玉への想いをはせて(出光美術館に行く)

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読みは『たま』でなく『ぎょく』である。
だからと言って、将棋の駒の王将ではない。
玉とは、中国の方が昔から愛している
『ヒスイ』のことである。

現在、東京の出光美術館にて 
http://www.idemitsu.co.jp/museum/
青磁の美−秘色の探求−という展覧会が開催されている。

土曜日、私はその展覧会を見に行った。

青磁? そう今回は絵ではなく、焼物の展覧会だ。

私は芸大での専攻は陶磁器。現在も作陶は続けているので
こういうものは、必ず見に行くのだ。

今回はヒスイ(ジェード)というパワーストーンに興味のある方は
見に行ったら、おもしろいかなと思い紹介している。
中国の青磁ってもともと、ヒスイの色を真似ようと作られているので。

私は、中国の方が青磁を作ることで、この石にどれだけ思い入れを
持っているかが感じ取れて、石への接し方を考えるのによかった。

実際、青磁だけでなく、玉のほうも少しだけ展示してあり
昔、宝物とされていたものが観れる。それの美しいこと。
青磁も造形的にきれいで、おもしろい。
まあまあの展覧会である。

お時間のある方は足を運んでみてください。
展示がつまらなくても、ここは眺めが最高。皇居が一望できる。
それだけでもいい感じなので。よかったら☆

ちなみに現場は、五十以上の年齢のお客様ばかり。
若輩者の私は浮いていた…(^^: