流れゆく時の影響で仕方ないかもしれませんが、10年ほど前からお世話になって
いた寺院が、近々閉鎖される事となりました。その理由は、現在の住職が高齢となり、
後継者がいない事が原因なのですが、ここ最近はこんな話を立て続けに耳にします。
そして私の元へも今までに数件、当院の後継者に・・・とのお問い合わせを頂きました
が、私が抱えているご本尊は大聖歓喜天と称されるお方で、作法も厳しく、供養の
回数も多い為に、とても他の寺院を兼業する事は出来ないのです・・・。
また、私が毎月28日と1日にお世話になっているお不動様も、そこのご住職様が既に
70歳を過ぎている事から、誰か私の後に供養出来る方はおられませんか?と、何度か
お願いされましたが、ここでもやはりいいお返事を出来ていないのが現状です・・・。
ちなみに現在この不動院を管理しているご住職は、今で三代目なのですが、以前の
住職は東京に移そうと考え、実際に現在本殿にお祭りされてある不動明王様を東京に
まで運んだことがあるそうです。
しかしその地の氣が合わなかったのか、それとも何か別の理由があったのか解りませ
んが、先代の住職を含め、周囲の関係者全員が原因不明のトラブルに巻き込まれてしま
い、結局は現在の場所に戻ってきたそうです。これを霊的な面での鑑かたをすると、
抜魂の作法をしていない、もしくはそれが不完全であった事が濃厚なのですが、あ
まり触れて欲しくない過去との事ですので、これ以上の真相は確かめていません。
これに似た様な話はこの世界につきものですが、これはお寺だけの話ではなく、仏壇や
仏像、神棚やお墓など、霊的力が関係している物をどこかへ移す際には、必ず抜魂の
作法を施さなければならない決まりがあります。この作法を怠ると、穏やかな観音・菩
薩・如来系であっても、何らかの障りが訪れるとされていますので、滅多にいないと
は思いますが、天部や明王系の仏像を個人お祭りされてある場合は、くれぐれも引っ
越しされる時にはご注意下さい。必ず僧侶や神官を招き、移動前の作法(抜魂)を施し
ていただかなければなりません。
ただし、抜魂の作法の反対である入魂の作法。つまり開眼供養を行った物に限りますので、
開眼作法していない物を動かす場合は、遠方であっても、海外であっても、どれだけ頻
繁に移動させても問題はありません。
過去に私も修学旅行で、仁王像をお土産で買った思い出がありますが、1000円前後
の物ですのでありえない事ですが、もしこれに開眼作法が施されていれば、さぞかし
恐怖だった事でしょう・・・。ちなみに仁王像にも、なんとか天やなんとか菩薩とは書か
れていませんが、天部の神様に当たり、七福神などは七体全てが天部の神様に分類分
けされています。
話を戻し、仏像や神具に開眼作法を施せば、わざわざ参拝に出かけなくても、自宅で
作法をする事により、神社や寺院に参拝した事と同等の加護や福徳を得られます。
確かにこれは素晴らしい事ではありますが、良い事に裏には必ずデメリットが存在
するのが世の常です。
それはどんなに体調が悪くても、どんなに忙しくても、決められた日時には作法をし
なければならないと言う義務が生じるからなのです。この義務を怠ると、何からの障
りを受ける事になりますので、仮に貴方が病氣で倒れた場合、誰かがその変わりを努
めなければいけません。他の家族で交代で出来るのあればいいのですが、価値観の違
いなどもあり、きっとこのあたりは難しい事でしょう・・・。
となると・・・やはり自分の都合の良い時に参拝が出来、体調が悪い時や、氣分が乗ら
ない時には行かなくても済む、現在の状況が最もベストと言えますので、今後も吉方位
参拝やお水取りに取り組み、デメリットの無い方法で運氣を上げて行きましょう。
これが真の意味での「無難」です。