続から
死者は、自分の呼びかけにもまったく反応しない皆の姿をみて、次第に自分の死を理解し始めます。
何よりも決定的なのは飾られた自分の写真と、棺に横たわる自分の姿を目の辺りにするからです。
「そうか・・・自分は死んだのか・・・」と。確かに簡単に理解できるわけではありませんが、ほとんど私が出席したお通夜ではこのような光景が見られます。
私はこういう時には、死者と目が合わないようにする事が大事なので、非常に気を使います。
この時に死者が唯一目が合うのは、我々のように霊体が見える能力者しかいませんので、頼られるのを避ける為です。私の能力を知っている人関係の葬儀の場合には、死者がこれを今求めていますよや、あれを悔いていましたから、持ってきてあげるといいですよなどくらいは伝えてあげますが、場所が場所だけに出来るだけ控えるようにしています。
お通夜とお葬式のどちらの方が、霊体は強く動き回るかと言いますと、お通夜です。
お葬式の頃にはだいたい納得できているので、静かにしょげていますから。
考えてみますと、たまに事件で、自分が殺しておいて、何食わぬ顔で葬儀に参加している人が、後で分かったりしますが、これを当てはめて考えると、無茶で怖い話ですよね。
次回は、死者の魂はいつ頃あの世に上がるのか?変です。