私はテレビが大好きで良くドラマも見るんですが、どうも日本のドラマは脚本が弱いようです。
特に、自分の知っている分野がテーマになっているものを見ると、欠陥が目につきます。
例を上げてみましょう。
驚くかも知れませんが、私はわりとボーリングが上手いんです。
他のスポーツはぜんぜん駄目ですが。
それでボーリングのボールは上手い人が投げると曲がりながら進んでいきますね。
これを良くカーブボールと言ったりしますが、実際にはフックボールが正しいんです。
カーブボールは曲がりが物凄く大きなものだけを指します。
それからこのフックボールも手首を捻って投げていると思っている人が多いみたいです。
しかし、あんな重いボールを手首で曲げていたら1日に何十ゲームもできません(プロの試合の場合)。
手を傷めてしまいます。
大体、ボールは普通に投げても曲がるようになっていて、それを上手くコントロールするだけです。
ボーリングはどれだけコンスタントに投げられるかの勝負だと言ってもいいくらいです。
次に、私の専門である通訳の話をします。
これも同時通訳が一番難しいと思われているようですが、実は逐次通訳といって、話者の話をノートにメモしてから、順次訳すほうが正確だし、難しいんです。
よくテレビなんかで、日本の首相と外国の首脳が椅子に座って話しをしている時に、それぞれの斜め後ろに座って何かノートに書いている人がいるでしょう。
あれは会談の記録を取っているのではなくて、通訳がメモを取っているんですね。
正確性に問題があるために同時通訳はしません。
それから、通訳は必ず話者の母国語から相手の国の言葉に訳します。
普通に考えるのとは逆でしょう。
つまり、日本の首相がアメリカの大統領と会談する場合には、首相が話す時には日本側の通訳がこれを英語にしますし、大統領の話はその専属の通訳が英語から日本語にするわけです。
相手の発言を聞いた通訳がそれを首相なり大統領なりに訳して聞かせるのではないんですね。
そうしないと誤訳が生じた時に責任の問題がややこしくなるからです。
ちょっとわかりにくかったかも知れませんが、世間的に誤解されていると思ったので一応書いてみました。
では。