秋葉原で待ち合わせをして。
銀朱様と仕事の打ち合わせをする。
今抱えている案件のこと。
これからの方向性のこと。
お互いに背負うもののこと。
まっすぐに話をする。
・・そこに、甘い会話なんてない。
でも、それでいい。
結構、深刻になろうとおもえば、
幾らでも深刻なんだろう。
でも、多分。
私達が笑えなくなったらおしまいなんだとおもう。
だから、笑いながら話す。
無理はしていない。
ただ・・・今は、最悪の結果を引く気がしていない。
だから、笑う。勝算があるから。
「お互い大変な5年だな」
苦笑しながら、銀朱様は水餃子を摘まむ。
「それでも、越えていけますよ」
私の勘は外れませんと珍しく強気で口にする私。
相変わらず不器用で、
小龍包は端の間からスープを滴らせてしまうけど。
「秋の国家試験、チャレンジしますよ」
「・・・朱華も両立しろよ」
「そのつもりです」
「俺は・・・そんなお前が誇らしいんだ」
「・・・・・ありがとう、ございます」
照れくさそうにそういったその言葉に私も照れくさくなって、
マンゴータピオカを一気飲みした。
「ストローに入ってると、蛙の卵みたいだな。
いいからこっちに吹くなよ」
その言葉は聞かなかったことにしておこう。
二度と家族の手も離さない。
二度と大切な人の手も離さない。
信じてくれる人を大事にしたい。
そのために、
目に見える力も目に見えない力も。
磨き続けようと想う。
都会からは流星雨は見えないけど。
・・あの星に乗って、
私達が愛した人達はこの世界に戻ってきているんだろう。
せめて。
夢の中でも、銀朱様と女神様が。
会えます様に。
そして、願わくば。
・・・私も、大事だった人と会えます様に。
暖かな思いを。
貰った想い出を胸にすれば。
この先も越えていけるだろうから。
どうか、盆という奇跡があるなら。
それが私達に舞い降ります様に。
<番外>
帰り際。
「お前、スキありすぎなんだよ!(わしっと掴む)」
「いやぁぁぁ。掴まないでー(涙)」
「あぁん、背中、こんなに肉が!
コレを、コレを何とかしろ(むにむに)」
「うぅ・・(じたばたじたばた)」
「ハハハハハハハ・・・」
ボスはいじめっ子です。
うぅ、そのうち、そのうち・・。
いつか、いじめ返してやる・・。