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プロの占い師が集う[占いブログ]

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[物語]どうしてもできないの 2003.2.18

2005-12-19

c5699939.jpg 昔書きなぐったものを整理していると、物語といっても物語じゃ無いのが多いんですよね、マ、いっか。新しいのを書く気分がまだ来ないので、絵は追加で付けました。
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ゆうた君は忘れ物の名人、
いつも先生とママにしかられます。
ママは言います。「どうして前の日に揃えておかないの?」
「ちゃんと揃えてるよう」
「ちゃんしてないから、忘れるんでしょう?」
「がんばって忘れないようにしてるんだよぅ」
ゆうた君はもう、泣きべそをかいてます。

「がんばってたら、できるはずでしょう」
「がんばっても………忘れちゃうんだよぅ」
「もっと気をつければいいのよ」
「でもね、気をつけてるんだけど、ついうっかり、揃え忘れてたり、
 持っていく時に忘れちゃうんだ……」
「トニカク! 気をつけるしかないのよ」
「いっしょうけんめい気をつけてるのにい!
 ……でも、ランドセルの中見ると入ってなんだよ〜」
「………」

「ママは……がんばっても、がんばっても、がんばっても
できないこと……ないのかよぉ!?ウァ〜〜〜〜ン」
ママは少し困ってしまいました。

ママも本当は小さい頃、お寝坊でお母さんに沢山しかられたんです。
そうです、小さい時、一生懸命早く起きれるように、
がんばっても、がんばっても、がんばっても
目覚まし時計3つもかけて、早くねるようにしてがんばったけど
なかなかできなかったんです。

しばらくして、ママは思い出して言いました。

「そうだね、ママも、がんばっても、がんばっても、がんばっても
できなかったこと……あったね。お寝坊でお母さんに沢山しかられたなあ。
一生懸命がんばってること、なかなかわかってはもらえなかったね。

でもね、確かにがんばって精一杯やってたんだよね。
そうか、ゆう君もがんばってるんだね。がんばってたら、
今はできなくても、いつかできるようになってるもんね。
お母さんも、気が付いたら早起きできるようになってたよ。」
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
ちょっと難しいなあ。
子供って、子供なりに、おねしょとか、忘れ物とか、寝坊とか、
すっごい気にして、最大限努力して、頑張っているんだけど、
結果できていないことで、大人は「がんばればできるハズ」とか
「気をつければできるハズ」って言うんだ。
でも、子供にしたら、もう頑張りようがないほど
頑張っていたりするのに、もっともっとがんばれ、
出来てないのは、がんばってないからだ……みたいな事言われて
こういう時、子供が言っている事って、口ごたえに聞こえるけど、
何を伝えたいのかな?って耳を傾けると
「ぼく、一生懸命やってるんだよ」(それをわかって欲しいんだ)。
そういうふうに聞こえる……そう聞こえたら、親の応答も違うものに
なるんじゃないかなと、……とう言う事を書きたかったんだけど、
ちょっと難しかった。

2003.2.18
 
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Posted by jill 21:33:56Comments(0)TrackBack(0)

[物語]雪の絵 2003.6.10

2005-12-15

f68557a8.jpg
 これは物語じゃ無いんだけど……文字だけしか無いのも芸が無いので、追加で絵を付けました。
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手のひらが熱い……。
開いた手に、ホワホワとした温かいものが降って来て
それは、とても優しい光を放っている。
7色の……虹の色の光。

手の中をのぞき込むと、その光の中に
あたり一面雪に覆われた、まっ白な世界が広がる。
雪の中には赤いコートにミトンの手袋をした
見るからに昔はよく田舎にいた風の少女と
……うさぎ
雪の上に点々と少女とうさぎの足跡が見える。

そうだ、これはいつかの物語の冒頭のシーンだ。
でも、その物語は忘れてしまいなさい。
新しいお話を逃してしまわないように……。

少女はうさぎをトカトカと追いかける。
点々の足跡は何か模様のようだ。
まるで、雪の上にあるナスカの地上絵のように
不思議な面白い形を作っている。
少女は雪に溝を掘る遊びを始めて
それも何かの絵の一部になっているが
大きすぎて、何を描いているのか、よくわからない。

ふう、と深呼吸し、バタンと溝の上に
仰向けになって倒れ込み、そのまま空を見つめる。
シンとした……まっ白な世界……霞がかった、淡い世界。
そこに横たわり、くつろぐ。

いいんだ。この絵は大きいんだ。何も急いで描く必要はない。
少女はまた掘り始め、指先に何か埋まっているものを見つける。
黄色いみかん、3つ……7色のひとつだ。
少女は、ひとつ食べ、残りはポケットに突っ込んだ。
それからまた、掘り進める。 どっちの方へ? お好きな方へ。
それは蟻の巣のようにも見える。
すでにいくつかの模様は仕上がり、
それは、何か意味をなし、一定の法則が備わっている。
絵の鷹(コンドル?)はすでに飛出し、空をまわっていた。

何を描いているのか、少女が知る必要は無い。
ただ、私がそれを知りたいと思っている……それだけのこと。
少女は何を描いているのか、知らない。
でも、「誇りをもって」それは大きな大切な仕事だ。
少女は、ただ黙々と溝を掘る。

2003.6.10

Posted by jill 19:09:03Comments(0)TrackBack(0)

[物語]星の使い 2003,2,1

2005-12-14

8966fb4e.jpg
 昔1日30分くらいを創造時間にしようと試みた『ぽっと思いついた物語り』日記です。そのうち削除されそうなので、指摘されまくった誤字でもポツポツ直しながら、こっちに移植して来ようと思います。丁度クリクマス風だったので、まずはコレ。
 考えて書いているのではなく、出て来るままにタイプしてただけなので、いいかげんな、なぐり書きなんですが〜〜、今はまだ、出て来てた生の状態のままで残そうかな。
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ロッテがドアを開けると、雪だるまのような男が、
にっこりしながらそこに立っていた。
「やあ」
「待っていたわ」
男は袋を広げると、そこには
蕾のバラと、蝶になる さなぎが入っていた。
「私の番なのね」
「そうさ、君の番だ」
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ロッテは働き者の女だった。
小さな頃から貧しい家で、父も母も死に別れ、幼い弟妹たちを養うために
働いても、働いても、その日食べていくのがやっとで、
口紅も、美しい服も無縁の暮しだった
彼女の手は荒れ、年よりもずっと老けて見えていた。

つい一月程前、彼女の友人の娘の結婚式のことだ。
ロッテは、みすぼらしいながらも、清潔な服で
プレゼントには弟妹たちと山で摘んだ大きな花束を持って出かけた。
友人の家に行く途中で、ひとりの年老いた老婆が
枝に太陽と星の模様のついた杖を持って歩いているのに出会った。
ロッテは道すがら、今日の結婚式のことや、
自分はとても結婚なんて考えられないことを話した。
「幸福はきっと私の家の前を素通りしていくんだわ」
老婆は少し目をつむって……杖の枝を胸にあて、こう言った。
「安心おし、お前には星の使いが、新しい運命を運んで来るよ
いつかは判らないが、それまで家の中の小さな幸福を探しながら待っててごらん
きっと次はお前の番だよ」

その日、ロッテは花嫁のブーケをもらい
「ああ、ここにひとつ幸福を見つけたわ」とつぶやいた。
彼女はその花を、星の使いを招待するために、
殺風景な彼女の家の窓際に飾った。もちろん、本当のところ、
彼女は星の使いなんて信じていなかったのだが……。
翌日、ロッテは小さな弟が川辺でケガをしたことを
「ああ、大きなケガではなくて良かった。ここにひとつ幸福を見つけたわ」
と喜んだ。
そんな風に彼女は小さな幸福をいくつも、いくつも見つけていった。
ある晩、満点の星空と、昼に摘んで来た窓辺に飾られた花を見て思った。
「私には、小さいけれど、沢山の幸福があることを知ったわ、
星の使いはもうとっくに来ていたのかも知れないわね
もしかしたら、私は王様よりも幸福なのかもしれない。」
するとその時、チリンと小さく鈴の鳴る音がして、ロッテはドアの前に行った。
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「やあ」……
「本当のことを言えば、ぼくは君の家まで何年間もの間来てたよ、
でも、君は忙しすぎて、ぼくのことに気がついてくれなかったんだ」
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翌朝起きると、昨日の晩のことは夢のようにも思えたが、
テーブルの上のコップに生けられたバラが開き、家の中を蝶が飛んでいた。
そして、今、目の前にいる、私のいとこと名のる美しい立派な青年が
立派な車を家の前に待たせて、一緒に来るように言っていることの
ほうが夢のように感じられた。
 
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Posted by jill 19:21:52Comments(0)TrackBack(0)

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