子供のしつけ:うまれつきの性質を直せるか

ネットの記事に、こんな質問が出されていました。

Q 7歳の子どもがバッタの足をちぎって遊んでいます。どうしますか?以下の答えから選んでください。。

A:ダメなことだと自分で気づくまで見守る。

B:「パパも子どものころはよくやったよ」と理解を示す。

C:殴ってでもダメなことだと教える。

どうでしょう。

東京未来大学こども心理学部長でもある犯罪心理学者によると、正解はなんとCです。

ただし、「ベターな道」だとはしていますが。

「社会のルールや規範を身につけさせる。殴るかどうかは別で、行動を制止するのが重要。たとえば、『バッタはダメで、お花を切るのはなんでいいの?』と反論されたら、『綺麗なお花は取って飾ってあげれば喜ぶ人がいるかもしれないけど、バッタの足をちぎっても誰も喜ばないでしょ』とバッタとお花の生命の価値観を教えることが必要だ」そうです

東京未来大学こども心理学部長ともあろう人が、条件付きとはいえ、子供への体罰を肯定したことに大変驚きましたが、それは置いておくとしても、これはものすごく難しい問題ですね。

その子供の生まれ持った性質によるからです。

衝動殺人や異常犯罪を犯した人間の多くは、子供の時に昆虫の手足をもいだり、少し大きくなると動物(主に猫や犬)を虐待し、殺しています。

そして、成人すると人間に興味が向かうようになるわけです(全員ではないかも知れませんが)。

しかし、こうした性癖は生まれつきのもので、それを親が殴って矯正しようとしても多分効果はないでしょう。

バッタと花の生命の価値観にいたっては単なる誤魔化しでしかない。

昆虫の手足をもいで遊ぶ子供のすべてが異常犯罪者になるわけではないことは言うまでもありませんが、こうした傾向を示した子供は、専門家が長時間にわたり見守り、カウンセリングしなければいけないのです。

もちろん、両親も子供を殴ったり、根拠のない説教をする前に、専門家の意見を聞くべきでしょう。

ただし、上記の犯罪心理学者以外がいいと思いますが。

長くなるので明日に続きます。

では。