今月は神無月(かんなづき)

早いものでもうあっという間の10月! ここでこの「神無月(かんなづき)」と「紅葉狩り」の由来を復習を兼ね勉強しましたので書き留めておきます。

神無月(かんなづき)

由来は諸説あります。 一番有名なのは11月に行われる「新嘗祭」(にいなめさい)の為に新酒を醸造する月という意味の「醸成月」(かみなしづき)が転じたと言う節。

しかし、よく知られているのは日本中の神様が出雲に出かけて不在になる為「神無し月」と呼ばれる節でしょう。

えびす講は、この節に由来する行事。出雲に全国の神様たちが出かけている間、留守を預かる「留守神」がえびすさまでした。 そのひとりぼっちのえびす様をお慰めするためにえびす講が始まったとのこと。

「講」とは魂を供養する「法要」と同じ意味。

えびす講は流れとともに内容が変化して豊魚を願う祭礼となった。 (えびす様の像が釣り竿や鯛を持っている)

海の神様から商いの神様の要素が加わったのは日本に市が立つようになった中世以降。

えびす様は市場の神様と信仰され七福神の一人と数えられるようになり商売繁盛の性格を持つことになった。

紅葉狩り

落葉樹が鮮やかに色づき全国の野山では紅葉狩りが楽しまれます。 「狩る」=「野山に捜し求めること」を意味します。

秋の紅葉狩りは、春の花見とともに古くから人々の心を潤す大切な行楽行事。

紅葉を楽しむ習慣は奈良時代から始まったと言われ平安時代は貴族たちが紅葉を愛でながら宴を催し、和歌を詠んだ。

江戸時代になると一般の人々も弁当を持参して野山の美しい紅葉を楽しんだ。

ここに来て秋の気配がしてきましたね♪~行楽やスポーツのシーズン、、そして秋の味覚、、☆♪~ 楽しみながらこの秋の夜長をお過ごしくださいね~☆

※写真はこの時期になると我が自宅で眺めている 京都「宮脇賣扇庵」の紅葉飾り扇子。