2008-03-31
バースデーパーティーやってもらっちゃいました。
以前 ここでうっかり自分の誕生日を書いてしまった事がありまして・・・
そうしたらその中の数人が、今まで私が携わった人たちに連絡取ってくれたらしく、
3月29日(土)「井口さんの誕生日会を開きますので、上の広小路に来て下さいとだけ教えられて・・・恐る恐る行ってきました。(誕生日は37日なんですが都合が悪くて)
地下のお店に降りたら真っ暗・・・すると突然 「パンパーン!」とクラッカーの音とともにケーキがドーン。
何が何がと思っている段階で、ケーキのろうそく吹き消し〜
驚くような演出・・・・照れました。
誰が来るかも知らされていなくて、行ってびっくりしました。
そこには総勢・・・25人程の人がいました。
「ゲッ・・・」と思う気持ちと・・・「やばい・・・こんなにされちった・・・」という感情が湧きおこりました・・・
区切りのいい訳ではない48歳での、人生最大の誕生日パーティーなんて・・・
凄い恥かしさで、心臓がキュッと小さくなり息苦しくさえなってしまいました。
中にはわざわざ福岡から飛行機でその日に来て下さった方もいましたし、本当にまだ私が28歳くらいの若造の時に見てあげた事がきっかけで、ずっと付き合っている人もいました。
最後に・・・「今回は入場制限を随分させていただきました」と聞き・・・こりゃやばい・・・と更に驚いてしまいんした。
入場制限されてしまった方々・・・申し訳ございませんでした。
素敵なプレゼントもいろいろ頂きました。
こんなの何年ぶり?なんて思ったりもしました。
本当に一生忘れられない一日でした。
(足・・・治って良かった・・・・)
ps これはまったく関係ない話なんですが、私が良く行くおいしい焼肉屋さんがあるんです。
場所はちょっと不便かもしれませんが、少し載せておきます。
店名は「炭火焼居酒屋 樹季(いつき)」
千代田線の北綾瀬駅を降りて少しの所です。
おしゃれな焼肉屋さんで、ママが優しい人ですから・・・たまに私も行ってます。
ネット検索してみてください。
私の名前を出したりしたら、何か特典があるかも知れませんよ・・・
もしかすると、素の私に会えるかもしれませんよ。笑
お近くの方は是非〜 御贔屓にしてあげて下さいな・・・
2008-03-30
土地の記憶にリンクする恐怖 21
現実を見ろ・・・
間違いなくこの部屋に2人が居る事は確かだ・・・
そして2人とも何かに怯えるようにここに隠れている・・・この気持は確かに伝わってくる。
「兵太くん」の場合は分る。父から逃げつために・・・逃げたいために、今も魂は逃げ回っているのだ・・・
しかし・・・「お料ちゃん」の場合は?
何の恐怖だったんだ?
あの子は投げ込まれずにすんでいたようだが・・・
この時私は、ドカドカと歩きまわる男の霊の存在を忘れていた・・・
「お料ちゃん」と呼んでみよう・・・
答えてくれるかどうか勝負だ。
(お料ちゃん・・・聞こえるか?私の声が聞こえるか?)
(・・・・・・・・・・・)
意思が見つからない・・・
(君を助けたいんだ・・・兵太くんと一緒に)
すると・・・突然私の前にお料ちゃんが現れた・・・(兵太)の名前に反応したようだ。
「兵太?兵太がいるの?ここに居るの?」
「ああ・・・ここに居る・・・・落ち付いて聞いてくれ・・・私には君も兵太くんも見える・・・その証拠に君の名前・・・お料というのも兵太クンに聞いたから知っている・・・どうだ?わかるかい?」
「兵太・・・会いたい・・・あの子を助けてあげられなかった・・・・許して欲しいの・・・お姉ちゃんを・・・」
そう言って泣き崩れた・・・
そうか・・・兵太クンを探していた理由はそれだったのか・・・後悔の念・・・だ。
「兵太クンと会わせてあげたい・・・しかしその前に教えてくれ・・・君は兵太クンがこの沼に・・・君はそれを見ていたようだが・・・君は何かに怯えている・・・君もお父さんに沼に?それとも他の恐怖の理由があるのかな?教えてくれないか?」
「・・・・あたしは女の子だから、お父ちゃんは減らさなかった(この頃こう言う言い方をしていたようだ)。だけど・・・その代り・・・お前は稼げって・・・おらたちの為に約立てって言って・・・・あーあ・・・・」
「まだ子供の君に稼げって?どういう事だ?」
「あたしをお父ちゃんは、怖いおじさんに売ったのよ!人買いの鬼に!!」
「人買い?そうか・・・それで君は・・・逃げていたのだな。」
恐らく・・・現実にはこの子は人買いに売られてしまったのだろう・・・実の父親、母親の手で・・・だからこそ魂は今もその恐怖から逃げ回っているのだろう 続く
2008-03-29
土地の記憶にリンクする恐怖 20

そうだ・・・この場所がまさしく沼のほとり・・・
だからこの子はこの部屋に・・・
それじゃあ 祠は?」
そこはまさしく乙部家の庭の端・・・角の場所に当たる・・・・
こんな事があるのか・・・3度も時代を違え、生まれ変わってはまた殺される運命
私も経験をした事がない・・・
本当にこれが事実かどうかは、私にも分からない・・・しかし この家の建っている土地は、紛れもなく超ド級の不浄な土地だったのだ・・・
いや・・・この沼の大きさは、この家のサイズだけではない・・・
この辺り一帯が、すっぽり収まってしまう広さの沼だから、この辺り一面が不浄な土地なのかも知れない。
車で来た時に感じた半端ではない湿気も、納得できる気がした。
土地の持つ記憶が、ここまで現代に影響を与え、そこに住む住人の夢の中に入り込み、精神的災いを与える事の怖さを感じた。
この時実は 少々自分の能力にも不安を感じた・・・
時代を・・・本当にまたいだ姉弟なのか・・・そんな事が本当にあって、私の見たてが間違っていないのだろうかと・・・
見間違い?見当違い?能力不足?
時代背景は同じじゃないのか?
服も間違って見えているのじゃないか?
不安の渦が私を巻き込んだ・・・
しかしここで私が不安を口にするわけにはいかない・・・
乙部家の為に・・・この姉弟の報われない魂の為に・・・
続く
2008-03-29
土地の記憶にリンクする恐怖 19
だから・・・だから同じ家に現れるのに、お互いが探しあえないのか・・・
ずれている・・・なぜ?
もしかしたら彼ら姉弟は、何代にもわたって存在してきたのではないか?
その無念の死によって浮かばれずに・・・
一度目は姉の時代・・・明治初期頃
そして二度目は・・・昭和のはじめ
最後に三度目は・・・昭和の20年頃
無念の死だからこそ 輪廻転生の早さが起きているのかも知れない。
そしてその3代とも何故か・・・彼の名は
「兵太」
彼女の名は?
「ねえ・・・兵太くん、君のお姉さんの名前は何と言うんだい?」
「料(りょう)姉ちゃんだよ・・・お料姉ちゃんとも言うんだ・・・・」
料ちゃんにお料ちゃんか・・・
二つの呼び方・・・お料さんなど・・・まさしく江戸から明治の呼び方に聞こえてしまう。
一度目と三度目の世界観の中に閉ざされている。
じゃあ・・・お姉さんの方の死に方も、相当悲劇的なものだったのか?
今は追えない・・・あとで彼女から直接聞くしか無いか・・
あの祠を見てみよう・・・おそらくここの無念の魂たちを供養するために建てられたものだろう・・・
「?・・・・・この位置は・・・そうか、分ったぞ。この場所・・・子供が沈められた場所は、乙部さんの部屋の位置だ。そしてあの祠の位置は・・・この家の敷地・・・庭の場所だ・・・そうか・・・」
続く
2008-03-29
土地の記憶にリンクする恐怖 18
白粉(おしろい)の香りを漂わす可憐な少女・・・
彼女は一部始終見ていたのだ・・・
自分の弟が、この沼に連れて来られ、無造作に投げ込まれた現場を・・・
まてよ?あの男の子の服装は?
確か・・・半ズボンに上はランニングシャツ・・・そしてベルトの代わりにひもで腰を縛っていた。
この女の子の服装は?
着物だぞ?
なぜ?
2人の時代がずれていないか?
女の子は髪の毛はほつれているとは言え後ろで結っている・・・
ではこの2人は姉と弟ではないのか?
でもあの女の子は男の子の名前を確かに言った・・・「ひょうた」と・・・・
「なあ・・・君の名前は兵太クンで良いんだろ?」
「うん・・・・そうだよ」
「あの女の子を君は知っているかい?」
「うん・・・姉ちゃんだよ。」
「やっぱりお姉ちゃんか・・・・そうか」
どういう事だ・・・恐らく時代がずれている事は間違いないと思う。
男の子の服装は、終戦間際の格好だ。
それに比べて女の子の格好は、江戸末期か明治初期・・・だと思う・・・なぜか。
「・・・・・・・・まてよ?」
続く
2008-03-28
土地の記憶にリンクする恐怖 17
おぞましき風景・・・・
(あれ?あそこに小さな祠のような物が建っている・・・
と言う事はここはある意味公認の沼?と言う事か・・・なんていう時代だ・・・
口減らし・・・貧しいからと言って、自らの子供達の命を鬼のように減らしていく。
話や書物では見た事があるが、まさにこの沼がその現実の地だとは・・・昔は日本全国でもこのような場所があったようだ、姥捨て山のような所もその一種だと思うし。
あの子供は?沼のほとりまで引きずられていった。「お父ちゃん!お父ちゃん!!」
ただそう泣き叫ぶだけしかないのだろう・・・他の言葉は意味不明な叫びに搔き消されている。
やがて父親に抱えあげられ・・・投げ入れられた・・・・
「ドボッ!」まさしくそのような音が聞こえてきそうな沼だった。
むなしく空を掴むような小さな手が静かに沈んで行く・・・・
父親は血の涙を流している・・・しかしその顔はどこか虚ろだ。悲しみを超えてしまっているのだろう。
その沼に静寂が訪れていた。人の命一つ失われたと言うのに・・・・なんて事だ。
父親は小さな祠に向かい、そこで両手を合わせて一言「すまん」とだけ言って歩き去った)
今 私の目の前に居る子供の目は、固く閉じられている・・・しかしその両はじからは、涙がこぼれていた。
(あれ?小さな祠の後ろ側から、少女が現れた・・・・あの子が先ほどの白粉の女の子か?・・・泣いている・・・沼に膝まずき、手を合わせ・・・呼んでいる。「ひょうた」と・・・)
そうか・・・年齢から言うと姉か・・・
白粉の香りをさせて移動していた女の子の霊は、この子だ・・・・
続く
2008-03-28
足はほぼ回復しました。
ご迷惑をたくさんにお掛けしました・・・
そして激励とお見舞いのメールも沢山いただきました・・・
本当にすみませんでした・・・そしてありがとうございました。泣
本当に足の関節は・・・痛いもんですね。
何とか歩行は出来るようになりましたので、対面鑑定も再開したいと思っています。
2008-03-27
土地の記憶がリンクする恐怖 16
「さあ・・・ここで何があったんだ・・・君の身に何があったんだ・・・・」
(見えてきた・・・薄暗い・・・なんて陰湿な所だ・・・霧が出ている・・・電気や電灯はないようだ・・・見にくい・・・でも間違いなく兵太クンと言う男の子の時代に入れたと思う・・・その証拠に右の方から子供の泣き叫ぶ声が聞こえる・・・徐々に近くに来る。
「お父ちゃん!どこへ行くの?なんでそんな怖い顔しているの・・・何で?僕何も悪い事としてないよ・・・お家へ帰りたいよ・・・怖いよ・・・お父ちゃん!」
鬼のような形相の父親・・・無理に感情を押し殺している事が手に取るようにわかる。口減らしのために・・・
それが仕方のない事だと言う時代があったのだ・・・悲しい現実。
ぐいぐいと子供の手を引いて行く・・・
しばらくついて行く。
ここは?沈み込むイメージ・・・やはり沼地だ・・・
真っ暗で人など誰もいない・・・
なんだ?この何かが腐ったような臭いは。
この沼から漂ってくる・・・ブクブクとあぶくが湧きだしている。硫黄の匂い?いや違う・・・これは腐臭のようだ・・・この沼から漂う臭いは・・・腐臭だ。)
この沼は明らかに、他の犠牲者も多数いるようだ・・・見ていて・・・悲しく辛い。
続く
2008-03-26
土地の記憶にリンクする恐怖 15
「さあ・・・この土地の記憶に潜る・・・君の名前を教えてくれないか?」
私は男の子に聞いた。
「僕の名前は、兵太(ひょうた)・・・」
「いつの時代かな?」
「時代って?時代って分らないよ・・・」
「そうだよな・・・分らないよな、ごめん」
相手はまだ子供だった・・・困った。
「嫌だとは思うけど、ここで君に何があったのか、思いだしてくれないか?それで君を助けてあげられるかも知れないんだ。」
「本当?怖いけど・・・思いだしてみるよ・・・」
少年はそう言って目を閉じた。
私は同時に少年の見ている映像を捕える。
しばらくすると・・・少しのノイズを起こしながら映像が浮かび上がって来た・・・私の頭の中に・・・
これは幻覚か?私の勝手な思い込みが見せている幻視か?
いや・・私は知っている・・・今までの経験がある・・・これがいつもの事であり、これが思い込みでない事を・・・
続く
2008-03-25
土地の記憶にリンクする恐怖 14
この子供の声は・・・「小さな声の独り言を私はこの家に来た時に聞いている。そしてこの場所が口減らしの沼で、そこにお父さんに連れられてきて捨てられた事も・・・
でもいま改めて直接子供に聞くのには意味がある・・・
それはこの子に納得させるために、すべてを聞き出し、同時に子供自身に、自分の今の置かれてる状況を理解させるためだ。
この子供は可哀そうだが、恐怖のあまり肝心な所の記憶を失ったまま霊体に・・・それも地縛霊になってしまっていたようだ。
「このお姉ちゃんを気に言ったのかな?」
「うん・・・このお姉ちゃんの夢の中に何度も出たよ・・・そうしたらかわいそうと言ってくれて・・・泣いてくれたもん。」
「そうか・・・でもそのせいでこのお姉ちゃんは精神・・・いや・・・気持ちが参っちゃっているんだよ・・・・」
「心が参っちゃう?どういう意味?」
「君と同じ気持ちになって暗くなっちゃうんだ・・・悲しくなりすぎちゃうんだ、分るかな?君はこのお姉ちゃんを苦しめて嬉しいのかな?」
「ううん・・・でも、こっちに来て一緒に遊んでもらいたい・・・駄目?」
「それは駄目だ・・・一緒に遊んであげる事は出来ないんだ・・・」
危険だ・・・乙部さんは自殺の可能性を秘めている・・・その原因がこれか?
とにかくこの子は危険だ・・・さてどうする・・・井口よ。
「乙部友子さん・・・君は自殺しようと考えた事があるでしょう?そのドアノブで」
これは乙部さんにかけた言葉だった。
「あります・・・お父さんお母さんに、こんな夢を見て怖かった・・・と話しても全然聞いてくれなかったので、私は変なんだ・・・私は変だから居なくなった方がいいんだ・・・と何度も考えました。」
「ここに居る男の子は、そんな君の心を見透かして、そちらの世界で一緒に遊んでもらいたいと願っているようだ・・・だから君の口からはっきりと、「それは出来ない」と言ってあげてくれないか?」
「はい・・・私は死なないよ・・・そっちに行ってあげられないから。生きたいから井口さんに来てもらったんだから・・・」
「あんた・・・そこまで悩んでいたの・・・ごめんね。」
お母さんが友子さんに向かって改めて誤って泣いている。
友子さんは意外にも気丈な顔をしている。
強い意識も感じるようになった。
さあ・・・これからだ。
続く
2008-03-25
土地の記憶にリンクする恐怖 13
でもおかしい・・・
存在を2つ感じる・・・
二重の世界だ・・・
前側に男の子・・・後ろの世界に女の子。
さっきの白粉の匂いさせていた子に違いない。
でもなぜ重なって?そうか・・・それぞれの存在には気が付いていないのか・・・そうだとしたら余程この場所に二人の意識を留めておく力やシンボルがあるんだろう。
「いました・・・これからです。」
もちろん 後ろに立つ乙部家の人たちに向かって言ったのだが、同時に自分にも気合いを入れる為に掛けた言葉でもあった。
私は半眼の姿勢に入り、右手を前に突き出した。
そして次第にその半眼を閉じて行く・・・深く・・・深く・・・潜り込むように。
霊の意識の中にダイブするように・・・
聞こえた・・・さっき靴の上に立っていた男の子だ。
「君は何故ここに居るの?」
「お父さんに連れて来られたんだ・・・その後の事は分からない・・・ずつと一人で居たんだ・・・そうしたらお姉ちゃんが来て・・・」
「お姉ちゃんて?」
「ここの立派なお家のお姉ちゃんだよ・・・そこに居る・・・」
少年はそう言って指をさした。
私はそれと同時に指の差す方を振り返った。
そこには乙部友子さんが立っていた。
続く
2008-03-24
土地の記憶がリンクする恐怖 12
後ろへすり抜けるように出口へ向かう気・・・
なんだこの匂いは・・・白粉?
そこには乙部家の家族が居る。
私は慌てて立ち上がりその部屋の出口へ向かう。
「この部屋から動きました。そっちの部屋です。」
その先にある部屋は?
次女の真子さんの部屋と、その奥に友子さんの部屋がある・・・
真ん中の真子さんの部屋は・・・
「ここにはいませんね・・・と言う事は」
やはり友子さんの部屋か・・・
あの部屋がすべての元・・・か。
その部屋に足を踏み入れた・・・
「何だ!さっきとは比べ物にならないくらいの子の寒さは・・・・」
「本当だ・・・・冷たい風が吹いてくる」
乙部友子さんが部屋の入口で言った。
「そうね・・・寒いわ・・・」
お母さんも感じたらしい。
「井口さん・・・この部屋に居ますね」
お父さんがそう呟いた・・・何かを感じたらしい。
「ええ・・・ここからは出しませんから。」
私はベッドの向かって右側の壁の一点を凝視していた。
続く
2008-03-23
土地の記憶とリンクする恐怖 11
男の子が私に語りかけてきた・・・
「早く僕を見つけて・・・叔父さんは怖くない人だよね?」
「心配しなくても良い・・・見つけてあげるから・・・」
この時の見つけるとは、姿を見つけるのではなく、意識を見つけると言う意味なのです・・・
この子の死んだ理由や、状況をたどっていく事で、意識が初めて見つけられる。
そうしなければこの家の霊障問題は解決しないのです・・・
「さあ・・・2階に上がりましょう」
友子さんは、自分の靴の上に立たれていると言われたので、少し複雑な顔をしていたが、気を取り直したように後をついてきた。
2階・・・階段を上って私は気を探した。
逃げる気なので、本当に微弱な気の跡だったので、より神経を集中しなければならなかった・・・
「こっちか・・・」
私は左手の和室・・・に向かった。
そこは両親の寝室だった。
私はしゃがみ込んで畳の上に右手を着いた。
微かに動く気の影・・・
「逃げる気か?でも・・・あの乱暴そうな男にしては繊細な気だ・・・」
それに・・・匂いが・・・柔らかい。
続く
2008-03-22
土地の記憶にリンクする恐怖 10
この家を、我が物顔でドカドカ 警戒もなく歩きまわる男の霊・・・
それとは逆に、乙部友子さんの夢に現れる幼い男の子・・・
そして祈りを捧げる女の子・・・
この家には少なくとも3人の霊が居る。
しかし・・・この家にはまだ不思議が沢山ある。
この土地・・・床下から感じるこのイメージ・・・
暗く・・・ジメジメとした・・・湿気。
何とも言えない臭気。
間違いなくこの3体の霊は、その事に関係があるはずだ・・・
しかし・・・壮大すぎて素直なイメージが現れない・・・
焦る・・・。
やはりその男の霊を何とかして捕まえ、その男から辿るしか無いのか・・・
「もう一度家の中を見て回っていいですか?」
「ええ もちろんです。お願いします。」
お母さんが言った。
私は立ち上がった・・・今度はこの部屋から探知出来るように集中した。
「逃がさない・・・」
玄関のあるスペースに出た。
上を見上げると吹き抜けになっていて、2Fから見下ろせる。
「井口さん・・・前に2Fから下を見たら、この観葉植物の所に人が立っていたのが見えたんです。」
友子さんが言った。
「ええ・・・いま貴女の靴の上に、男の子が立っています。」
「えっ?・・・でもそこです・・私のその靴の上に?怖い・・・」
「大丈夫・・・この男の子は危害を加えないから」
そして・・・
「この男の子は、こう言っています。早く僕を見つけて・・・と」
続く
2008-03-21
右足を捻挫してしまいました
昨晩雨の中を、少し出かけたら、足首を思い切りひねってしまいまして・・・
靴の側面を上から見下ろすくらいに・・
何とか家に帰って来て靴下を脱いだら・・!
くるぶしが・・・凄い!思い切り大きく腫れている!
慌てて冷やして・・・いたたたた・・・
今もまだ足が付けない状態です・・・
今日明日 対面予約を入れていただいた方にすぐにお詫びの電話をしましたが、申し訳ありませんでした・・・
早く治しますので・・・泣
ps そのお出かけ・・・昨晩言問橋を見てきました。
それも往復で両側の歩道を・・・
橋の親柱もばっちりと!
足をやってしまった後だったので、車での通過になってしまいましたが・・・
改めてまた行きますが、こんなに早く行けるとは思わなかったんですが。
見学のあとの怪我でなくて良かったです。
逆に怪我をしたから行く事になったのですが・・・・本当に偶然の産物・・・
「あれ?やっぱり呼ばれたのかな?」
2008-03-20
土地の記憶にリンクする恐怖 9
「本題に戻ります。もう一度お父さんにお聞きします。この家で感じる霊は何人ですか?」
みなお父さんの言葉に聞き入った。
「私が感じるのは・・・やはり3人です。娘の部屋と、歩き回っている霊・・・そして男の霊です。細かい描写までは分りませんが・・・もしかすると何となくなのかも知れませんが・・・」
「お父さん・・・そこまで分るんだ・・・お父さん見直しちゃったわ。」
お母さんのお父さんを見る目が明らかに変わった。
これでお父さんのこの家での復権が行われるだろう・・・(この家のお父さんは、単身赴任が多く、娘2人と奥さんの女性ばかりの家族だったため、どちらかと言うと亭主元気で留守がいい・・・のパターンだったので、多少肩身が狭かったようです)
「お父さんに聞くのは変かも知れませんがお許しください。でも、私より少なくともこの家に長く、たくさんいるので、参考にしたかったのです。そうですね・・・同じですね。」
ここからが本当の本題です・・・
「この家には今感じるのは・・・3体です。ただし・・・逃げ回っています。私の意識の枠から離れようと・・・霊も私の来た意味に戸惑っているようです・・・ただし、男の霊だけは挑戦的ですが。」
現実にこの家に感じた霊は、幼い着物の男の子・・・そしてその男の子の5〜6歳年上くらいの女の子・・・そして獰猛な顔つきの、いかにも怪しげな中年の男の3体でした。
そして、その女の子は誰かを探し続けているようだった。
男の子も泣き叫びながら誰かの名前を呼んでいた。
おそらくその声を聞けば、そのつながりが分るのかも知れない・・・
しかし・・・その為には中年の男が邪魔をしていた。
「その男がこの家を動き回っていますね」
「それじゃ この家の物凄く多いラップ音はその男の・・・?」
乙部さんが以前数えたラップ音を思い出しながら聞いてきた。
「そのようです・・・バタバタと我が物顔で歩いています。」
続く
2008-03-19
土地の記憶がリンクする恐怖 8
「乙部さん・・・お父さんは、少し分るんだけど、もしその中途半端な状況で話をした時に、質問攻めにあったも、答えられない自分が分かっているから、話をしなかったんだよ・・・と言うよりも、そう言う事を言うキャラでもなかったから・・・言えなかったんじゃないかな?」
私はお父さんの事を見ながら、みんなに向かって話した。
「うん・・・そうなんです。実際には自分でもはっきりした事は分りません・・・ただ可笑しいな?と言う事は分ります。ただ どういう風にとか、どうなるのかとか聞かれても答えられませんから・・・」
乙部さん家族は茫然としてお父さんの話を聞いていた・・・
まさに狐につままれた状況でしょう。
「改めて聞きます・・・お父さんもこの家については何か感じていましたか?」
「はい・・・長女の部屋にはいると、物凄い霊気と言いますか寒さと共に嫌な感じがしました。」
お父さんは突然 この家の主役に躍り出てしまった感じがした。
「えーっ!本当に?お父さん・・・」
長女の有子さんが驚いて聞いた・・・
次女の真子さんもお父さんの顔を不思議そうに見ている。
「私はね・・・井口さんを全面的に信じます。娘を助けてください。そしてこの家も助けてください。」
これでこの家のすべての住人が、私を信じてくれたので、やりやすくなったのだが、確かにお父さんの反応には驚いてしまった。
「ありがとうございます。では・・・本題に戻りますね。」
改めて仕切り直し・・・です。笑
続く
ps この物語に登場する方はすべて仮名です。
ただし、本人たちも喜んで読んで下さっているとのご連絡も頂いております。
2008-03-18
言問橋の記憶・・・・
すみません・・・
今日はお話はお休みします・・・
楽しみにしていただいた方々には申し訳ございませんが、お許しください。
今日は「言問橋」についてお話を少しさせてください。
今日も東京大空襲のTVをやってました。
明日も後編を放送するそうです。
先日も描きましたが、私は5日に両国あたりに用事があり、何故か・・・勝手に意識が合ってしまったように、川を見て「ここにも死体がたくさん浮いたんだよな・・・と考え、両国国技館を見ては写真を何故か撮り・・・知人にはその日、私がそこに行き、「こう思ったんだ」と伝えていたぐらいです。
そうしたら今年は 物凄く大空襲の番組がやっているではありませんか・・・
「何か呼ばれたな・・・」と考えてしまいました。
「もっとたくさんの人に戦争の犠牲者の事を伝えて・・・」と頼まれた気がして、こんな事ぐらいしか出来ないけど、このブログの中で書かせて頂いています。
なぜか・・・それはこのブログを読まれる方々は、一般の人たちよりも、限りなく魂の事に興味がある人たちだと思うので、被害者の方々に対して、いたわりの気持ちも強く持ってくれるんじゃないかと思うからです。
「言問橋」ここは押上方面からの避難民、浅草側からの避難民が両側から押し寄せ、身動きが出来ないままの所に、炎が襲いかかり、たくさんの方が死にました。
下の川に飛び込んで死んだ方々の死体で隅田川一面が死体で一杯だったそうです。
両岸にある<font 隅田公園は、その時たくさんの死体の仮埋葬地になっていたそうです。
言問橋の親柱は、その時のままであるそうで、人脂で真っ黒なままだそうです。
その柱に触って、サイコメトリーをしたらどうなるのだろう・・・さすがに怖い。
しかし・・・近いうちに必ず私は、「言問橋」と「隅田公園」に行ってみるつもりです。
供養の気持ちで・・・何か感じられるかも知れません・・・
「関東大震災」よ「東京大空襲」の場所が一緒だった事も、アメリカ軍の考えた作戦だったと言う事は、知りませんでした(無知でした)
もろくて燃えやすい・密集地で効果的だったという理由で指定された場所。
そこに住む人たちには選択の意味も知らされないままに・・・
ps 大空襲を指揮したアメリカの将軍が、のちに日本の総理に、勲一等の勲章をもらったそうです・・・日本の航空自衛隊の発展に協力したという理由で・・・
なにか釈然としない・・・
ここに大空襲の記事が少しありますので、興味があれば見てください
http://www.asahi-net.or.jp/~un3k-mn/kusyu-kusyu.t.htm
皆さんももし行けるようでしたら行ってみてください。
2008-03-17
土地の記憶にリンクする恐怖 7
乙部さんの頭の中で・・・記憶をたどる。
「暗い・・・その先に・・・あっ?子供が居る・・・・泣いている。膝立ちの姿勢で泣いている。怖い・・・何もしないから・・・連れて行かないで・・・あの怖い所は嫌だ・・・お願い・・・おと・・う・・さ・ん」
ここまでで乙部さんの記憶が・・・恐怖のためか途切れている。
「そうです・・・真っ暗な所で泣いているんです。怖い怖いと言う感情が、物凄い勢いで襲いかかって来るんです。」
乙部さんはそう言った・・・
すると・・・みんなが驚く状況が発生したのだった。
それまで黙って聞いていたお父さんが
「ちょっと良いですか?井口さんには失礼なんですが・・・」
お父さんが話し始めた。
他の家族3人が、みな同時に お父さん 変なこと言わないでよ という顔でお父さんを見た。
私もそんなお父さんを見た。
「井口さんには失礼なんですが・・・実は私も少し感じるんですよ・・・」
「えっ?お父さん・・・何言っているの?」
乙部さんが言った。
「お父さん・・・そんな事言ったこと無かったじゃない!」
お母さんが言った。
「お父さん・・・変なこと言わないでよ」
次女が言った。
「いや・・・井口さんみたいに見えたり聞こえたり・・・はっきりは分からないんですが・・・でもこの家に何かが居る事は感じていました。」
「お父さんはこう言う事は信じないと思っていいたのに・・・普段は全然知らんぷりだったじゃない!」
「お父さんは宗教は嫌いなんだ・・・だから井口さんもそう言う関係の人だったら嫌だなと思って黙って聞いていたんだ・・・でも井口さんは宗教関係の人ではないし、信頼できる人だと思ったから・・・」
「お父さん・・・全然失礼なこと無いじゃないですか・・・むしろ 話しやすくなりましたよ。」
私も少し驚いた展開だった・・・
続く
2008-03-16
土地の記憶がリンクする恐怖 6
「ここの沼は一人や二人ではないようです・・・沈められたのは・・・すべて子供です・・・」
「私が夢に見たり、部屋で感じるのも、子供たちです・・・じっとこっちを見ていたり、蒲団の上に乗ってきたり・・・それとあの部屋は凄く寒くなるんです・・・」
乙部さんが思いだすように言った。
「娘はこのままいたら何かあるんですか?」
「乙部さんはこのまま行くと、自殺してしまうでしょう。それは彼女に聞いて下さい」
その言葉を聞いた乙部さんが急に泣き始めた・・・
「は・・・い。何度も死のうと思った事があります・・・私はおかしいんだ・・・と。頭がおかしいのかと思って・・・みんなには見えないし聞こえないんだから、きっと私の頭がおかしいんだと・・・」
その言葉を聞いて、お母さんと妹さんは驚いて乙部さんを見つめた・・・
お父さんはじっと考えたまま黙っている。
「君はおかしくなっていた訳ではないんだよ・・・僕にも見える事だから・・・間に合ってよかったな・・・」
「信じてあげなくてごめんね・・・そんなに苦しんだんだね・・・ごめんね」
お母さんもつられて泣き始めた。
「さあ・・・どうするかだな・・・子供の意識に入ってみます・・そして何が言いたくて乙部さんに出てくるのかを聞いてみます。」
私は乙部さんの頭に触り、子供の意識を追いかけた・・・
続く
2008-03-14
土地の記憶がリンクする恐怖 5
静まり返る部屋の空気・・・
「やっぱり・・・私が見る夢にも子供が出てくるんです・・・」
乙部さんが静かに話し始めた・・・
「物凄く悲しくて・・・物凄く怖くて・・・許して・・・って」
「お母さん・・・前に夢で見た話をしたよね?でもみんな信じてくれなかったから・・だから言えなくなって・・・」
「夢で見ていたの?子供たちを・・・そうなんだ・・・ここは口減らしで子供が沼に連れられて行く姿と、その時に泣き叫びながら謝る声が聞こえるんだ・・・そして生きたまま沼に投げられる子供・・・男の児だ・・・歳にすると3歳くらい・・・だな」
「そんな沼がここに・・・」
お母さんがポツリと言った・・・
「でも沼はここだけではなく、ここら辺一帯の家の下全てですが・・・」
「私が何度も見た風景です・・・子供が悲しそうにこちらを見ているんです。」
「それじゃあ・・・お風呂場の前で立っていた男は?」
お母さんが聞いてきた。
「この家には男の事、お姉さんらしき女の子と、その女の子を探す男が居ます。お風呂場の前の男はその男でしょう。」
「その男はお父さんですか?」
「違います・・・男は人相が悪くて・・・恐らく人買いでしょう・・・そのお姉さんを買いに来て連れて行った・・・だから見張っているんだと言っていた。」
「だから?2階をドカドカ歩いて行く大きな足音がするのは・・・その男なの?」
お母さんが誰ともなく聞いた。
「そうだよお母さん・・・凄く怖い顔をしている男だよ・・・私も感じるもん。どこに居るって・・・」
乙部さんが言った。
*これは後で分った事だが、話としては流れでつなげてお話します・・・
↓
ここには庭の辺りに、供養のためか小さな社のような物がが建てられていた。
それは私が見たのと乙部さんが夢で見たのとが、一致した風景であった。
沼の形も・・・
続く
2008-03-14
土地の記憶がリンクする恐怖 4
2Fに上がった私は3つの部屋を見て回った。
ご両親の部屋・・・・?なんだろう・・・この静かな気の流れは・・・
次の部屋・・・次女の方の部屋だ。
この部屋は心配ない・・・何も感じない。
さて・・・次は長女の方の部屋・・・
なんだろう・・・この異様な冷たさは。
寒い・・・そしてこの湿った匂い・・・
部屋の匂いうんぬんの次元ではない・・・
これは来る前に予想していたのとは、遙かにレベルが違う、ヘビーな案件のようだった。
一度下のリビングにみんなで戻った。
私は長女の乙部さん顔を見た・・・恐らく彼女は僕が見たものを見ている筈だ・・・
彼女はそれを家族に理解してもらえないので、言えないでいるのだろう。
「乙部さん・・・みなさん。見たものと感じたものを言います・・・聞いて下さいますか?」
「はい!言ってください。」
お母さんの元気な声が返って来た。
乙部さんも頷く・・・
「私が感じたのは・・・ここら辺一帯はもと沼でした・・・それも怨念が強く漂う・・・口減らしのための沼です。」
「口減らしの沼?」
「そうです・・・かなり昔ですが、貧乏な家のなどが、子供を沈めたり、お年寄りを沈めたりして、食べる頭数を減らしていく・・・その為に利用された沼のようです。」
一同は静まり返った・・・
「聞こえるのは・・・お母ちゃんごめんなさい!お父ちゃんごめんなさい!許して・・・と言う泣け叫ぶ声なんです」
続く
2008-03-13
鎌倉ぶらり旅 お勧め場所

長谷寺の弁天堂・弁天窟・・・・
ここは神秘的でした。
写真は入口の鳥居なのですが、奥は洞窟になっていて真っ暗・・・
その中に弁財天様をはじめ、その補佐の童子たちが・・・
本当に真っ暗なか、ろうそくの明かりだけって感じで・・・
進むと低い岩の通路になっていて、腰の悪い人や、背の高い人には少しきついかも知れないくらいのトンネル・・・
その先にもいろいろ・・・笑
そんなに長い洞窟ではないのですが、何故か神妙な気分になってしまいました。
是非 行かれる事がありましたら お勧めします。笑
2008-03-13
今日鎌倉へ〜行ってきました♪

行ってきましたよ〜
鎌倉・・・いい天候に恵まれて、いろいろ歩けました。
長谷寺、鎌倉の大仏・・・江ノ電も載りました。
本当にぶらり旅 〜江ノ電編〜みたいに。
その中で一番印象に残ったのは・・・
長谷寺の 弁天堂・弁天窟と言う所でした。
この弁天窟は、洞窟になっていて・・・結構怖くて・・・ドキドキ・・・
今回は 大仏様の写真を載せますが、次はその洞窟の写真を載せますね。
お楽しみに・・・
2008-03-12
今日は鎌倉ぶらり旅
友人の転勤先・・・
誘われて遊びに行ってきます。
古都の街・・・お寺の多い街
何か楽しい事があるかな?
行ってきます。
2008-03-12
土地の記憶がリンクする恐怖 3
一軒の家の前で車は止まった。
降りた私はその家を見上げた・・・そしてその前に立つ前の家も・・・
「何だ・・・ここは・・・」
それが私の率直な感想だった・・・
この湿る気を含む空気・・・
湿気が多いと言うレベルではない・・・
乙部家の道を挟んだ前に建つ家も・・・
重苦しい暗さをたたえた瘴気に包まれている。
「井口さん どうぞ・・・お待ちしていました。」
家の中からお母さんが出迎えてくれた。
私は促されるままに家に足を踏み入れた。
リビングに通された。
そこにはお父さんと妹さんも待っていた。
「はじめまして・・・井口です。」
私はお父さんの視線を感じながら簡単に自己紹介をした。
「娘から話は聞きました。今日はよろしくお願いします。」
お母さんから改めてお願いされた。
「はい・・・そのつもり出来ました。」
少し談笑をした後、私は本題に入った。
「家の中を一回りさせて頂けませんか?」
いよいよと言う緊張がみんなに走った。
「はい。お願いします。」
乙部さんとおかあさんを先頭に、お風呂場を覗いた。
やはり先日飲み会時に、乙部さんに男が立っていた場所の風景と一致する。
「乙部さん・・・ここに居た筈だよ。例の男が・・・」
「はい。あの日玄関から入ったら、見ないようにしていましたが、誰か居たように感じました。」
私はそこから玄関を見た。
確かにまっすぐの位置だ・・・これはやばい場所だな・・・と思った。
お風呂場は・・・OK
トイレは・・・OK
台所は・・・OK・・・・おかしい・・・
静かすぎる。
「2Fへ上がってみましょう。」
「はい。」
2Fには、お嬢さん二人の部屋がそれぞれと、ご両親の寝ている和室が並んでいた。
続く
2008-03-11
土地の記憶がリンクする恐怖 2
次に日にパソコンにメールが来た。
乙部さんからだった。
「昨夜帰ってから、リビングで一睡もせず、井口さんの言うとおり、ラップ音を数えていました」・・・とメールに書いてあった。
その数・・・・ざっと100回に近い数に及んでいました・・・
正の字を書いて行ったそうです。
強い子だな〜と感心してしまいました。
「数を数えて行くうちにこの家の異常さに気が付きました」ともつけたされていました。
そして文末には・・・依頼お願いしますと書いてありました。
とうとう決心がついたな・・・と思いながらも、大変かな?との不安も感じました。
待ち合わせの当日・・・車で迎えに来てもらい車中で・・・
「今日は父もいます・・・すみません父はあまり信じていない人なので、なにか失礼な事を言っても許して下さい。」
と言われてしまいました。
「それに母もお待ちしていますし、妹も仕事を休んで今日はお待ちしていますので」とも言われた・・・
「えっ?全員いるの?すごいプレッシャーだな・・・」とマジで驚いてしまいました。
試されることには慣れていますが、はじめから全員居ると言う事はなかなか無かったのです・・・
それも信じていないお父さんまで・・・
危険だな・・・と少し後悔をしながら向かった・・・
車で20分ほど走った時
「感じる・・・近くに来たね」と私が行ったら「はいそこです・・・」との返事。
霊気がビシビシ感じるような所でしたから分ったのです・・・
痛いくらいの・・・しかし それはそのあたり一帯から感じていたのも事実でした。
続く
2008-03-10
東京大空襲の日に私は

先日3月5日、私は免許の書き換えで、両国の本所警察署に行ってきました。
その本所警察署とは、両国警察と言われていた所で、何故か気が引かれてしまいました。
それと言うのも、その日両国駅のホームに降り立った時、何故かよく知っている風景のはずなのに、電車を降りた私はすぐに改札方面の階段に向かわずに、ホームにたたずんでしまい周りを見回していました。
その目に飛び込んで来たのは、これも良く知っている筈の両国国技館・・・
何を思ったのか携帯で写メールを撮ってしまいました・・・この時自分でもこの写真・・・撮ってどうするのと思いながらも・・・
しかし・・・今日TVで大空襲の番組がやっていました・・・そして驚きました。
その大空襲の中心は、両国や本所(墨田区)で、両国国技館は焼けずに残った建物だったし、両国警察署の警官がカメラに収めていたと知り・・・
何故かTVを見ながら・・・自分のとった行動が・・・重なって見えた気がした。
5日の日・・・友達に今日ここに行ってこんな写真を撮っちゃったんだ・・・何故か理由は無いんだけどと・・・と話していた物で・・・
これも何かの縁であり・・・亡くなった10万人以上の方々の気持ちかなと思いました。
ご冥福をお祈りします・・・平和に・・・感謝・・・
2008-03-10
土地の記憶がリンクする恐怖 1
このお話は、本当につい最近の依頼先でのお話です。
そこは埼玉県のある街での事です。
私の友人の友達で、乙部さんと言う女性がいました。
それまで数度友達たちの飲み会で同席して、気になっていた人でした・・・
気になっていたとは、その人の奥に見えるややこしい精神状態と、その人の家に見える男の姿・・・
しかしこちらからは言いだす事はなく、「あーあ・・・大変だな・・・大丈夫かなと言う感じでいつも見ていました。」
しかし数度会ううちに、その状況が益々悪い方向に向かっていくように見えたので、気になっていました。
すると私の友達の奥さんが、「乙部さん・・・いい加減やばいよ?大丈夫なの・・・井口さんにお願いした方がいいよ!」と突然言い出しました。
なんと、友達同士の中でもその異変が心配になっていたようなのです・・・
「ん?・・・・・どうしたの?」
私は聞いてみましたが、乙部さんは黙ってしまうだけで、なにも語ろうとしません。
すると友達が我慢できなかったらしく代わりに説明してきた。
聞き終えた私は、乙部さんにこう言った。
「乙部さん・・・今日帰ったたら、家の中の異様な多さのラップ音の数を数えてみて・・・それから1Fのお風呂場の前に男が立っているから、今日はそこを見ずに2Fへ上がって・・・分ったかな?」
「ラップ音・・・え・・・そうなんですか?」
と何でもないような受け流し方をした。
まるで何にも関心が無いような感じで。
やりにくい子だ・・・それが正直な感想だった。
他の女の子の心配をよそに、はっきりした返答や依頼のないまま、その会は終わった 続く
2008-03-08
次回からのお話の予告
乗り捨てられた放置自動車をお読み頂いた方・・・
ありがとうございました。
次回は 「土地の記憶がリンクする恐怖」です。
ある家族が一戸建てを買った
しかし その日からその家族に恐怖する変化が訪れる。
遠い昔のその土地の記憶・・・
今はとっくにその痕跡はないのに、その時の記憶の中で、翻弄される娘さん・・・
そしてその家族のお話をお伝えします。
どうぞお楽しみください。
このお話は、本当に最近のお話です。
2008-03-07
乗り捨てられた放置自動車 30(最終回)
本当に人通りの少ない道路だ・・・
これが深夜では目撃者もおそらく・・・
看板には確かに被害者は2人と書いてある。
被害者のその時の洋服の写真も載っている。
白いシャツに紫のカーディガン。
「先生・・・間違いないですね、ここで・・本当に書いてある通りだ・・・あの時先生に聞いた女の子像だ・・・」
小暮さんのご主人が少し興奮気味に言った。
昨夜の恐怖が、相当脳裏に焼き付いていたのだろう。
「これだけ人がいなければ線香をあげましょう。」
2束のお線香に火を点けて、全家族の方が数本ずつお線香を置いて行く。そして手を合わせる。
私はその間に毛利さんとあの女の子を探した・・・
ちょうど横断歩道角にその毛利さんが立っていた・・・頭を軽く下げて・・・
あの子は?どこに・・・・・
いた・・・恐らく飛ばされたのだろう、少し離れた街灯の下に立っている。
「道橋さん・・・少し花とお線香を持って私についてきて下さい。」
「は・はい・・・」
私はその女の子の立つ街頭下にきた。
「道橋さん・・・ここに・・・」
「分りました」
そこに花束と真新しいお線香の煙が広がった・・・
「昨日のおじさん?あたし・・・やっぱり死んじゃった見たい・・・ここ・・しっているもん・・・」
「もう冷静になれたね?そうだ・・・ここで君は・・・車から動けなかった・・・それを解放して、ここに連れて来て成仏させてあげる為に今日は来たんだ・・・」
「こんな無音で・・・孤独な場所にはもう居たくない・・・だから・・・」
「分っている・・・もう終わらせよう・・・犯人は捕まるように、情報提供は警察にしておくからさ・・・君はこれ以上苦しむ事はない・・・いいね?」
「うん・・・お願いします。」
ぺこりとお辞儀すると、頭の傷が痛々しく私の目に飛び込んできた。
そして私は毛利さんの方を見た。
「毛利さんもこちらに来て下さい。これくらいの距離なら動ける筈ですから」
2008-03-06
心の病 その時代に私の出来る事
時代なのですかね・・・
最近 心の病の方が物凄く多くなったように感じます。
暗黒の時代・・・ 不景気が全然良くならない。
国や人の心が荒れてくる時代・・・
政治家は別次元の世界でやりあっている時代・・・
それが分からない不思議な日本。
そんな背景がこの国を壊していく。
最近目にする凶悪犯罪。
最近目にする無理心中記事。
こんな時だからこそ、私たちに出来る事がある。
スピリチュアルに対しての風当たりは強くなったが、宗教じゃない、救える言葉がある筈だし、それが我々には出来る筈です。
根元はなかなか変えられないかも知れないけど、道を教えてあげる事は出来る筈。
私も勉強しています。
カウンセリングの部分も含めて・・・
暗黒の時代を乗り切る方法を・・・
2008-03-06
乗り捨てられた放置自動車 29
まさか・・・被害者が2人とは・・・
いや・・・一人と考えた自分が未熟だった・・・それが純粋に後悔した事だった。
「明日・・・明日必ず・・・待っててくれ。」
名前を聞けなかった事が悔やまれたが、今はその現場で2人の人の魂を浄化させてあげる事が、一番大切な事だと自分に言い聞かせた。
「あっ・・・寒さが消えた・・・急に戻ったぞ?」
小暮さんが驚いた。
「このTVの画面見て!霧を吹いたみたいに一面湿っているは・・・」
小暮さんの奥さんがTVを見ながらそう言った。
確かにあの寒さは夢の中の事のように感じていただろうから、現実的な事と分ったら、さらに驚くのは無理もない話だ。
「先生・・・その女性は?」
道橋さんが重要な事を質問してきた。
「あの人は、毛利さんと同じ場所に縛りつけてあります。そこで冷静さを取り戻すでしょう。今の状態では危険でしたから」
「あのまま・・・だったら恐ろしい霊に?」
「ええ・・・恐ろしい悪霊かしてしまうでしょう。だから今は我慢してもらうしか無かった・・・」
「あした・・・ですね」
そして眠りについた・・・
翌朝・・・我々はBOXカーに乗って現場へ向かった・・・呼ばれるように」
「先生ここですね・・・」
そこには事故現場を表す、立て看板が立てられていた。{目撃者はいませんか}というような内容の看板だった。
被害者は2名・・・まだ花が飾られていた。
事故時刻・・・23時35分頃・・・そうだ・・・。
我々はまず 持ってきた花を二束そこに置いた。
人通りが少ない場所だ・・・車の流れも・・・
続く
次回 最終回
2008-03-05
乗り捨てられた放置自動車 28

記憶と共の恐怖心まで呼び戻してしまう・・・
可哀そうな現実だった。
「怖かっただろうに・・・貴女の名前を教えてくれますか?」
「な・まえ・・・なま・・え・・・お・・・もい・だせ・・ないよ・・・あ・の・・ひ・・わ・たしはじ・・て・んしゃ・・にのっ・・ていたの・・・そうしたら・・・く・る・まが・・き・た・・の・・・まぶ・すか・・・った」
未成仏状態の霊は、霊であって霊でなし・・・痛みや恐怖は生者のと同じである。
「君が車にぶつかった時間は・・・だいたいでもいいから分るかな?」
「あの・・・ひ・・わ・たし・は・じて・んしゃにの・っていた・・・こん・びにのと・けい・・・よる・の・・・11時・・は・ん・・・だった・・・」
「小暮さん今の時間をメモしておいて!」
「はい!メモをしました」
自転車か・・・
「あた・・ま・が・・・・いた・・い」
そう言って女性は自分の頭をおさえた・・・
「な・・・・な・に・・・この・ちは・・・あ・・か・みの・・けがぬけてる・・・なん・で・・・なんで・・」
完全に取り乱している・・・危険だ。
「君を・・・私があの車から解放してあげる。そして明日あの事故現場に行って君を成仏させてあげる・・・それまで待ってくれるか!」
「な・・んで・・・ワタシ・・何もしていないのに!何も悪くないのに!!」
言葉が徐々に戻って来た・・・
それと共の・・・
この部屋に室温が再び急激に下がり始めた。
「井口さん!」
道橋さんがあまりの寒さに震えながら叫んだ!
「分っている・・・ごめん」
混乱していて話が出来る状態ではなかったから、今回は強引に車からの解放をした・・・あまりやりたくない手法だったが、それほどの危険さを感じたのも事実だった・・・
続く
2008-03-04
乗り捨てられた放置自動車 27
私を睨みつける女性の霊魂・・・
「やばいな・・・完全に怒っている」
「先生・・・さっきからのこの部屋の冷気は・・・その人の?」
「そうです・・・氷のような冷たさを感じます。話を聞いてみますね・・・」
ちゃんと話を聞いてくれるかどうかが心配だった。
しかしこの怒りや誤解を何とかしなければいけなかった・・・私の責任だったから
「ごめんなさい。貴女の事を無視した訳ではなかったのです。気がつかなかった・・・それが真実です。どうか怒りを鎮めてくれないか?」
「ほ・・・ほ・んと・うか?ほん・と・うに・・・無視をし・たん・じゃ・・ない・のだな?」
話し方が少し変だ・・・顔が歪んでいる・・・この被害者は・・・頭を強く打ったのか・・・頭が陥没していた・・・
髪の毛には血がべったり付いていた。
言葉がうまく出せないのはその頭の傷のせいかも知れない。
「無視はしていない、それは本当です。痛かったんだね?その傷・・・あの車のせいで?」
「な・んで・・・私はあ・そこ・・・にいた・・・ん・だろう?わか・ら・ない」
そうか・・・この人は、自分がなぜあの車の所に居て、動けないのか分らないらしい・・・これでは成仏できずに苦しむ訳だ・・・おそらく物凄い痛みと共に
見た感じはジーンズ姿・・・上は白いシャツに紫の大きめのカーディガン・・・
若そうだ・・・
「君はあの車に撥ねられて死んだ・・・可哀そうだが・・・君が撥ねられた場所は、○○だな?」
私が静かに話したら、女性の顔がみるみる変わってきた・・・
記憶がつながって来たようだ・・・可哀そうに・・・
続く
2008-03-03
自分の人生の轍(わだち)を残す
私はよく考える・・・
これも歳をとって来たせいかも知れない。
ここまで生きて来て、私を信じて来てくれた人たちが居る。
よく続けて来れたものだと感じる・・・・
この先、一体いつまで出来るのだろう。
何人の人たちを助けられるのだろう。
マラソンのような気持ちの持続が重要な仕事だからこそ、自分のお尻を叩き続けなければならない。
でも・・・それを辞めた時の自分を想像する事が出来ない自分が居る。
それならば、せめて自分の子供や、信じて来てくれた人たちに、自分の(井口)轍(わだち・タイヤなどの通った跡)を残そうと思う。
忘れられ去られる人間ではなく、こんな人が居たと、少しでも良い・・・ほんの少しでも忘れられない人間で居られるように、生きよう・・・
今日・・・「ふっ」とそんな弱気の自分が居た・・・
47歳・・・もうすぐ今月の27日で48歳になる人間の、ちょっとセンチメンタルな、でもナチュラルな・・・私の心のパンドラの箱・・・・
2008-03-03
乗り捨てられた放置自動車 26
これほど分りやすい現象は、なかなか無いと思った。
私が見詰めた先は玄関から入った廊下とリビングをつなぐドアだった。
「誰かな?貴方は?」
急に話しかけた私に、小暮夫妻と道橋さんは立ち上がった。
毛利さんじゃない・・・誰がこの強引な割り込み方をしたのか・・・
私は立ち上がった3人を手で制して立ち上がった。
その時だった・・・私は大変な間違いと失敗をしてしまっていた事に気がついた。
「まさか・・・貴女も?」
3人は私の言葉に首をかしげながら私の顔を見た。
「貴女もあの車に・・・跳ねられた?」
ドアの前に立った霊は女性だった・・・
まだ年齢は20代後半くらいの・・・
霊は深く頷いた。
その顔は怒りの形相をしていた・・・
上目を使いで睨みつけてきた。
「どういう事ですか?いぐちさん!」
道橋さんが聞いてきた。
「はい・・・私は大変な見落としをしてしまっていたようです・・・あのガラス片と、ガラスの傷にばかり意識が行ってしまい・・・もう一人の被害者に意識を合わせる事が出来ませんでした・・・完全なる見落としです・・・・」
「もう一人?あの車の被害者がもう一人いたんですか?」
小暮さんのご主人が裏返った声で叫んだ。
「ええ・・・」
「でも毛利さんは何も言っていませんでしたでしょう?」
「そうですね・・・ただ未成仏の霊たちは、コミュニケーションが取れません。お互いが同じ車によって被害を受けた死者だとしても・・・だから毛利さんの霊も知らなかったのだと思います。」
何とした事か・・・この女性の前でしたり顔で解決したと思い、みんなで良かったなどと笑顔を交わしてしまっていたのだ。
この人は・・・怒っている。
続く
2008-03-02
乗り捨てられた放置自動車 25
確かに濡れたままで帰るのは面倒だったので、泊らせて頂く事にした。
翌日 11時頃に集まる約束をして別れた。
その夜夕食を御馳走になっている時に、それは突然起きた・・・・
急激な室温低下・・・・
私の全身に鳥肌が立つ・・・
しかし誰もその異変に気が付いていない。
なんだ?この感触は・・・毛利さん?そんな筈はない・・・明日行く予定にしているし、3日間の間にとの約束だった筈だし。
しかしこの時期に珍しく吐く息が白くなってきている・・・
時間は7時半・・・まだ遅くない時間だし、こんなに室温低下が起きる時間帯ではないし、時期ではない。
すると・・・
「なんか寒くなっていない?この部屋」
小暮さんの奥さんがはじめに言った。
「うん・・・俺もそう思っていたんだ」
ご主人が追随した。
道橋さんも感じていたのか私の顔を見た。
「うん・・・何だろう・・・」
私はただ一点を見つめたままそう答えるだけだった。
続く
2008-03-01
乗り捨てられた放置自動車 24
「そうですね・・・私は3日以内に行くと約束しましたから・・・その中で行ってくるつもりです。」
私は毛利さんとの約束した場面を思い出しながら言った。
死者との約束は、守らなければいけない・・・(生者との約束も・・・)
「あの・・・私も行って良いですか?」
道橋さんもそのつもりだったようだ。
「はじめに井口さんに話を持って言った時に、最後まで何かをしなければいけないと言う気持ちになっていました・・・予感みたいな・・・感じで。だから・・・」
「うん。いいですよ・・・行きましょう」
「あの・・・私たち夫婦もご同行させていただいてもよろしいでしょうか?」
小暮さんが言ってきた。
「いえ・・・小暮さんだけではなく私たちも・・・せめてその事故現場に花を添えたいと思います。」
一同は再びうなずき合った。
今皆さんは、被害者だった事を忘れて、毛利さんの事を心配してあげていた・・・
優しい人達だ・・・
でも・・・ここでもし私が嘘をついていたり、本当に見えなかったならば、現場に行っても事故の看板も、花も何もない訳だ。
そう言う意味で・・・真剣勝負だった訳だ・・・
みんなで行く事を想定して、毛利さんから事故現場を聞いた訳ではなかったから・・・
怖いもんだな・・・すぐに検証されてしまう訳です・・・
みんなに見えないから、聞こえないからと言って嘘をつく事は許されない真剣勝負。
もちろん私は自信を持って聞き取った。
だから・・・
「分りました。皆さんの気持ち・・・明日行きましょう。行けますか?」
「はい。行きます・・・」
「じゃあ そうしましょう。それから・・・小暮さん、警察に電話をしておいてください。」
「はい。でもなんと伝えれば良いでしょうか?」
「子供たちが遊ぶ場所に、変な破損がある車が放置してあるので、調べてくださいと伝えれば良いのではないかな?」
「なるほど・・・そうします。それから井口さん・・・道橋さんと一緒に嫌でなければお泊りされませんか?明日もどうせ行くのですから・・・」
続く