2007-10-29
きつね憑き 1
これは私の中で、いろいろな意味で衝撃と恐怖を感じさせられたお話です。
よく動物霊について聞いた事があると思います。
その代表的な動物として、狐、猫、狸などが昔からよく言われます。
憑依現象の中でも、実際はこれらの動物霊が関与している場合が、実は多いのです。
またこれらの動物は、こっくりさんとかでも登場してくる動物でもあるのです。
低級霊と言われる反面、中には信じられないくらいの力を持った、きつね憑きもあります。
お稲荷様・・・お狐様・・・
動物霊の中でも、狐だけがなぜか神仏のように崇められているのか
それは、狐だけは九尾の狐で代表されるように、日本に限らず中国などにも恐ろしい力を持っているものも実際に居たからなのです。
今回のお話は、そのきつね憑きのお話なのです・・・・・・
続く
2007-10-27
亀田道場を見てきました
少しミーハーかも知れませんが、先日夜 見てきました!
私の家から意外と近いんですよ・・・
歩いて行ったくらいですから。
とても分りにくい場所にあるんですよね。
なかなか分からなくて・・・と思ってたら、シャッターにドーンとテレビで見た
あのマークがあり、自動ライトが発光しました!
さすがに警戒しているんですね?マスコミを・・・
葛飾から出て行ってしまうのかどうかという事なので、今回のツアーに向かいました。笑
テレビや新聞で見ない日がない!というくらいですから・・・今が旬ですよね。
少しミーハーネタですみませんでした。
2007-10-27
お通夜への出席
今日 昔からの知人のお婆ちゃんのお通夜に行ってきました。
以前にそのお婆ちゃんともお会いした事があったので、私の出来る事があればとの思いもあり出席しました。
その親族は物凄く団結力があり、また人数も多い・・・笑
しかしその人数がよくこれほどまとまりが良いのか驚いてしまうくらい・・・
その多くの親戚・・・私の事は皆さんもよく知っているので、最後にお婆ちゃんの最後の言葉・・・{死者の遺言}を聞いてあげ、伝えてあげました。
ピンポイントの遺言を、みんなに伝える事ができました。
お婆ちゃんの気持ちを伝えてあげると、本当に安心した顔をするんですね。
行ったかいがありました。
人のお通夜なのに、10時くらいまで居てしまいました。笑
暗さの微塵も感じない、とても良いお通夜だったと思います。
故人の望まれていた形でしたから・・・
残されたお爺ちゃんを励まして来れたのも良かったと思います。
私にできる事で、とても具体的なパターンではないかと思いました。
故人のご冥福を祈って・・・
2007-10-25
廃寺の中にいるものは・・怪23
「さあ・・・心を鎮めてください。そして胸の前で腕を交差するようにしてください。いいですか?」
「はい・・・お願いします。」
「清き心を取り戻し、悔い改める魂を、汝の足もとにお招き下さい。」
あ・・・りが・・と・・う・・・・
そう言い残して上昇しながら消えた。
最後の笑顔がとても印象的であった。
私は木下さんに、あの廃寺の管理をしている方に連絡を取ってもらい、中に入った。
そして床に転がるプラチナの指輪を発見した。
私はそれを拾い上げ、ぎゅっと握りしめた。
この指輪に込められた、彼女の気持ちが痛ましい・・・この指輪が彼女がご主人とつながっていると言う、最後の証だったのだろう・・・無念さが募る。
もちろんその指輪を、私は散歩するふりをして、彼女の家の塀際に、そっと埋めたのは言うまでもない。
その横で、小さな花が揺れていた・・・
完
2007-10-24
どなたか漫画家さんはいませんか?
以前も数人の漫画家さんが、ブログのお話を漫画化させてくださいと、お話をいただいたのですが、その時には生意気にもお断りしていたのですが、そろそろ・・・
書いていただける漫画家さんがいればお願いしたいなと思っていますので、もしこのブログをみましたら、御一報ください。
お願いします。
2007-10-24
ショック!!
私の事を書いてくれた、{恐怖体験 霊能者は語る}の出版社のあおば出版が倒産してしまいました。
大変良くしていただいていたので、少し悲しいです。
出版物の中にはサクラミステリーという本もあり、結構人気もあったんですがね。
出版業界って大変だと聞きましたが・・・
残念です。泣 泣
そこで慌てて本を買おうと思って調べたら、630円の本が、なんと1980円とかで売られていました・・・
これってプレミア???
びっくりしました。
この本をお持ちに方は、保存版ですよ。笑
2007-10-24
廃寺の中にいるものは・・怪22
遺書で残した手紙まで燃えてしまい、最後にしたためた気持ちを伝えられないまま悔しさを・・・継続してしまい、ご主人に会いに行ったらいつしか別の女性と再婚されてしまった・・・とは・・・
あまりにも空しすぎる結末・・・
でも・・・この女性の心は優しかったのだろう・・・復讐に行くことも可能だっただろう・・・その女性を呪う事も憑依する事も可能だっただろう。
しかしそれをせずに・・・あの寺の中に閉じこもった。
自殺をした事への後悔に呪われながら。
「貴方の悔しさは分ります。どうしますか?あの家を呪いますか?私は今回は止めません・・・少しご主人には同情出来ない部分もありますから・・・ね。」
「もう・・・もう良いんです・・・これ以上空しくなりたくない・・・と思っています。」
「諦めていいんですか?」
「ええ・・・薄情な男だったんです。あのまま生きていても・・・きっと同じ結末になったと思うんです。だから・・・」
「うん・・・よく決断できましたね。今の状態で苦しみ、悲しみに明け暮れているよりは、生まれ変わって笑顔を取り戻しましょう。」
「はい・・・これが・・・これが望みだった・・・だから来てもらいたかった。貴方に・・・井口さん・・・」
「はい・・・この井口はあなたに呼ばれました。しかし気持ち悪かったですね・・・吐かせて頂きました。あはは・・・」
「ごめんなさい・・・みなさんにも同じ苦しみを与えてしまったようで・・・本当にごめんなさい・・・」
「少し待っててください。今までの会話を、ここに居るみんなに説明して、貴方が誤っている事も伝えますから・・・みんなもすっきりするでしょうから・・・貴方の存在が悪霊のままでは忍びないですからね」
「あ・・・ありがとう・・・」
そうして私はかいつまみながら説明した。
「いま・・・ここにいらっしゃるんですか?」
誰ともなく聞いた。
「はい!この辺りですよ。」
私が指さした一角に向かい、一斉に手を合わせた・・・
「事情はお聞きしました。私たちは気にしていません・・・どうか楽しい生活に生まれ変わってくださる事をお祈りしています」
「うん・・・うなずいてくれているよ・・・涙も流している・・・」
「先生・・・お顔は?元に戻られたんですか?」
「いや・・・やけどはまだ治っていない・・・でも禍々しさが消えたから、やけどをしていても清らかな顔をしているよ」
「顔は元に戻るんですか?」
「ああ・・・成仏すれば治るさ・・・」
「良かった・・・それなら・・・笑顔で送れますね。」
私は悲しき女性に向きなおった。
「お聞きになりましたか?みんなあなたを送りたいそうです。良かったね。」
「相談相手もいなかった私にも、この世の最後になって・・・お友達が出来たのね。
もっと早くお友達がいたら・・・自殺なんかしなくて済んだのにね・・・暗いのね、私・・・」
「それももう終わりさ・・・店に行くつもりだったけど・・・貴方の気持ちを考えたら、この場であなたを解放して、浄化して上げた方がいいですね。」
「お願いします・・・ご迷惑をお掛けしました・・・ありがとう・・・みなさん」
「みんな・・・この一点に気持ちを込めてあげてくれないか?そう・・・ここ・・」
みんなが各々のスタイルで手を合わせた。
「あの・・・私を除去徐霊しないで頂けて、ありがとうございます。もう一つ・・・私が浄化された後、あの寺の中を見てください。渡井の結婚指輪が落ちている筈です・・・その指輪よ、あの家の塀際にそっと埋めていただきたいのです・・・いえ・・・呪う訳ではありませんからご心配なく・・・ただ結婚指輪を返したいと思っただけですから・・・」
そう言って今の彼女にとっての最大級の笑顔を作って微笑んだ。
「分りました・・・責任を持って・・それでは始めます・・・」
続く
2007-10-21
廃寺の中にいるものは・・怪21
「クッ!・・・キツイナ!」
ご主人は、この人が焼身自殺したと言うのに、今では再婚をして・・・そしてこの家を建て直し、夫婦として暮らしている。
「行き場がなくなるのも無理ないか・・・
この怨嗟の声は、誰に向けての言葉なのだ」
手から伝わる暑さと熱気・・・頭の中に響いてくる怨嗟の叫び・・・
「汝の叫びは誰に向けたものだ?」
シンクロが出来た・・・
「教えてください・・・汝の叫びは誰に?」
「主・・・主人に・・・む・・むけ・ている・・・」
「ご主人に・・・どうして欲しいのです?」
「わ・・たしが死んだ理由を・・・知って・・い・・るのか・・・知りたい・・・でも・・・い・・ま・はあきら・・めて・・いる・・・おん・・なが・・・すみこ・・・んできた・・・だんかい・・・で」
「確かに・・・言う事は分ります。気持も分ります。そしてそれをあきらめた時から貴方のこの世での地獄のような苦しみの地縛が始まったのですね・・・答えを聞けない・・・もどかしさから・・・」
私は同情した・・・
「でもあなたは何故・・・私たちにしたようにご主人に訴えかけなかったのです?」
「あ・・・愛して・・い・・る・から・」
はじめて怨嗟の叫び声が止まった・・・そしてその女性の顔から、涙がこぼれ落ち始めた。
「主人は・・・浮気をしていました。それを何度せめても答えてくれなかった。止めてもくれなかった・・・私は安定剤を飲み続けていましたが、主人は変わろうとしてくれなかった・・・だから・・・あの日・・・それを訴えたくて・・・手紙を残して・・・死にました。でも・・・あの火事でその手紙さえも焼けてしまうとは・・・考えもしなかった。私が馬鹿だったのですね・・・追いかけても・・・無駄な事を知っていながら・・・」
「手紙が・・・遺書だったんですね?」
「その中に気持ちを全部込めていたのに・・・何の意味もなくなってしまいました。
いつしか普通の会話状態まで、その女性の心は安定し始めていた・・・
続く
2007-10-20
廃寺の中にいるものは・・怪20
はたしてあの寺の中の怪奇な気の元凶は あの焼身自殺の女性なのだろうか。
確かに恐ろしいほどの呪う気持ちの強さは感じる・・・
しかし それだけで元凶になるのだろうか。
まだ私が気がつかない元凶があの寺の中にあるような気がする・・・
でも今はあの焼身自殺の家に向かい、霊体に話を聞いてみなければ話が進まない気がした。
そう考えながら歩いていた私は、唐突に足を止めた。
「ここ・・・ここで呼び止められた」
私は声の聞こえた1点を見つめて言った。
そこは例の焼身自殺の女性の家の、裏の塀の所であった。
「先生・・・実は・・・」
「なんですか?木下さん教えてください。」
「あ・・・はい。実は彼女はこの塀に中あたりで全身に灯油をかぶり、火をつけてそのまま何かを叫びながら家の中に飛び込んだそうなんです・・・」
「ここで灯油を・・・と言う事は、この場ですべてを決断した訳ですね。怨念もここが強い訳だ・・・」
それなら都合がいい・・・店の中では都合が悪かったから・・・ここなら
そう思い、塀に両手を当ててみた。
聞こえてくる・・・頭の中のずっと奥の方からかすかに聞こえる・・・女性の叫び声
発狂してしまっているような怨嗟の言葉を並べているようだ・・・
続く
2007-10-18
廃寺の中に居たものは・・怪19
やはりあの火災のあった家に行かなければ何にも解決しなかったのだ。
他の3人の霊体たちが、せめて静かに成仏してくれた事が救いだった。
でも・・・そう考えると、いったあの廃寺の中にあの人たちの霊が捕らわれていたのは・・・はじまりはどこからだ?
うーん・・・この火災で亡くなった人からか?
それではまだ新しすぎる・・・
ではいったいどこがスタートなのだ?
まだあの廃寺の中にその理由があるのだろうか?
そう頭の中でめまぐるしく自問自答している間に例の鳥居の下に来た。
「ここにまっすぐつながっている霊道。そしてその先に目指す家がある・・・行ってみよう。皆さんは少し私から離れてついてきてください。」
「はい・・・先生・・・でもあの家は今は建て直して、その当時のころを忘れようとしていますから・・・その・・・」
「分っていますよ、木下さん。あくまでも隠密にやります。あの家にも行きませんし・・・安心してください。」
木下さんの言いたい事は分っていた。
田舎の町で、変な言動や動きは、後々木下さんに迷惑が掛かってしまうので、はじめから隠密行動のつもりだった。
また都合のいい事に目指す家は、今はコンビニになっていて、買い物客としてどうどうと家の敷地内に入れるので、好都合であったから、無理をしなくても良いのであった。
「木下さん・・・ひとつだけ質問していいですか?」
「はい・・・何でしょうか?」
「この家の住人は、その当時の住人ですよね?そのまま・・・」
「はい!○○さんという方の家のままです。でも・・・ひとつだけ変わった事があります・・・」
「なんですか?それは」
「はい・・・再婚されて、奥さんが一人新しく加わりました。」
「!!再婚・・・ですか?それでか・・」
死者が成仏できずに近くに居る。
しかしその家にはほかの女性が住みついた。
「危険だな・・・そして強い想念の訳が分かった」
続く
2007-10-13
廃寺の中にいるものは・・怪 18
お堂の中に留まりながらも、外界に思いを伝える・・・多少厄介なタイプたちだ。
しかし・・・連れの女性に危険なるコンタクトを取ってきた以上危険であることは確かだった。
「○○○○ ○○○○」
お堂に扉の中に向かって、私の念気を送り込んだ。
それはイメージとしては 光 と思ってもらえればいいだろう・・・
真っ暗なお堂の中には居たたまれない光
「浄化されたし・・・留まる悲しき念強き霊たちよ・・・貴方達の本来の行き場所はここではない・・・今一度開きし天空天上の光を受け入れよ」
先ほどまで腐りかけた姿形だった霊たちが、人間だったころの面影を少しずつ取り戻しはじめた。
「さあ・・・心を取り戻し、今一度本来のあるべき姿に戻り、昇りなさい」
「あ・・・あり・・がと・・・う」
「苦しくない・・・辛くない・・・悲しくない・・・涙が出ない・・・ああ・・・」
その姿は次第に薄れ始めた・・・
その時だった!
一人の霊だけが薄まる姿から、次第にどす黒い姿形に戻った!
「私はいや!悔しい!そこをおどき!!」
そう言って私を押しのけ真っすぐに出て行った。
振り返った私が見たその先には、あの焼身自殺した家があった。
「やはり・・・あの人だけは、念が強すぎたか・・・」
振り返りじっとしている私に木下さんたちが話しかけてきた。
「井口先生!!大丈夫ですか?」
「うん・・・あの家の場所に向かおう」
私は家事のあった家を指差して言った。
続く
2007-10-09
無料相談コーナーではありませんので
今回は、本の中で知りたい質問疑問をお聞きしようと思い、ブログで載せましたが、だんだん損だん質問コーナー化していますので、ご注意ください。
あくまでもアンケートのような意味合いでお聞きしたのですから・・・
2007-10-08
昨日今日で、新潟に行ってきました
新潟のドクターの依頼で一泊で行ってきました。
良いホテルも取って頂き、大変有意義な仕事ができました。
霊に関する事は今回は一つだけで、あとは現実的な土地の事や建物の事などをアドバイスしてきました。
霊の一つだけは、一つの割に結構私も驚かれましたが・・・
日曜で休みの病院ないで、各部屋を見て回っていた時、事情のある場所にたどり着いた時、病院内で轟く 重いドアがしまる音がしたのです。
外鍵が掛かっていて、病院何には先生と私だけのはず・・・・が
「いるな・・・誘導している」
そういって無人の病院内を二人で音の場所を求めて歩き回りました。
やっとたどり着いた一つのドア・・・
そのドアの先にある部屋は、問題に関係する部屋であった。
ドアをそっと開け、閉める・・・
「バタン!!」
重く扉がしまる音だ・・・
他の扉もすべて試したが、みな軽い音だったが、このドアだけは違った。
この音の意味は、私に対してのアピールと言うよりも、見えないドクターに知らせるための音だったのだ・・・
しかしその霊は、悪い霊ではなかった。
ドクターに謝りたい気持ち一心で残っていた霊であったから、悪意はなくその後すぐに消えた。
しかし誰もいないはずの病院内で、ドアが開け閉めされたらさすがに私も腰を引きました。
場所が場所ですからね・・・・
でも今回の出張は、うまくいった旅でした!良かった〜
2007-10-08
いまさら聞けない霊の疑問を教えてください。
今本を打っていますが、その中でいい質問や疑問でしたら、本の中で説明させて頂きますので、いくつでも構いませんので教えてください。
おおく重なる質問の場合は、お答えしますから・・・
よろしく!!
2007-10-08
廃寺の中にいるものは・・怪17
腐臭漂う廃寺の中・・・
でも何故この中に閉じ込められるように居るのだろう。
まるで封印をされていて出れないかのように、じっとしている。
しかし吹き付けてくる気は、動いていないはずの彼女たちだが、気だけ近続いてくる・・・
襲いかかるような執念・・・
「このままでは浄化出来ないぞ・・・でもさっきの女の人は、この中に居る人の霊だと言う事は間違いないはずだ。出れないのに憑依・・・いやそれを超えた同化をした訳だから、並みの強さではない・・・手ごわいな・・・帰りたくなったよ・・・」
私はかなり弱気になっていた。
ここに来る前に、みんなを同時に襲った嘔吐・・・それもこの中から送ってきたしたら・・・遠隔での影響だから、もしかすると私より強いかも知れない・・・それも4体か・・・」
私は本当に弱気になっていた。
本当に珍しい事であった。
しかし逃げられない・・・木下家の人を不安に出来ない・・・
呼ばれてしまった訳だから、私以外も逃げられないのだと改めて思った。
残された方法はただ一つ・・・
浄化してあげ、終わりにしてあげなければ
ここから私の戦いが始まった。
しかし この時のやり取りは、その場にいた木下家の人たちには、大した事をしているようには見えなかったかも知れない。
裏での戦い。これが本当の戦いなんだ。
けっして派手なアクションもなく、道具も必要としない・・・
霊との裏の戦いのスタートだった。
続く
2007-10-05
間違えました
前号は16話でした。
18話と間違えてしまいました。
いまは本の方を急ピッチで打っているために、進み具合が遅くて、このような間違いもたびたび起こしてすみませんです。
その分本の完成度は高くなっていると思いますので・・・汗 汗 汗
2007-10-04
廃寺の中にいるものは怪・・18
腐臭が迫って来る・・・
気配より先に迫って来る・・・
私の経験をおいてもこれほどの腐臭を嗅ぐことはなかった。
さらに意識を集中させるとその姿形が見えてきた。
一人は首を不気味なくらい伸ばして、何かをブツブツ言っていた。
また一人は 焼けただれた顔を・・・いや全身を焼けただらせてしまった性別不可能な顔を、憎悪の表情で睨みつけて来る。
もう二人は親子だろう・・・
まだ幼い赤ん坊を抱いた若い女性だった。
この女性もおそらく自殺だろう。
うつの状態であったのだろうと察しがつく。
なぜならその首にロープのような物が巻きついたままなのだから・・・
赤ん坊は窒息死のようだった。
顔が異様にどす黒く変色してしまい、はれ上がっていたからだ。
苦しかったのだろう・・・その苦しさをすべて訴えるように泣き叫んでいる。
「うっ!すごいぞ・・・」
私は思わず顔をそむけてしまった。
続く
2007-10-02
廃寺の中にいたものは・・怪15
一人廃寺に向かった私は、お堂の階段を登った。
賽銭箱があると言う事は、お正月などはお参り客で賑わうのだろう・・・・
少し恐ろしい気持ちがした。
その賽銭箱を回って、固く閉ざされた扉の前に立った私は、印を結び自分の呪語を唱え始めた。
固唾を飲んで見守る木下家の人たち。
あいにく昼間でも人気がない事が救いだった。
いや・・・その分、より一層不気味さがあったのかも知れない。
ただ・・・さっきの嘔吐を考えると、私を強く呼んだのは、このお寺なのだから・・・語りかけるのが私の仕事だと思って勇気を振り絞った。
「私は今 ここに来ました。さあ・・・貴方達の姿を見せてください。」
半眼の目を、お堂内部の薄明かりの中に向けた。
「く・・・苦しい・・・」
「あっ・・・熱い・・・死んでやる・・」
「私は気なんか狂っていないのに・・・」
「おぎやーおぎゃー」
4体の霊体の声が聞こえた。
徐々に近くに寄って来るように、次第にその声はボリュームを上げて行く。
それとともに・・・異様な匂いを伴う熱気を感じた。
それは腐臭だった・・・死に切れない不浄霊の末路だっただろう。
続く