ペットの死

32755.jpg実家の猫の命がつきた。
中学の時から大学に行くまで
そして再び戻り、結婚するまで
ずっと一緒だった猫。

決して人間を疑わない素晴らしい猫だった。

今年の6月、食欲が無くなり病院へ。
腎不全が発覚した。
それから2、3日に一度の点滴生活。
余命1ヶ月と言われていたが

お盆に帰ったとき、痩せながらも生きててくれた。
「アオンッ」と声をかけてくれた。

それから私は「生きててくれてありがとね。」と声をかけ
「また一ヶ月後に来るね。」と言い再びの関東に帰った。

その言葉を覚えてくれていたらしい。

一か月経った先週の金曜日、
私が駆けつけた一時間半後に

息をひきとった。

「20年生きるといいね。」

3年前、他の猫からの攻撃の怪我で体調が悪くなった時、
母がそんなふうに声をかけていた。

するとだんだん傷が癒えて、少し衰えたけど再び元気になった。

今年で20年。ホントに生きてくれた。

「わかったよ。」なんて言えないかわりに
すべて姿で応えてくれた。

今は感謝でいっぱいの思いである。

そしてそんな素敵な生き方を見習っていきたいと感じている。