巡礼の旅...

こんにちは!
なぜか、ここ数日いきなり暑くなりました~、身体がついてゆかぬ!(==;)

今日は雨!の予報でしたが、今日は降らない、降ったら降っただ!と、開き直り...
洗濯物を干しておきましたら、なんとか雨は降らずに、ちゃんと干せていました。 
良かったぁ~!^^

そして、昨日はですね、お知り合いが、スペインの「カミーノ巡礼」から帰ってきたので
お話を聞いてきました。

本来は、フランスからスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂を目指して
歩くものらしく...私のお知り合いはスペインの途中から歩くコースだったらしいですが

それでも350キロ以上(大体、東京から名古屋まで位だそう...)を
3週間位かけて歩く旅の予定、

炎天下というか情熱のスペインですよ、最高気温は42度位までになったそうですが、
湿度が低い為、暑さこそはそれほど感じ無かったらしいのですが、

肩に食い込む重い荷物を背負い、歩き続ける事は精神的にも極限に
近くなるそうで...

その道は「人生の縮図」とも呼ばれるそうですが、
要所要所に大きな立派なゴミ箱が設置されているそうです。

要は、誰もが「捨てる」旅になるのだそうです。
念の為、予備の為に持ってきたものなど、最低限の必要物以外、全部捨て、

終いには家の鍵も、帰ればマスターキーがあるじゃないか、「捨てよう!」とさえ
思ったそうな... その荷の重さは自分の内部の捨てきれていない物の重さでもあるそうです。

歩くスピードや、他の何もかもに、自分の生きる癖のようなもの、
なぜそこで(過去)息を抜くが出来なかったのか、なぜ、人に合わせてばかりいたのか...、
を、嫌でも見せられるのだそう、そして自分の歩みに跳ね返る...。

世界中から人が集まってくる、それもほとんど失業者ばかりだったそうで、
確かにその知り合いの彼女も、もちろん失業者^^;

言葉は、片言の英語と身振り手振りで、結構伝わるのだそう^^
その巡礼の道の上(空)には、銀河が流れていて心身が浄化される、というものらしく、
黙々と歩きながら何かしらの奇跡を感じるのだそうです。

目的地に着いたら感動すると思っていたのに、聖堂が見えてきた時に思ったのは、
「ようやく荷物を降ろせる、座れる...なんとか帰れる...」だったそうな^^

帰りの飛行機に間に合うように歩かねばならぬ、
巡礼者は多くいるので、専用の宿泊所?争いでもあるそうで、
早く宿泊地に着いたもの勝ち、無ければ夜中も歩いて次の宿泊所へ向かわねば
ならぬそう...。

ちゃんとしたホテルではありませんし、外国ですし、ベットに(床シラミ)防止の
ビニールシートを敷いてシュラフを敷いて、いろいろ工夫して寝るらしく^^;

聞いてる分には良いですが、私などには、絶対無理なバックパッカー旅、
が、そんな苦行も、やはりその地に縁のある者、呼ばれる者、その聖なる波長に
合う者しか行けない、そんなものなのかもしれません。

それでも、また必ず行きたいらしく、お金を貯める為に、
「就活を真剣にがんばる!」と、言っておりました。
すっかり苦行に魅せられた女性がここに一人誕生^^;

旅の影響で足の親指にトラブル発生、包帯でサンダルしか履けない状態、
爪が生え変わるまでは月単位、
「おや?そのサンダルでスーツ着て面接に行くのかい?^^」

でも、目的を持つ事は、やはりすばらしい事ですね!
「自分が変わったと思う?」「何が、とは分からないけれど、変わったと思う」
と、言っておりました。

息詰まった時、どんな形であれ考えるより、好きな方向へ動いてみる事、
そこに、必要な答えと道は開けているものです。

茶道の懐紙を持って行き、「ジャパニーズ、ハッピーアイテム!」的な事を言って
お世話になった人に「折鶴」をプレゼントすると、目を丸くして、
ものすごく喜ばれたそうです。

熊野古道とも提携しているらしく、興味のある人は、
調べてみると良いかもですね^^

「巡礼の旅...」良い響きですね、
ええ、私は迷わずバスか車で移動します(笑)