「忘れるなよ。
お前はお前のためにやるんじゃない。
・・喜んでもらおうぜ、たくさんの人に」
迷っていた。
取材を受けること。
発端は金曜日。
ある雑誌から、取材させてくれと依頼があった。
私も結構、買っている雑誌だ。
とてもありがたいお話なのだが、正直迷っていた。
雑誌は、ありがたいことにたくさんの人に知っていただける。
でも、それは表の仕事の人に・・知られてしまう可能性も出てくる。
面倒なのだ。それは、とても。
別に副業を禁止されているわけではないし、
まったく表と裏の仕事を関係させてもいない。
でも、世間一般はそうは見てくれないのも、知っている。
スピリチュアル=胡散臭いというのも、よく知っている。
この裏の仕事を知られることによって、
場合によってはたくさんの人に迷惑をかける形になってしまうかもしれない。
まぁ、知られたくない人間に知られてしまっていることは、百も承知だ。
先日、ちょっと圧力をかけられたが、
首を縦に振らなければ・・物事は灰色だ。
まぁ、仕方がない。自分の運命を含めて、誰も恨んだりしない。
でも、好きにブログを書けなくなるのはおもしろくないな・・・。
その点だけがストレスが結構(かなり)溜まっている(笑)
ちっ!監視下で書くのは面白くない!
・・熟考した。ここ3日。
そして、決めた。取材を受けようと。
それは、・・私がクライアントさんにできる、せめてもの恩返しなんだと想う。
私のその想いをなぞるように、銀朱様は言った。
「きっとな。お前のクライアントさんは喜んでくれる。
「雑誌にのる前に、私は知ってたんだよ!」って。
自分のことのように、喜んでくれる。
お前は、クライアントに恵まれているもんな。
なぁに・・・・心配するな。
俺が変装させてやる!まかせておけ!!」
絶対に出るな、と言われると想っていた。
だけれど、・・・やるなら条件がある!変装しろ!と銀朱様は言った。
そして、変装道具は一緒に買いに行こうとも。
(どうやら、私のセンスは許せないらしいデス)
「・・俺は、お前の人生が羨ましいのさ。誰かの記憶やココロに残ることができる。
俺はそういう人生は歩けない。
俺が共に歩けと言った道は、その誰かから朱華という存在を奪うことだ。
・・・・それは、申し訳なく想う」
赤信号に引っかかった時。
彼は小さく笑いながら、少し寂しそうにそう口にした。
カフェと占いの館を組み合わせた、小さな店をやらせてやりたかったんだがなぁ・・。
お前を俺の右腕にしたくなったんだよ、悪いな・・と、少し遠くを見るような目で言った。
「でも、決めたのです。
朱華になる前から、私は貴方と一緒に歩くと」
マジメに私が答える。
その瞬間、眉間に”(ダブルコーテーション)を深く刻みながら、
子供のように口を尖らせた。
「浮気したくせにーーー」
「・・・・ごめんなさい、もうしません」
「嘘つけーー嘘つけーー」
さてと・・。
どうやって変装しようか。
今から楽しみだ。フフ・・・。
<変装会議....>
銀朱「なー。魔法使い風の帽子とか、マントとかさー」
朱華「キャラかぶります・・・」
銀朱「じゃー、あの、口元隠して、ベリーダンスの衣装で・・」
朱華「お肉が・・・はみ出ます」
銀朱「痛々しいな、確かに」
朱華「(涙目)」
銀朱「サングラスで借金取りっぽいバッグを持って・・・」
朱華「・・・どこの世界に、見た目が借金取りの癒し系がいるんですか!」
・・・神様。明日が見えません。。。。