発酵道―酒蔵の微生物が教えてくれた人間の生き方(寺田 啓佐著・河出書房新社)
2008-01-31
はいーこないだ徹子さんのお部屋をみていたら、三國連太郎さんがゲストで、なかなかいろいろあった戦時中の体験をおはなしなさっていらっしゃいましたね。ウィキにも少し載っていますが、それ以前の、中学生のときに学校で軍事教練がはじまったので、いやになって下田の港からの船に隠れてチンタオまで行ったというお話しでしたねー、本当に戦争はいやだったようなのですねー。
で、結局は軍隊に行かされて、中国大陸で終戦を迎えるわけですが、俳優さんになられてからも結構戦争映画に出る機会が多いというのも縁なのではとおっしゃってましたね。で、やはり名優さんというのはオーラが輝いていて、ものすごいセンスを感じましたよねー。
またどうも女系の方がとても強いというお家だからなのか、男性がそのぶん優しい人になるという法則にもかなっている感じのお家ですよね(^-^)。
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さて、この本ですが、この間ご紹介していただいて読んでみますとやはりとても良い本でしたねー(^^)、ではどんなところが、ということで、早速引用させていただきましょう。
子供の頃から「どうして争いがなくならないのだろうか」
「争わなくても、生きていくことができないものだろうか」
と思ってきた。学生時代には、平和運動や学園闘争にも参加したが、戦争に反対するセクト同士までが対立し、争ってしまう現実に愕然とした。
…何か大切なものを見落とし、間違った方向に進んできたのではないだろうか。そう考えたとき、発酵醸造を生業とする私自身の世界を見つめた。
発酵醸造という微生物の世界。その世界は、互いに支えあって生きる、相互扶助の力が大きく作用している。微生物の世界は「愛と調和」で成り立っていた。それを見て、
「人間も微生物のように、発酵しながら生きれば、争わなくても生かされる」ことを確信した。
という書き出しですが、すごいですよねー。なかなか酒屋さんにしては高邁な理想をお持ちの方、ともうしあげるのも失礼かもしれませんが、私こそ一介の占い師にしては理想ばかり追いかけておりまして足元がおぼつきませんのでなんですよね(^^;)。そして、20代前半に蔵元を継いでからのお話になってきます。
二日酔いになる甘くべとべとした日本酒
桶(おけ)売りできる酒が多ければ多いほど利益は上がり、経営は安定する。
原価を安く、しかも大量に酒を作る方法があった。それが、「アルコール添加」と「三倍醸造清酒」というものである。略して「アル添」「三増酒(さんぞうしゅ)」と呼ばれる。
…もともと、日本酒の原材料は、米と米麹と水だけである。戦前までは、このシンプルな材料で日本酒が作られていた。今で言う「純米酒」だ。
事情が変わったのは、戦時中のこと。米不足のために、思うように酒が造れなくなったので、量を増やす目的で添加されたのが「アルコール」である。これが「アル添」と呼ばれる方法だ。
…(またグルタミン酸ソーダなどの)添加物を使うと、なんと元の三倍量の酒ができる。だから「三増酒」という。コストは安いし、量産も苦労しない。一度やり方を知ってしまったら、もうやめられない、酒造メーカーにとってはまさに「おいしい酒」なのだ。
という普通酒蔵さんが知られたくない内情までことこまかく書かれていらっしゃるよい方なのですが、実は以前はいろいろ工夫してお酒を作ってもなかなか人がついてこなかったりして経営がうまく行かなくて、さまざまな異業種に手を出したり、ギャンブルに走った挙句に、腸が腐って人工肛門をつけなくてはいけないような手術を35歳のときにするまでになった、ということなのですね。
腸が腐るとは、またなんとストレートな病気の表し方だろうか。
でも、なぜ腐ってしまったのだろう。
うちの会社の経営も、腐っていたってことだよなぁ。
どうすれば腐らなかったのだろう。自分も会社も。そもそも腐るって、何だろう?
そんなことを考えていたら、あるとき大変なことに、いやすごく当たり前なことに気づいてしまった。
「発酵すると腐らない」
なすだってきゅうりだって、そのまま放置していればいずれ腐敗してしまうのに、ぬかみその中に入れればいつまでも腐らない。日本の発酵食品の代表選手である味噌やしょうゆも、製造過程で腐ったなんて話は、いまだかつて聞いたことがない。その理由は発酵しているに他ならないのだ。
…蔵元に婿に入って10年にして、ようやく気がついたのである。蔵は金を得るためにあるんじゃない。自分がここに来るずっとずっと前から棲みついていた微生物たちが、力を合わせて「発酵」を続けている場所だったのだ。
…ぬかみそで気づいたことは、こういうからくりだったのか。いい発酵がいい発酵を呼び、腐敗など寄せ付けないのだ。
…ああ、そうか、「発酵」と「腐敗」は、人間の気持ち、意識にも当てはまることなのだ。
自分のもの、自分のお金、自分の会社、自分の成功、「自分の、自分の」という我意識は、腐敗を招いてしまう。発酵している意識というのは、本来の自分、本来の自分を言うのだろう、一人一人の心の奥にある。純粋な意識のことを。
「自分の利益や欲を捨てたときに、人間は救われる」
これはかつて父に言われた言葉だ。自己中心的な姿勢を改めたとき、発酵という救われる道ができるということだったのかもしれない。
…という感じで、いやーすごいですねぇ〜、まさに芳醇な発酵が醸し出すオーラがまわりも活性化させて生命を存続させるわけですよね。ところが自分のことばかり考えると生命力がなくなってしまう、それはこの後の章にもでてくる、ふつうのお米と無農薬無化学肥料米との比較、10年たつと農薬化学肥料米はタール状になってしまう、ということにも現れていますねー、生命力が違ってくるわけです(^^)。
ですので私もオーラの輝きはその方の内面にいかに夾雑物がないかと比例するのでは?と思うのですが、そうしているとあとは波長の法則で自然と明るいものがよってくるようになりますよね(^^)そして回りをさらに元気にしていくお役目を与えられるわけです。
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というわけで、ここまででもまだ前半なのですが、後半はまたとても興味深いお話ばかりですから、ぜひご一読をお勧めいたしますね(^^)。またタイムリーなことに、「はなまるマーケット」でも4日に紹介されるようですねーたのしみです(^^)。
「寺田本家」さんサイト
そういえば去年もマンガ「もやしもん」も流行りましたけれども、そこからいろいろ学んでいくとなかなか明るい菌未来も開けてきそうですねー(^^)。
Posted by fy3on3 16:27:53 │Comments(0) │TrackBack(0)
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