、牛乳も卵も駄目(現在では信じられないことですが、卵は昔はものすごく高かったんですね)。

それで、当時の日本人の体格は随分貧相だったようです。

栄養状態も悪く、病気が多いために、平均年齢もかなり短かった(もちろん、医療技術の問題もあります)。

こんなにはっきりとした証拠があるのに、ベジタリアンの人たちをそれを見ないようにして、肉食のデメリットを語ります。

まあ、思想的な理由から菜食であるのなら、その人の勝手です。

しかし、それが健康に良いなんて妄言は避けるべきでしょう。

どんなものでも食べ過ぎが良くないことは言うまでもありません。

今が飽食の時代であることも否定のしようがないでしょう(先進国においてですが)。

しかし、適度に食べるのであれば、どんな食べ物も排除することはありません。

結局のところ、それが一番精神的にも肉体的にも最良の道だと思います。

特に、子供に親がこんな偏った、言ってみれば、極端な偏食を押し付けるなんてことは絶対に止めるべきでしょう。

では。