親友だと思っていたのに裏切られたなんて話を時々聞きます。
しかし、親友の基準がよくわからないんですね。
よく一緒にいるとか、ちょっと仲が良いだけで、親友だと思い込んでいるケースが多いような。
私に言わせれば、本当の友情なんてものは一緒に死線を越えるくらいじゃないと育たないでしょう。
一番良い例は軍隊ですね。
昔、徴兵制があった時には、日本でもアメリカでも、同じ戦場で戦った戦友は深い絆で結ばれることが多かったようです。
戦わないまでも、同じ小隊にいたり、同じ時に訓練を受けただけでも固い友情が生まれます。
そう云えば、フランスにも昔徴兵制があったのですが、知り合いのフランス人がそのようなことを言っていたのを覚えています。
今の日本で軍隊生活を経験することはできませんが、似たようなことは高校や大学の体育系クラブなんかにも言えるでしょう。
要するに何かの試練を一緒乗り越えるような経験がないと本当の友情はなかなか育たないと言うことです。
話を戻すと親友に裏切られたと言う人は、単に見る目がなかっただけでしょう。
誰でも切羽詰まると裏切ることがあるという簡単なことがわかっていない。
もちろん、世の中には絶対に裏切らない人もいますが、非常に稀だし、そういう人は相手が親友じゃなくても裏切りません。
前にも書きましたが、友情を盾に借金を申し込んでくる人間は、その時点で友人ではなくなったと思って間違いない。
だから貸した金が返ってこないのは裏切られたのではなく、ある意味ある程度予想できたはずです。
自分がそうした現実から目を逸らしていただけなんですね。
では。
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