もちろんさぁ、幸せは降ってくんだよ。でもな、そればっかりじゃあねぇってこともいいたいんだよ。
先日叔父貴がなくなって、そのお通夜の準備をするのに叔父貴のうちにいった時だった。22日の日曜日の朝の話。
金曜日から、土曜日の昼にかけて徹夜で寝ずの番をしたので(線香を切らせてはいけないから)、土曜日は自宅に帰ってたから、日曜日は自宅から荷物を持って叔父貴の家に向かったのさ。
22日の朝、起きたらもうねぇ、渋谷は土砂降り。悲しみに暮れてるんだから雨っていうのはわかるけど、そこまでバケツひっくり返したような雨を降らせなくてもいいんだよっ!と思いながら支度をして家を出た。
憂鬱な気分で向かったんだ。
そして、叔父貴の家のある最寄りの駅に着くと雨はやんでいた。ていうか、全く降った形跡がない。なんで俺の家の方だけぇ〜っ!どんだけビシャビシャになったと思ってんのぉっ!他の人全く濡れてないから、俺だけ独り汗だくみたいな感じになっちゃってるよっ!
まぁ、気を取り直して叔父貴の家へ徒歩で向かう。
着いた(早くて文句を言われる筋合いは無いぞ(笑))。
まだ、親戚の人々も到着してなくてさ、いるのは祖母と、母だけ。ありゃぁ、早く着き過ぎたかぁと思った矢先、母が「こんな早く来なくてもいいのに…」と。だ〜か〜ら〜、早く着いて文句いわれるってどういう事ぉっ?まぁ、文句ではないんだけどな(笑)。
で、あんまり早くてする事もなかったから煙草を吸いに外へ出た。なぜなら、数十人集まる身内、親族の中で煙草を吸うのは俺だけ。なので肩身が狭い。
しかし、吸えるってことは幸せな事だと思って満喫していた。
「ポツン」
冷たいもんが頭に落ちたんだよ。
ゲッ!もう雨降るのぉ!? 今タバコ吸い始めたばっかりだよっ!俺これでも晴れ男だぞっ!俺が現場に行くとどっピーカンに晴れて、撮影の時にカメラマンに怒られる位、晴れ男なんだぞ?なのに吸い始めてもう雨ですかぁっ、このヤローッ!徳永英明ヨロシク、レイニーブルーになっちまうよっ!
あれ???おかしいなぁ、続いてこない、雨。
まぁ、これでしっかり煙草が吸える。やっぱ俺って最強の晴れ男じゃーん(笑)。
吸い終わってふと視線が左へむかったんだ。すると自分の肩が目に入るんだ。そこには黒地のTシャツなのに、黄色い模様が…。なんだこれ?こんなもんあったかなぁ? 右を見てみた。こちらの肩にも黄色い模様が。しかもこの二つ模様っていうよりは何かインクがはねた感じに飛沫状になっていた。
その刹那、自分の頭をキラメキが走る!手が自然と頭を触る。そしてその手には黄色いインク状のものがついた。
もしや、さっき雨だと思ったものは雨ではなく、そして上にはインクが落ちてくる状況では無いとすると…。その瞬間、鳥が飛び立つ羽音が聞こえた。
そんな自然の恵みはいらねーよっ!イヤァ、運がつきましたねぇって、うまくねーよっ!運はウンでもウン○だろうが〜っ!って、おい、これから厳粛な式に出るんだぞ?そんな時にこんな仕打ちってあるかぁっ!髪型バッチリ決めて来たんだぞ!それが違う天然整髪料つけてどーすんだよっ!さっき道ばた落ちてた犬のウン○を危うく踏みそうになって避けた自分を誉めたばっかりだよっ、おいっ!結局ウン○がついちまってんじゃねーかっ!
独り早く着いた時間は自分の頭の洗濯と、Tシャツの洗濯の時間に消えちまった。しかも1枚しか洗濯物が無いから手洗いで。
レイニーブルーの方が気分的にまだマシだった(涙)。徳永英明ゴメン。
天から降ってくるものは幸せだけとは限らない…。
はい、そんな悲しい雨降りの想い出は徳永英明さんの歌でも聞いて洗い流そう。
レイニーブルー
