飲み会は好きじゃない。
酔っていても、どこか覚めていて。
その場の全員を見ている。
大体、プライベートでない限り、酔えるはずがない・・。
周りはライバル企業もしくは、自分達を見定めに来ている企業で。
利害関係が一致している今は「パートナー」だけど、半年後もそうだとは限らない。
ここは、世知辛い、IT業界(笑)
企業の偉い人の冷たく舐めるような視線に、にこにこと営業スマイルを浮かべ。
周囲に気を配る。
盛り上がっていないところはないか?
寂しそうな人はいないか?
力関係はどうか?
この人の行動指針は一体どこにあるのか?
会話・空気・視線・飲み方から、その人の行動原理を割り出す。
酒を飲んでいるときは、その人の本質が見えやすくなるから。
きっと、酒によって「ココロのバリア」が、薄くなるんだろう。
だから、それを、ずっと見ている。
酔ってますよーと笑いながら。
私は、元々、そんなに酒は強くない。
むしろ、下戸だった。
でも、下戸だと仕事にならない現場(ゼネコン)にもいたこともあって。
それ以来、強いと言われる口になった。
本当は今も強いわけじゃない。
弱いから、アルコールが回る前に、トイレに行く。
最悪、水を飲んで胃から追い出す。
ゼネコンにいた時に、そういうやり方があることを覚えた。
今は多少は自分の限界がわかるから、
大体は飲んだ振りをしつつ、そっとグラスを空と取り替えたり、
ウーロン茶をウーロンハイだとごまかして飲む。
笑いながら、見つめている。
・・そこで見たものは、普段の私が「最善の一手」を打つための情報となる。
観察眼を磨いておくことは、
表の仕事でも、「この仕事」でも、必要なスキルだ。
この部分は触れてはいけないんだな。
この人はこれを誇りに想っているんだな。
この人はこういう生き方に憧れているんだな。
普段、この部分を抑圧しているんだな。
そんな風に相手を知っていることによって、自分も相手も、無駄に傷つけあわずに済む。
私は、争いが嫌いだし、苦手だ。
強くないし、戦うことが上策ではないことの方が多いから。
だから、避けるために、知ろうとする。
ずるいだろうか。怖いだろうか?
でも、全部判るわけじゃないけど、
知っておくことによって傷つけあうことを避けることができるなら、
それもまた「必要な行為」だと想う。
帰りのタクシーの中で、銀朱様に見たものと感覚を報告する。
そこまでが私の仕事。
そこでやっと、緊張の糸が・・ほどけていく。
「・・パーフェクトだ。1つも注文つけるところはない。
ってところで、飲みなおすか!!」
「え、ダイエット中なんですが。。。」
「寿司くいてーーー!」
「もうやってるとこ、ありませんよ・・(汗)」
「いいから付き合え!俺は飲みたりん!!」
途中でタクシーを飛び降りる銀朱様にため息をつきながら、
私は3次会に突入した。
しかし・・・体重が減らない主原因。
この、2次会、3次会なんじゃないかと、マジメにおもっている・・。