「おいで」
優しい言い方で手を伸ばされた、水曜日の夜。
懐いた犬のように、鼻歌を歌いながら、にじり寄ると。
そこには悲劇が待っていた。
「いやぁぁぁぁぁぁぁ(じたばたじたばた)」
有無を言わせず、わき腹の肉を掴まれる!
「ここにも、ここにも、ここにも、ここにも、肉があるじゃねぇか!!」
わき腹。
おなか。
背中。
お尻。
二の腕。
「ないぺた」な胸は掴まず、肉がある所から掴んでいく。
「この肉が、この肉が!!!胸よりあるじゃねぇか!!」
「ひぃいぃぃぃいい!!」
半泣きになりながら必死に逃げ惑う私。
何とか、そのてから逃げて、部屋の隅っこの方からソファの銀朱様を見る。
「・・・いじめない・・・?いじめない?(涙目)」
「おいで」
その言葉を信じて、近づくと。
また、わき腹を掴まれる。
「ぎゃーーー!いじめないっていったじゃないですかーー!」
「俺は同意してない。大体、この肉が、この肉が悪い!!
大体、俺の好みはスレンダー。
お前、コロッコロじゃねぇか!!ちくしょぉぉぉおーー!」
腹が捩れるくらいに、強制的に笑わせられた後。
また、部屋の端っこに逃げる。
それを繰り返すこと、5回。
涙を撒き散らせながら、笑い疲れてぐったりとした私の頭を撫ぜて。
満足そうに銀朱様は、そっと笑う。
「そんでも、お前なんだよなぁ・・。
丸くても、四角くても。
俺はお前がいいんだよなぁ・・
フッフッフ・・・お前がきゅっとしまったら、科学力で胸を大きくしてやろう
ないぺただけは、変わらんからな」
銀朱様の紫の上計画。。。。
う、うまくいくんだろうか・・・(汗)
<番外>
銀朱:「おい。お前、乗れ。体重計」
朱華:「・・はい(のし)」
銀朱:「・・・お前、5キロも減って・・(涙目)」
朱華:「(こっそり、人差し指で棚につかまっている)ふえ・・?」
銀朱:「おのれーーーーーーーーーー!!超くすぐりの刑に処する!!(超怒)」
朱華:「ぎゃーーははははははは、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
銀朱:「明日から、俺がカロリー計算してやる!おぼえておけ!」
こうして、休日の夜は更けていくのでした・・。