実家の猫の命がつきた。
中学の時から大学に行くまで
そして再び戻り、結婚するまで
ずっと一緒だった猫。
決して人間を疑わない素晴らしい猫だった。
今年の6月、食欲が無くなり病院へ。
腎不全が発覚した。
それから2、3日に一度の点滴生活。
余命1ヶ月と言われていたが
お盆に帰ったとき、痩せながらも生きててくれた。
「アオンッ」と声をかけてくれた。
それから私は「生きててくれてありがとね。」と声をかけ
「また一ヶ月後に来るね。」と言い再びの関東に帰った。
その言葉を覚えてくれていたらしい。
一か月経った先週の金曜日、
私が駆けつけた一時間半後に
息をひきとった。
「20年生きるといいね。」
3年前、他の猫からの攻撃の怪我で体調が悪くなった時、
母がそんなふうに声をかけていた。
するとだんだん傷が癒えて、少し衰えたけど再び元気になった。
今年で20年。ホントに生きてくれた。
「わかったよ。」なんて言えないかわりに
すべて姿で応えてくれた。
今は感謝でいっぱいの思いである。
そしてそんな素敵な生き方を見習っていきたいと感じている。
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