時代小説作家のY氏が直木賞に輝いたのは現在の奥さんと再婚されてからで
確か50歳ぐらいだったと記憶しています。
それまでは
小説なんて書いた事さえ無かったらしいのです。
氏が小説家で身を立てるまでは
事業の失敗?とかで多額の負債を抱え(確か一億!?)
昼間の仕事を終えて帰宅してから
さっさと小説の執筆に取り掛かるというハードな日々。
一章節書き終えると即奥さんに読んで貰って
感想を聞いたそうです。
「これ凄く面白い!この続きはどうなるの?早く続きが読みたい!」
奥さんが目を輝かせて言うその言葉を聞き
俄然!執筆意欲が高まった!という事です。
氏は、何年か前の直木賞受賞後に
「女房のお陰なんですよ!」と話していましたが
素人なんかに何がわかるか、等という
うがった考えを持っていなかったのですね。
専門的な事は全くしらない門外漢だからこそ、
かえってその良し悪しがよく判る、と言われている所以ですね。
小説家に限らず
自説や持論、自分の仕事には自信がなければ
仕事も楽しめず成果も上がらないでしょうけど
専門以外の方や家族などの何気ない言葉や感想から
重要なヒントや力がいただけたりもするのですね。