卯月の花見と花祭り

143565.jpg4月、新年度。入学、入社、桜も満開を迎え爛漫の季節となりました。

ここでちょっと桜のお話と花祭りをお勉強しましたので書いておきます。

4月の別名は卯月 

旧暦では「卯の花の咲く月」が語源といわれています。

日本で桜といえば、ヤマザクラ

春と豊穣の女神・コノハナサクヤヒメの化身。
「サクラ」は「サクヤ」が変化したもの。
桜の「さ」は田の神 「くら」は神のいる場所

花見のスタイルの元

人々が豊作を祈りながら、桜の木の下で神との会食である「直会」(なおらい)を行った。

桜の咲き具合でその年の作柄の吉凶を占った。
田の神様を迎え桜の木の下で豊作祈願を行う。

今私たちが見る桜の大半はソメイヨシノ。600種を超える種類がある。

花祭り

4月8日はお釈迦様の誕生日
お釈迦の誕生を祝う会でお寺・仏教系の幼稚園や小学校で稚児行列や甘茶が振舞われたりする。

伝説では、お釈迦様は生まれるとすぐに7歩歩き、右手に天を、左手で地を指し「天上天下唯我独尊」と発した、これに歓喜した9つの竜(九頭竜)が甘露の雨を降らせ産湯にしたという。

この伝説に従い、お寺で仏様にかけた甘茶をいただいて帰り、飲むと無病息災、
甘茶で摺った墨で習字をすると字が上達すると言われた。

明治以降、新暦4月8日は花のシーズンでもあるのでそう呼ばれるようになった。

我が家の桜 扇子:京都市中京区 宮脇買扇庵 作