
昔1日30分くらいを創造時間にしようと試みた
『ぽっと思いついた物語り』日記です。そのうち削除されそうなので、指摘されまくった誤字でもポツポツ直しながら、こっちに移植して来ようと思います。丁度クリクマス風だったので、まずはコレ。
考えて書いているのではなく、出て来るままにタイプしてただけなので、いいかげんな、なぐり書きなんですが〜〜、今はまだ、出て来てた生の状態のままで残そうかな。
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ロッテがドアを開けると、雪だるまのような男が、
にっこりしながらそこに立っていた。
「やあ」
「待っていたわ」
男は袋を広げると、そこには
蕾のバラと、蝶になる さなぎが入っていた。
「私の番なのね」
「そうさ、君の番だ」
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ロッテは働き者の女だった。
小さな頃から貧しい家で、父も母も死に別れ、幼い弟妹たちを養うために
働いても、働いても、その日食べていくのがやっとで、
口紅も、美しい服も無縁の暮しだった
彼女の手は荒れ、年よりもずっと老けて見えていた。
つい一月程前、彼女の友人の娘の結婚式のことだ。
ロッテは、みすぼらしいながらも、清潔な服で
プレゼントには弟妹たちと山で摘んだ大きな花束を持って出かけた。
友人の家に行く途中で、ひとりの年老いた老婆が
枝に太陽と星の模様のついた杖を持って歩いているのに出会った。
ロッテは道すがら、今日の結婚式のことや、
自分はとても結婚なんて考えられないことを話した。
「幸福はきっと私の家の前を素通りしていくんだわ」
老婆は少し目をつむって……杖の枝を胸にあて、こう言った。
「安心おし、お前には星の使いが、新しい運命を運んで来るよ
いつかは判らないが、それまで家の中の小さな幸福を探しながら待っててごらん
きっと次はお前の番だよ」
その日、ロッテは花嫁のブーケをもらい
「ああ、ここにひとつ幸福を見つけたわ」とつぶやいた。
彼女はその花を、星の使いを招待するために、
殺風景な彼女の家の窓際に飾った。もちろん、本当のところ、
彼女は星の使いなんて信じていなかったのだが……。
翌日、ロッテは小さな弟が川辺でケガをしたことを
「ああ、大きなケガではなくて良かった。ここにひとつ幸福を見つけたわ」
と喜んだ。
そんな風に彼女は小さな幸福をいくつも、いくつも見つけていった。
ある晩、満点の星空と、昼に摘んで来た窓辺に飾られた花を見て思った。
「私には、小さいけれど、沢山の幸福があることを知ったわ、
星の使いはもうとっくに来ていたのかも知れないわね
もしかしたら、私は王様よりも幸福なのかもしれない。」
するとその時、チリンと小さく鈴の鳴る音がして、ロッテはドアの前に行った。
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「やあ」……
「本当のことを言えば、ぼくは君の家まで何年間もの間来てたよ、
でも、君は忙しすぎて、ぼくのことに気がついてくれなかったんだ」
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翌朝起きると、昨日の晩のことは夢のようにも思えたが、
テーブルの上のコップに生けられたバラが開き、家の中を蝶が飛んでいた。
そして、今、目の前にいる、私のいとこと名のる美しい立派な青年が
立派な車を家の前に待たせて、一緒に来るように言っていることの
ほうが夢のように感じられた。
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