器の中の結界・魔よけ☆

26616.jpg今日は、結界・魔よけなど
シンボル好きな方への豆知識^^

ある縁があって、うちには
出光美術館のタダ券が手に入る。
昨日も券があり、見にいった。
やっていたのは「志野と織部」展
器の企画展だ。

私にとっては関東に来るまで、美濃に近い瀬戸で
作陶をしていたので、とても身近な作品群であった。

志野は長石を主とした白いざっくりとした器、
織部は銅を発色材とした深い緑の器である。

皆さまも上の写真をみれば、ああこの手の器かと
一度は見たことがあるだろう。

ところで…この器群には鉄絵という絵付けがされている。
こげ茶色の民芸チックな絵柄がついてる、それである。

これ、じつは「魔よけ」や「結界」のシンボルなのである。
器に邪が入らないよう呪術がかけられいるのだ。

え〜!?と思われるかもしれない。
でも昔の人は身近にこういうことをしていた。

例えば…
アミアミ模様の「籠・籠目」は六芒星の集合である。
「橋」の絵はあの世とこの世の架け橋。結界の意もある。
鳴子や瓢箪が吊るしてある「吊るし」という絵は
神社のしめ縄に垂れ下がっているものと同じ効果がある。

この展覧会はもう今日で終わってしまったけれど…
もし織部、志野の器を見たとき、そんな意味があるのを
スピリチュアル好きな方にはチェックしてほしいな^^

器に限らず、昔の風俗画にも結構、描かれている
このシンボル、是非、機会があればみてください☆
^^