この映画では実際にあった面白いエピソードがたくさん紹介されています。
たとえば、ドリームガールズではリードボーカルが交代します。
ルックスと声の軽さから、ビヨンセ演ずる主人公がメインになるんですね。
確かにそれまでリードボーカルだった女性は太っていて、売りにくい感じがしました。
声が軽い方がリードを取るというのをおかしく感じるかも知れませんか、モータウンサウンドのようなポップな曲だと重い声は駄目なんです。
なんでもビヨンセは忠実に事実を再現するために敢えて映画では声を抑えたとのことです。
確かに、ダイアナ・ロスよりもビヨンセのほうが歌は上手いですね。
話はそれますが、ダイアナ・ロスは映画でビリー・ホリディの役をやっていますが、ちょっと無理だったかな。
演技は評判が良かったんですが、歌唱力の方が。
ついでに言えば、元のリードボーカル、エフィを演じている女性の歌唱力が高く評価されていますが、私はそれほど感心しませんでした。
アレサ・フランクリンの系統だと思うんですが、それならアレサのほうがずっと上でしょう。
それから、彼女たちのマネージャーは、大変なやり手ではあるものの、かなりひどい人間として描かれています。
モデルはビリー・ゴーディJRで、実際にタムラモータウン帝国を作り上げ、ダイアナ・ロスと結婚・離婚した人です。
彼はそれまで黒人だけのものだったブルースを、より軽快に、とっつき易いものにして、白人ファンの獲得に成功したんですね。
そのために、ソウルが失われたといった批判はあるにしても、その功績は否定できないでしょう。
まだ続くかも知れません。
では。