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プロの占い師が集う[占いブログ]

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過去のお話を読みたい場合は

カテゴリーを細分化して、お話別に何とかまとめました。
読みたいお話別にすべて読む事が出来ますので、そちらからお探し下さい。

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私との対極の男 拝み屋 22

2008-06-30

「井口さん、今のは?」
立ちあがった私を見ながら龍門は聞いてきた。
「うん・・・御守りみたいなものさ・・・どの程度効果があるかは分からないけど・・・とりあえず自分の身は守っておかなければね。明日香の望みは、恐らく我々に対しての圧力だと思う・・・手を引けという意味のね。」

「実力行使してまでも、自分の仕事はコンプリートする・・・か。あいつ達のやり方は、気に食わん。もともと拝み屋は、こっそり拝むものだと思っていたが・・・荒々しすぎる・・・」

龍門は、マイケルを気にしながら話した。ポケットから小さな小瓶を出しながら・・・

「確かに荒々しいが、結果的に証拠が残らなければ良い訳だから・・・まして今の科学の時代に、日本の警察は、証拠不十分で起訴さえできない、危険な攻撃だ。とんだ奴らを相手にしたな・・・」

その時、龍門が独り言のように呟いた・・・
「5・4・3・2・・・・・やっぱり来たか!」

「ウオー!お腹ガイタイ!! 穴ガアイテシマイマス・・・ウウーッ!」
マイケルがそう言ってお腹を押さえて床を転がった。

それを予感していたかのように冷静に龍門は、小瓶の中身をマイケルに向って撒き散らした。

{シューワッ・・・・シュシュッ・・・・・・・・・」
徐々にマイケルの悲鳴が小さくなっていく。
元山さんは目の前の光景を、まるで映画を見ているような気持ちから、恐ろしい現実の世界の恐怖に、口に手を当てて壁際に下がって震えていた。

「元山さん・・・心配いりません。貴女の事は我々は必ず守りますから」

元山さんにそう声を掛けてから
「君のカウントダウンは正確だな。」

「相手は井口さんに送っても何の手ごたえがないので、マイケルに送って来る頃だと思っていた物で・・・良かったですよ、聖水を持ってきて・・・こう言う物でも効くものなんですね・・・」
そう言って笑って見せた。
                          続く

Posted by kiyoman 23:45:57Comments(0)TrackBack(0)

暑気払いについて 2

2008-06-30

先日お話しました、暑気払いの日にちが決定しました。

梅雨の真っさ中・・・本日もどんより暗〜い 空模様です。
こんな時には先の事でも楽しい事を考えましょう!

そんな事で・・・7月19日(土)に決定いたしました。
時間は19時からです。
でも〜暑気払いと言いましても、カラオケBOXですけどね・・・汗

でも結局話がメインになってしまいますので、この方がいいのかな?と考えました。
遠方からいらっしゃって下さった方々もいましたから、2次会で・・・となると帰りが大変でしたからね。笑

場所は・・・{秋葉原}で〜す。

ご予算は 5500円です。食べ物もありますから〜
ご予定が合う方は、再度ご連絡ください。
psychic_dive@ybb.ne.jpへ御一報を

PS 拝み屋のお話も、これからが本番です。今夜 続きを書きますのでお楽しみに〜

Posted by kiyoman 12:02:24Comments(4)TrackBack(0)

私との対極の男 拝み屋 21

2008-06-30

46466.jpg

「龍門くん・・まあ 待て!そんなにショックを受ける必要はない。相手はまさしくアサシンのような男のようだからな・・・必殺仕置き人か?と思うぐらいのな。」

「あっ!はい・・・取り乱してしまいまして済みません。しかし隣の部屋に我々がいて・・・その隣でこのマイケルを脅かし洗脳した・・・その自信と手際を考えると・・・少しレベル違いなのかと自信がなくなりかけました。」

龍門の言う事は本心だろう。私も正直に言うと、これほどの拝み屋を相手にした事は無かった・・・これから何が起きるのか・・・見当がつかないのも事実だ。

「明日香ハ 私ニ・・・私ノ藁人形ダト言って、不気味な藁人形をダシテキマシタ。私ガ 何ヲ馬鹿ナトイッタラ、手カラ針ノヨウナモノヲダシテキテ・・・・ソノ人形二サシマシタ。ソウシタラ・・・声モ出ないヨウナ激痛ガ体ゼンタイヲ走りマシテ、動けなくナリマシタ。息モデキナイクライノ苦しサデシタ。言う事ヲキケト・・・井口の事ヲオシエロトイイマシタ。ソウイッテ針を抜いたらイタミ・・・キエマシタ。」

「藁人形を使って君を脅かしたのか?何と言う奴だ。それで?」
龍門は乗り出した。
「私・・・私コワクナリマシタ・・・ダカラ井口の事オシエテシマイマシタ・・・ユルシテクダサイ。ソノトキ明日香は、モウヒトツノ藁人形モッテイマシタ・・・コレハソノ井口の人形ダト・・・ダカラ井口ナドハ 怖くないト・・・ダカラ協力シロトセマリマシタ。」

「井口さん!あの男は井口さんの藁人形を・・・・」
龍門は慌てて言った。いつもの彼らしくないくらいに動揺してしまっている。

「俺の藁人形か・・・」

「明日香・・・コウモ言ってマシタ。顔をミテオカナケレバ 呪いハカケラレナイト・・・ダカラ顔ヲミニイクト・・・」

「それで今日の顔合わせか・・・と言う事は、俺の命はすでにそいつに握られているという事になるな。ヤバイ!」
「ヤバいって・・・そんな呑気な!」
「まあ待て龍門クン・・・」

私はそう言ってその場に結跏趺坐の姿勢をとった。(座禅のようなもの)
「臨・兵・闘・者・皆・陳・列・在・前 我を守りし守護の神々よ、掛かる邪気を払い落したまえ」そういって手印を結んだ。
                            続く

Posted by kiyoman 03:04:40Comments(0)TrackBack(0)

私との対極の男 拝み屋 20

2008-06-29

「マイケル・・・君は考え違いをしていないか?俺達二人は戦士でもなっければ、暴力沙汰の人間ではないぜ?あくまでも襲いかかる相手にだけ、火の子を払う・・・それしか目的としていない。明日香と言う男がどういう事を言ったかは知れないが。」
私は諭すように言った。

「カレハ・・・コロシヤ・・・アサシンダ。ダカラオソロシイ。レイハチョクセツイタクシナイ・・・デモカレハ・・・メノマエデ ワタシヲイタクシタ、クルシクシタ・・・コワカッタ。」

「と言う事は・・・明日香は君に接触してきたんだな?直接に・・・」

「ソウデス・・・イグチサンノヨウニ・・・マチブセ二アイマシタ・・・」

「いつの間に?いつも俺達と一緒に居たはずだろう?いつの事だ?それは・・・」
龍門が前に出た。

「キノウノ・・・ヨルデス・・・・」

「昨日の?東京に来た昨夜か?・・・じゃあ・・・場所は・・・」

「ソウデス・・・ホテルデス・・・ワタシノヘヤネ・・・・」

何と昨夜、自分たちがいる部屋の隣の、マイケルの部屋に明日香は堂々と来ていたという事になる・・・

龍門が唸るように言った・・・

「何も・・・俺達の誰も・・・感じなかった・・・ぞ?明日香とはどんな男なんだ・・・」
                             続く

Posted by kiyoman 19:27:47Comments(0)TrackBack(0)

人それぞれの運の容量

2008-06-29

人は、他人を見て・・・自分より運がいいとか、自分は運がないだと、よく言います。

しかし・・・本当にそうでしょうか?
本当に自分だけ運が少ないのでしょうか?

よく 数字の統計学では、長い間ずっとサイコロを振り続けた場合、初めこそ数字の出目の多い少ないがありますが、次第に数を重ねると、不思議と平均的な出目の数に均されるという事があるそうです。

私も人を見た時に、運もそれと良く似ているのではないかと、思わされることがあります。

{人の運の容量は、そんなに違わない。}と言う考え方です。

確かに早熟型、中期型、晩成型、ならし型といます。
前にも書いた事がありますが、運はタイミング。
あとはそれを逃さずに掴めるかどうか・・・それ次第だと思うのです。

暗くうつむいた生活をしていれば、近くを運が通っても気がつかない。

出会いが無いと、願っている人が引きこもりの人であれば、出会う訳がありません。

宝くじに当たれば幸せなのにと、思っているのに宝くじを買わなければ、絶対に当たる事はあり得ません。

お金に苦しんでいて、どうしてもお金が欲しい人が、働かなければお金は入って来ずに、さらに苦しくなってしまいます。

当たり前のような事を書きましたが、意外とこれが気がつかない現実なのです。負のスパイラルに落ち込んだ人のパターンなのです。

運が通り過ぎようとした時に、どれだけアンテナを張れているか、機敏に対応できるかに掛かっているのではないでしょうか?

そして一番重要な事は{ヒットアンドウエー}出来るかどうかでしょう。
強気に言っては冷静に、そしてまた強気に行く。必ず挟む冷静な客観的に見た自分・・・これを確認出来たら最高なのです。

運の大小はありません。ただそのタイミングが大きく違うだけの話なのです。
ですから・・・人を恨まず妬まず、自分を空っぽにすることをお勧めします。

Posted by kiyoman 00:29:59Comments(0)TrackBack(0)

私との対極の男 拝み屋 19

2008-06-28

「人の心を読む・・・中を見るという事なの?そうか・・・それじゃあ今のマイケルにはきつい人だな。それも師と仰ぐ人じゃ尚更だ。」

これは実際にはそれほど役立つとは思われない方がたくさんいると思いますが、実は物凄く大切な事なのです。
なぜならクライアントが、はじめから完全なる話をしてくれていれば問題はないのですが、だいたいの人は、自分の部分には多少モザイクを掛けてお話しされる方が多いものなのです。
それ自体はしょうがない事だと思っていますが、視る方としては、そのスタート地点を間違えると、答え自体がかなり的外れなものになってしまう恐れがあるのです・・・

そんな時に、そのモザイク部分がある程度把握できれば、言いにくい事も聞かずに判断できます。そして求める答えも・・・

ですからここで登場する{ブライアン・ダガ―牧師}のような人は、実は大切な人なのです。

「マイケル・・・どうする?正直に答えたらどうだ?君のどういうアクセスがあったんだ?」

龍門が一転して優しい声と顔つきをして言った。

「イマノ・・・コノクウキ・・・ワタシニハオモスギマス・・・クルシイ・・デス。アスカ・・・カレモオソロシイ・・オトコ。」

いつの間にかマイケルは、壁際まで下がっていた。そして両方の手を、高さんの状態のようなポーズをとっていた。

「明日香はそれほど恐ろしい男なのか?何を見せられた・・・何を言われた?君も本国ではエクソシストとして実績のある男のはずだろ?その君が・・・恐ろしいと言うのか?」

龍門は首を傾げながら聞いた。

「オソロシイ・・・デモ・・・リュウモントイグチノ・・・フタリモコワイ・・・ヒトタチダ・・・・・」
                           続く

Posted by kiyoman 00:37:17Comments(0)TrackBack(0)

私との対極の男 拝み屋 18

2008-06-27

「龍門クン、そのブライアン・ダガ―牧師ってどんな人なんだ?」
私は新しく聞く名前と、マイケル・ミラーの反応を見て、思わず聞いてみたくなったのだ。

「あっ!すみません・・・このマイケルの先生にあたる人です。」

「マイケルの先生?そんな人間も今回日本に来ていたのか?その中でのマイケルの動き・・・納得できないな・・・そんなリスクを冒してまで明日香に味方する必要があるかどうか・・・だ。」

私はそこの所を考えてしまった・・・自分ならどうする?こんな危険を冒すか?・・・と。

「いえ・・・心配には及びません。そのブライアン・ダガ―牧師は、心を読むプロです。霊の事や悪魔の事なら、井口さんはもとより、私にも劣るでしょうが、人の心を読む・・・その技術には長けていますから。」

「それでマイケルは恐れている訳か・・・こんなに人を喰った人間が、今さら先生だからと言って恐れるとは思えなかったが・・・なるほどな。」

「井口さん・・・本題に入る前に、とんだ遠回りをさせてしまいましてすみませんでした。」

龍門は、一番苦しんでいるのかも知れない。
後日彼から聞いた話だが、この時の心境は、{久しぶりに井口さんに会って、自分の成長と、組織を見てもらいたいと思ってきたのに、霊どころか、人間に甘かった自分が情けなかった}との事だった。
                             続く

Posted by kiyoman 03:03:39Comments(2)TrackBack(0)

私との対極の男 拝み屋 17

2008-06-25

「マジデスカ?ワタシニ?ホンキデスカ?」
マイケルは慌てたように目を大きく見開いて言った。

「ああ 本気だ。君は拒否する事も出来る・・・しかしその時は明確な理由を言う義務がある・・・何故なら私たち仲間のはずだから・・・違うかな?龍門クン・・・・」

私はマイケルから目を離さずに言った。マイケルは私の目に押されて、曖昧な言葉さえ考える余裕を奪われていた・・・心の中の変化を見透かされている事が分るからだ。

「相変わらず面白い発想をする人だ・・・マイケル・・・確かに井口さんの言う通りだ・・・嫌なら拒否すればいい。私たちを納得させられる理由があればだがな・・・私をがっかりさせるような理由を言うなよ。」

龍門は、最後の言葉に力を込めた。そしてその眼力は強くなった。

「・・・・・・・・・・・・・・・」
マイケルは目を大きく見開いたまま沈黙したままだった。

龍門はそんなマイケルを見て、携帯電話を取り出した。そしてどこかへ電話を掛けたようだ。

「俺だ・・・今回東京に来ているメンバーは何人だ?あと4人か・・・よし、その全員は速やかにここに来てくれ・・・そう、元山さんの所だ。どのくらいで来れる?そうか・・・20分か、出来るだけ急いでくれ。待っている。」
そう言って電話をしまった。
それを聞いていた、マイケルの眼が少し怯えたようだ。

「マッテクダサイ!ミンナヨブンデスカ?ドウシテ?ドウシテデスカ?
モシカシテ・・・ブライアン・ダガ―牧師モクルノデスカ?」

ブライアン・ダガ―牧師・・・・何者だろう。マイケルがその人物に怯えているようだ・・・その人物も向かってくるようだ。

「元山さん・・・少し騒がしくなりますが お許しください。」
龍門は元山さんに、しっかりと頭を下げた。
                            続く

Posted by kiyoman 23:54:35Comments(2)TrackBack(0)

私との対極の男 拝み屋 16

2008-06-25

「マイケル・・・今お前は、井口さんの質問に・・・まだ言っていませんこれから と言ったな?どんな意味があるか分るか?」
龍門は物凄い形相で詰め寄った。

「ワタシノイッテイナイノイミハ、ダレニモイッテイナイトイウイミデス。ホカノイミハアリマセン・・・・」

「呆れた奴だ・・・本部に言って、すぐに本国に帰してもらうように伝える事にしよう。」

「まあ待て!龍門クン。彼からの情報を信用して動いているようですから、もし偽の電話をかけさせたらどうなる?」

「おお〜その考えは面白い。」
                          続く

Posted by kiyoman 03:24:07Comments(0)TrackBack(0)

暑気払いのお知らせ

2008-06-24

え〜またまた 無謀な事を考えてしまいました・・・
年末に忘年会をやりましたが、あの時もかなりの方に無謀な事をするな〜井口さんは・・・と、いろいろとアドバイスを頂きましたが・・・

それでもまだ懲りずに・・・暑気払いで7月の土曜日に、「飲みながら話しません会」beermark_11w04
を開いちゃいたい気分になっています!

ただ・・・今回は前回の教訓で、はじめからカラオケBOXでやっちゃいましょう〜と考えております。
その方が周りを気にせずに、怖ーい話も出来ますし・・・

会費は前回の失敗から学びました、前振込制で〜
5500円くらいの会費で出来るかな?と思っています。

そんなこんなで、またまた大体の来場者の人数を把握したいので、コメント欄に打ってきて下さいませ!

鬼怒川温泉ツアーは、諸事情ですぐには決行出来ませんが、こちらなら出来そうですので!
よろしくお願いします。
ではでは・・・・bye05beerface_01

Posted by kiyoman 03:25:04Comments(9)TrackBack(0)

私との対極の男 拝み屋 15

2008-06-23

「ワタシモプロデ〜ス・・・ニッポンニハ、ベンキョウニキマシタネ。コワイコトノ、ジャンルイロイロチガイマス!ダカラヒッシニガンバッテマス・・・」

「分ったよ・・・マイケル。君も必死に頑張って情報を集めてくれたんだろう?疑って悪かったね・・・」
私はそう言ってマイケルに笑顔で答えた。

「井口さん?・・・・・・・・」
龍門慎一が隣で呆気に取られた顔をしていた・・・私の表情を見て、判断をしかねていた・・・

「ここはみんなで協力して対処しなければいけないようだからね。相手は相当手強そうだから・・・正直怖いしね。俺自体もこっそり呪われたら防げるかどうか・・・だから マイケルも重要な戦力だと思う。」

「オ〜!ワタシモシアワセネ〜ブラボ〜!イグチ。」

「そうかそうか〜。マイケル・・・もう一つ聞いていいかな?」
私はニコニコ顔のマイケルに聞いた。

「ナンデスカ?〜」

「明日香には、俺の力のジャンルの事は教えていないだろうな?」
唐突な質問だった・・・それも笑顔で・・・すると

「オ〜・・・イッテマセン〜ワタシモマダイグチノチカラノジャンルシリマセンカラ・・・コレカ・・・ラ・・・?????」
マイケルは調子に乗っていたようだ。話している内容に今気がついたようだ・・・目だけがキョロキョロしている。

「おい!お前、何言っているか分っているのか?」
龍門は顔色を変えた。
                          続く

Posted by kiyoman 19:52:00Comments(0)TrackBack(0)

私との対極の男 拝み屋 14

2008-06-22

「井口さんがマイケルを疑う意味は分ります・・・私も明日香の出現は妙に気になります・・・しかし 一応マイケルは仲間なので、弁明を兼ねてお伝えしておきます。彼が日本に来て初めて担当したのが、明日香良一のの仲間が掛けた、呪いを掛けられたクライアントだったのです。」

「私はまだマイケルがどうと結論は出していないよ。ただマイケルはエクソシスト、つまり悪魔払いの専門家だろ?日本の・・・それも呪いの跳ね返しの経験などないだろう?それをいきなり担当したと言うのか?」
                         

「確かに無責任に感じるでしょうが、私も付いていますし・・・私も以前井口さんと仕事をした時より、経験を積ませて頂きました。今の場所に来てからというもの、呪いに関する依頼が多かったのが大きく影響しています・・・今じゃ悪魔払いよりも、呪い関係が専門と言っても良いくらいになってしまいました。もちろん呪いを掛ける方ではありませんよ、撥ねる方です・・・」

「そんなに依頼主が多いのか・・・今の世の中、恐ろしい気がする。自分で呪っている間はかわいいものだが、プロに依頼するとなると、穏やかではないな・・・リスクも大きくなる事も知らずに・・・」

「ええ・・・みんな後で気がつくのです・・・その恐ろしさを。ですが暑くなっている人間にはそんな事はお構いなしなのかも知れません。マイケルには、日本で学ばせてくれと言う本国からの依頼がありましたので、やらせてみたのです・・・その結果、見事にクライアントは無事に危険な時期を過ぎる事が出来ました。結果だけを見れば大したものでした。危なげなくこなしました。それ以来マイケルは、明日香のグループから目を離さない・・・一番情報を持っている男になっています。」

「そうか・・・では、今日の明日香の情報漏れ事件は、マイケルが流したと言う事ではなく、相手がかぎつけたと言う事なのか?」

「私はそう信じたいです・・・が」
龍門慎一はマイケルを見ながらそう言った。
                           続く

Posted by kiyoman 18:22:23Comments(2)TrackBack(0)

私との対極の男 拝み屋 13

2008-06-22

最初の部分で「明日香良一」の名前が出た所で話がそれてしまい、詳しく聞けなかったので聞いてみたのだ。
先方は私を知っている・・・しかし私の方は彼を良く知らない。

相手のジャンルがジャンルなだけに、知っておかなければ私でも恐ろしいと感じたからだ。

「明日香良一・・・その男は奈良で呪術師として、3代にわたり受け継がれてきた男です。歳はたしか33歳で、弟子のような存在が、確認が取れている段階で7人います。そしてそれぞれが拝み屋や占い師をして生計を立てているようです。しかしその根底は呪術師なのです。人の呪いを受け持つ仕事で、その仕事内容の仔細までは把握できていませんが、財界の方には信望者が多くいるようです。そしてその信望の意味は、そのまま仕事の達成結果によるようです。裏の裏に生きる男ですから、知っている人間自体非常に少なく、情報を集める事が困難でした・・・報酬は、井口さんや私とは比べようもないくらい高額だそうです。今回、元山さんがその対象者として彼が仕事に移ったとの確認です。」

「まるで・・・本当に陰陽師の映画そのものだな・・・仕事の腕は確かか・・・そしてそのターゲットを守る役が私な訳だな?少しきついな。」

「井口さん・・・私たちもいますよ。」
龍門は笑顔でそう言った。頼もしい男になったものだ・・・

「陰陽師とエクソシストか・・・随分激しい取り合わせだな・・・所で明日香の事をよく調べられたな?そんな裏の男の情報が、ゴロゴロ転がっているようには思わないが・・・・」

「それをいろいろ調べてくれたのが、ここに居るマイケル・ミラーなんです。」

「マイケルが?・・・・・・・」

                          続く

Posted by kiyoman 03:35:48Comments(0)TrackBack(0)

私との対極の男 拝み屋 12

2008-06-20

マイケル・ミラーは、私の視線の意味を感じたらしく

「オーッ!イグチサンハ ワタシヲウタガッテイマスネ?ソレ マチガイデス!ワタシ カナシイ・・・・」

外人特有の大げさなアクション付き(両手を大きく広げて)で疑いを打ち消そうとした。

「マイケル!井口さんの前では普通に喋れ!!・・・・井口さん、確かに井口さんがここに来ることを知っているのは、依頼人の元山さんと、私とマイケル・・・それに井口さんですね。でも 元山さんには言う相手もいませんし、井口さんも言うとは思えない・・・そうなると私かマイケル・・・確かに疑われても反論できませんね・・・・」

龍門慎一は、顎に手を当てて考え込んでしまった。いろいろ前後を思い出しているのだろう。

「龍門クン、考えている最中に悪いが、マイケルの事を君の口から聞きたい・・・教えてくれないか?それで疑いが晴れるかも知れない。」

「そうですね・・・まだ紹介する前に話に突入してしまいましたからね。
彼はアメリカ本国で、エクソシストとして活動しています。元々は神父だった父親の下で活動していたのですが、そのエクソシストとしての腕を買われて、私の属しているカト○ックの組織に招かれたようです。そして先月初めに私の元に、派遣されてきたんです。日本の徐霊を勉強させようと言う意図のようです。歳は28歳・・・」

「ふーん・・・腕を買われてか・・・だから自信があるんだね。私を必要としないくらいに・・・」

「おー、井口さんは私を見ようとしていますね?止めてください・・・その厳しい眼は恐ろしいです。」

マイケルは私の意図に気がついたように、顔を両手で覆った。

「龍門くん・・・あの男、明日香良一について知っている限りで良いから教えてくれないか?」

「あっ!はい・・・話します。」
                              続く

Posted by kiyoman 23:55:21Comments(0)TrackBack(0)

私との対極の男 拝み屋 外伝

2008-06-20

45894.jpg

写真は何かご存じだろうか・・・
これが有名な呪いの藁人形です。
今の世の中、このような物がネットの世界で販売もされています。
藁人形本体に、15cmほどの五寸釘・その釘を打ち込むためのハンマー・簡単な祈祷をする為のローソクと蝋燭立などがセットになっている。

中にはこれらの販売のみならず、恨みや呪いの代行業者までいます。
恐ろしい話ですが・・・
「貴方の恨み晴らします・・・」ちょっと前に漫画でやっていた、「地獄少女」のように・・・

しかしこれらの代行は、実際の効果は定かではありません。
誰にでも、気に食わない相手はいる物です・・・中には本当に何とかしたいと思いつめている人もいるかも知れません。

ただ・・・何よりも覚えておかなければいけない事が一つあります。
それは「人を呪わば穴二つ」という言葉です。

この意味は、人を呪い復讐を遂げるには、自分の墓穴も掘らねばならない、それほどのリスクがあると言う事なのです。

このお話に出てくる男「明日香良一」は、俗に言う祈祷師の男です。
しかし、祖の得意分野は呪い掛けなのです。
それもプロの・・・政敵やライバルを、遠くから音もなく葬り去る。
または自分を傷つけたり、苦しめたり、裏切った相手を、自分に代わって呪いを掛けてあげる拝む仕事なのです。
私がよく「拝み屋」と表現するのは、なにも彼らが拝むからと言う訳ではなく、依頼者が拝むからそう呼ぶのです。

ある意味究極の恐ろしい商売です。そしてその依頼には、高額な報酬が必要な事も付け加えておきます。

私は人を助ける・・・
彼は人を葬り去る・・・
対極に居る男なのです・・・

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私との対極の男 拝み屋 11

2008-06-19

「まず・・・なぜ私が元山さんの相談に乗るようになったかを説明します。私はお話ししたように、奈良で行動をしています。その地で重要なクライアントがいまして、その人のいろいろな相談に乗っていた所、元山さんからそのクライアントに連絡があったのです。お二人は旧友だそうです。」

一気にそこまで話した。
「はい。彼女は昔からの友人です・・・」
元山さんが返事をするように答えた。

「その元山さんの相談に乗ってくれとクライアントの神城さんから頼まれ、話を聞きました。そして話を聞いて行くうちに、これは井口さんに力を貸していただかなければならない!と・・・何故か感じました。もちろん私たちも動きますし、仕事としてやって頂きます・・・」

「その内容・・・俺はまだ簡単にしか元山さんから聞いていないが、それが問題なんだね?」

「はい・・・でも、内容が大きな問題ではなく、絡んでいる者たちが問題なのです。元山さんの相談は、遺産相続に絡んだ相手のある問題でした。そしてその相続相手が相談した相手が・・・電話でお話しましたが、拝み屋、呪術師に相談をしていたようで、その相手が・・・明日香良一なんです。」

「やっぱり・・・彼が君の言っていた拝み屋か・・・その主な仕事は呪いか?ずいぶん自信満々なふるまいだったが・・・それ程の男なのか?」

「私も彼とまみれた事はありません。でも、仲間たちに聞くと、仕事はきっちり期待通りの結果を出すそうです・・・・」

「確かに・・・俺もあんなに真正面から挨拶をされたのは初めてだ。それ程の自信なんだろうな・・・ではこちらから質問がある・・・なぜ彼は今日ここに私が向かう事を知っていたのかだが・・・情報の漏れは?」

私はそう言って、マイケル・ミラーを見た。
                          続く

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私との対極の男 拝み屋 10

2008-06-19

先程までの険悪な雰囲気は微塵と消えた。

「俺を待っていたと・・・ここに来ることをよく知っていたようだ。こんな名刺をくれた・・・名前は明日香 良一と言っていた。奈良から来たとも言っていた・・・心当たりがあるかな?」

私は2人を交互に見ながら聞いた。そして良く観察もした。

「龍門さん!明日香が・・・あいつらがもうここを・・・・」
マイケル・ミラーが慌てたように龍門に叫んだ。

「うん・・・明日香が自ら動いてきたのか・・・」
龍門がうなりながら言った。

「どうやら知っているようだな、その男を。俺がここに来ることを知っていたと言う事は、情報が筒抜けだと言う事かな?君らしくもなく。」
私は多少嫌味を込めて言った。
しかし龍門はよほど慌てたのだろう、すぐにこう言った。

「井口さん・・・明日香の事を含めて、何故私が元山さんに井口さんを勧めたか、何故今日ここ、元山さんに家に来たかを急いで説明いたします。

「あの・・・私は席をはずしましょうか?」
そばで聞いていた元山さんが、気まずそうに言ってきた。

「いえ・・・元山さんにも聞いて頂いた方がよろしいかと・・・」
龍門がすかさずそう言って、一同はリビングのソファーに座った。

オレンジ色の光を放つ、豪華なシャンデリアがこんな時は不気味に見える・・・考えすぎか・・・・
                            続く

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私との対極の男 拝み屋 9

2008-06-17

睨みあった私とマイケル・ミラー・・・

「ちょっと 待って下さいよ!!ミラー、お前はここに何しに来たんだ!場所と礼儀をわきませろ。日本には礼儀と言う物があるんだぞ。井口さんもこいつのペースにならないでください!ここはクライアントの家ですよ!!」

龍門の叱責だった・・・もっともな事を言う・・・本当にその通りだ。

「ふーっ・・・すまん。龍門クン。元山さん、失礼しました・・・お許しください。」

私は大きく息を吐き、気もちを落ち着け、元山さんに向かって頭を下げた。

「いえ・・・井口さん お気になさらないでください。でも・・・龍門さん、この方はなんですか?」

元山さんは私には笑顔で答えたが、マイケル・ミラーを見る目は厳しかった。

「本当にすみません・・・マイケル・・・君も謝りなさい。ここはどうしても井口さんの手助けが必要なんだ、君も知っているだろう?」

それを聞いていたこの外人は
「オー・・・スミマセンデシタ・・・ユルシテクダサイ、マダム。そしてミスターイグチ。アイム・ソーリー・・・・・」

そういって右手を胸に持っていき、腰を折って謝った・・・しかしそのやり方がまたムカつくが・・・

「ところで・・・話を戻そう・・・君が何故ここに居るか・・・なぜ元山さんに私を紹介したか・・・それらを質問する前に、私がここに来る前に会った男について話をしておかなければいけないと思う。」

「男が?どんな奴です?」
龍門の顔が一瞬緊張した。そしてその隣のマイケルの顔を、先ほどまでのふざけた笑みが消えていた。
                             続く

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私との対極の男 拝み屋 8

2008-06-17

マイケル・ミラーの眼は笑っていない・・・
何者なんだ?龍門の知り合いな事は確かだが・・・

「井口さん、失礼しました。私からマイケル・ミラーの説明をしておきましょう。彼はアメリカのエクソシストなんです。分け合って今 私の徐霊の仕事を手伝ってくれる助手をしてくれています。少し自信過剰の所がありまして、こまってはいますが、能力はあります。」

「おう・・・龍門さん・・・この人にあなたは手玉に取られたと私に言いましたね?私には龍門より・・・ずっと下の人に感じる。この人の助け・・・いらない・・・ちがうか?」

「おい!マイケル・・・どうしたんだ今日は。可笑しいぞ?おまえは」

あわてて龍門が間に入って止めた。

「おお・・・正直は馬鹿を見る・・・日本語難しい・・・・」

どこまでもムカつかせる男だ。

私は早く伝えなきゃならない事があるのだけれど、マイケルのペースに完全に引き込まれてしまったようだ。

「そんなに自信があるのなら、一つ力試しをしてみようか?」

私は元来こけおどしは嫌いだが、それよりもっとこの男が嫌いになった。
                          続く

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地震について 4

2008-06-16

普段私のブログを読んでいただいている方々はご存じだと思いますが、このブログで私は2月頃、自身のお話を書きました。
その時少し炎上気味だったので、元の「地震について 1」を削除してしまいましたが、その時に日にちを3日間に指定して東京より東で、地震が心配と書いたのです。
日付けは大きくずれてしまいましたが、今回宮城・岩手大地震がありました。
日にちが大きくずれてしまったので、なにも言えませんが・・・・

私が何を言いたいかと言いますと、もう少し日にちの確度をあげられないものかと言う事です。
それをこの場で、また言えるかどうかと言いますとまだ分りませんが、
場所の絞り込みと、注意期間の絞り込みがもう少し出来るように、少し私なりに研究しています。

当たった外れたのレベルではなく、聞いてくれる人がいれば良いと思うレベルですが・・・壮大な問題の何かの役に立てればと思う気持ちで・・・

リスクしか無い話ですが、どうかお願いします・・・
反対意見の方は、どうか無視してください
見てくれる人、聞いてくれる人だけでいい・・・参考にしてくれる人だけの為で良い・・・

反対意見の方にも言論の自由がありますが、書く私にも言論の自由があります。

そうすれば・・・・また私に勇気を与えられると思います。
どうか お願いします・・・

この度の地震で亡くなられた方々の、ご冥福をお祈りいたします。
また被害にあわれた方々の、一日も早い心のケアをしていただけますよう、政府の方の素早い対応をお願いいたします。

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私との対極の男 拝み屋 7

2008-06-15

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元山家にたどり着いた私は、急いで先ほどの男の事を伝えようと思った。

いつものように通されたリビング。いつみてもレトロ感の漂うおしゃれなリビングだった。

そこには元山さんとお手伝いの女性、そして龍門慎一・・・

「久し振りだな・・・龍門クン。そこの宣教師の彼はどなたかな?」

そこにはもう一人大柄な男が立っていた。
まだ歳は若いようだが・・・外人だ。

「井口さん、お久しぶりです。彼は初対面ですね・・・アメリカから来て、私の仕事の手伝いをしてくれている男です。名前は・・・」

龍門がそこまで言った時に彼は割って入って来た。

「ワタシハ、マイケル・ミラートイイマスネ、ドウゾ ヨロシクネ。」
そう言って右手を差し出してきた。

「マイケル・ミラー?宣教師か?牧師か?」

彼は私の手を強く握って来た。何かを確かめるように・・・

「ミラー・・・冗談は止めておけ。井口さんの前で。日本語でちゃんと喋れるだろう?」

龍門が握りあった手の上に、自分の手を置いてそう言った。

それと同時にマイケル・ミラーは手を握ることを止めた。

「彼は日本語が喋れるのか?」

「はい。ちょっと冗談がきつい男でして・・・お許しください。」

龍門は頭を下げた。
マイケルと言う男は、私の目をじっと見ている・・・まるで何かを値踏みするような目だった。
気に食わない眼だ・・・・
                            続く

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私との対極の男 拝み屋 6

2008-06-15

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私は龍門くんから聞いた話を思い出し、詳しく聞こうと思った。

「もしかして?・・・もしかして何でしょうか?私はただの一ファンであって、それ以上ではありません。逆にサインでも頂きたいのですが、色紙を忘れてしまいましたので残念です。あっ・・・そうですね、私の名刺をお渡ししておきましょう・・・一ファンの名刺ですが・・・」

そう言って男は名刺を手渡してきた・・・
そこには・・・名前しか書いていない・・・その名前も手書きだ。
さっきのセリフと言い、どこまでも喰えない男のようだ・・・

その名刺の名は・・・・

「明日香良一・・・・くんか。覚えておこう。」

「光栄です。井口さんとこうしてお会いできるとは思いませんでしたから・・・これからもしも・・・いや、止めておきましょう。雨もたくさん降って来た事ですから、これ以上足止めをしておくことは、井口さんにも・・・・クライアントにも申し訳ありませんから・・・それでは」

明日香良一は、そう言って足早に消えて行った。

私は何も言えずに見送った・・・最後の言葉が気になった・・・

「クライアントか・・・そこまでも知っていると言う事か・・・筒抜けになっていると言う事か・・・とにかく急ごう。」

私はさらに急ぎ足でクライアントの元山家に向かった。
台風の影響で、雨脚がさらに強くなってきた・・・
まるでこれからを暗示するように・・・
                          続く

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私との対極の男 拝み屋 5

2008-06-14

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急ぎ足で元山さんの家へ向かう私を呼ぶ声がした。

「あの・・・失礼ですが、井口さんですか?」

呼ぶ声の方を見た。そこには見た事のない男が立っていた。

「そうですが・・・・・・・貴方は?」

道端で突然自分の名前を呼ばれて驚かない人間はいないだろう・・・
それも見た事のない人間に。

「やっぱりそうでしたか。初めまして、私の名前は明日香良一と言います。一度お顔を拝見したくて、ここで待っていました。」

「ここで待っていた?なぜ 私がここに来ると知っていたんですか?」

「私は井口さんのファンなのですよ・・・それだけです。」

少し関西方面のイントネーションであった。

「明日香さんは・・・関西の方ですか?」

「ああ・・・分りましたか?私は奈良に住んでいますから、少し東京弁が下手ですか・・・駄目ですね・・・・やっぱり分ってしまうようだ。」

「奈良?君は奈良の人?」

奈良とは・・・つい先ほど龍門クンから聞いた地名だ・・・
東京で、一日に二度も奈良の地名を聞く事になるとは思わなかった。
ただの偶然だろうか・・・でも 彼は私がここを通る事を知っていたようだし、私に用がある事は事実だろう。そして・・・奈良となれば

「君は・・・もしかして」
                            続く

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私との対極の男 拝み屋 4

2008-06-12

「井口さん、ご無沙汰していました。きつねの件の時には、妹がお世話になりましたし・・・」

「何で君がそこに居るんだ?君が紹介したのか・・・俺を」

「説明させて頂きます・・・実は私は今 奈良で仕事をしているんです。そこで私をバックアップしてくれている、大切なクライアントがいるんですが、その方のお友達が、元山さんだったんです。そこで私が一度こちらに来て視た所・・・少々厄介な物を感じまして・・・それで、井口さんを信頼できる方とお伝えして紹介させて頂いたのです。何も言ってなくて失礼しました。非礼を詫びます。」

「非礼は詫びなくていい・・・それより厄介なものって?霊か?」

「いえ・・・霊なら私にもある程度は対応できるようになりましたから、井口さんを紹介する事もなかったと思います。」

「それじゃ・・・何だ?」

「井口さんは・・・拝み屋を知っていますか?呪術者・・・または呪い屋という表現でも言われていますが・・・・」

「ああ・・・知っている。人を呪う事を請け負っている人間たちだろう?俺達の真逆の存在。それが絡んでいるのか?」

「ええ・・・今回 もろにその波動が伝わって来ているのです・・・それも奈良の方から・・・私の地元です。」

「奈良の拝み屋が?奈良と言えば、平安京の頃よりその筋が一番多い所だろ?そこの拝み屋か・・・」

「はい・・・私も奈良に帰り調べました・・・そして分ったのです。それをお話したくて・・・今日 こうしてお待ちしていたと言う訳なんです。」

「そうか・・・分った。すぐに行く!待っててくれ。」

私はそう言ってカバンを手にとって部屋を飛び出した。
龍門の話し方が、尋常でない事が感じられたから尚更だった。

そして目的の駅にたどり着き、元山さんの家に向かっていた私に・・・
                          続く

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私との対極の男 拝み屋 3

2008-06-12

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私は電話に出た。

「はい・・・もしもし、井口です。」

「あっ!先生ですか?今日はこんな天気ですが、お願いできますでしょうか?」

私の予想は見事に外れたようだ。相手が一枚上手だった・・・一歩違いでこんなにばつが悪い展開になってしまうのだ。

「あ・・・はい。大丈夫ですよ。」

思わずそう答えてしまう私は・・・まあ 仕方がない。台風が上陸している訳でもなく、接近くらいだ・・・けど。
負けは負けか・・・
そう一人自問自答していたら、依頼者から突然違う話が飛び出した。

「あの・・・今日先生にお会いしたいと言う人も同席しているんですが・・・実は、井口先生を、その方にご紹介していただいたんですの。
あっ・・・今代わりたいと言いますから・・・よろしいでしょうか?」

依頼者の{元山晴美さん}一方的にそう言って電話を代ろうとしているようだ・・・

誰だろう・・・そう思いながら携帯に耳を澄ます。

「もしもし・・・井口さん、お久しぶりです!」

元気な声が返ってきた。

「あの・・・私が知っている方ですか?」

沢山の方とお会いしている為に、なかなか声では見当がつかない。

「知っていると思いますよ・・・龍門慎一と申します・・・」

「りゅうも・・・?龍門クンか?あの・・・」

{足首を握りしめる手}で登場した、関西方面に言っている霊能者だ。

意外な名前を、意外な場所から聞かされたもので、絶句してしまった。
                          続く

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私との対極の男 拝み屋 2

2008-06-11

このお話は、東京に台風が急接近した日の午後、私が依頼された神奈川方面の家に言った時から始まった。

「嫌だな・・・こんな台風で昼間から薄暗い日は、こう言う仕事をしたい気持ちにはなれないな・・・電車も止まるかも知れないし。参ったな。」

これは本心です・・・特に霊関係の仕事の時は、気持ち的には晴れの日にしたいものです。

この日の依頼内容は、そこの奥様が、誰かに恨まれていて何かが起きているようなので、見て頂きたい・・・と言う漠然とした内容の依頼だった。

そもそも経緯もはっきりしていないし、何かが起きていると言う言い方もあまりはっきりして無さ過ぎだったので、断ろうと思っていた矢先の悪天候・・・

「やはり止めておくか・・・この天候もその暗示かな?断わりの電話をしよう。」

私がそう思って、携帯電話に手を伸ばした時だった。

「ブルブルブル〜 ブルブルブル〜」

サイレンスにしてある携帯が、強い振動を伝えてきた。

「誰だ?」

そう思って携帯を開いた私の目に飛び込んできた相手が・・・今日の依頼者だった。

「そうか・・・この天気だから相手も気にして電話して来てくれたのか・・延期と言ってくれるのだろう・・・」

私はこの時、本当にそう言う電話の内容だろうと思って受信ボタンを押して、携帯を耳にあてた。

すると・・・・・・
                       続く

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私との対極の男 拝み屋 1

2008-06-10

世の中には全ての物や事にも裏と表がある。
人にもしかりである・・・・

表裏一体・・・必ず二つの側面が背中合わせにあるものです。

魔法の世界にもあるのはご存じか・・・
黒魔術に白魔術。

私の仕事の世界にもそれはある。

人を助ける事を目的とする人。

人を誰かの代わりに、または自分の為に呪い、相手を破滅させることを目的とする人。

古くからは、安部晴明で知られる陰陽師の時代。

平安の政治の中心にも、陰陽師が裏にも表にも暗躍していたのです。

しかし・・・何もそんな昔だけではなく、この平成の現代でもその表裏は生き続けているのです。

今度のお話は、私が携わった依頼の中で、そんな陰陽師の男・拝み屋を生業としている男とぶつかった時のお話です。

私は過去に何人かの拝み屋の人間を知っていますが、この男は特殊であり優秀な男でした・・・そして恐ろしく思った事を良く覚えています。

ひとつ注釈です・・・私は白魔術系の力の分類です。それを覚えておいてください。
                           続く

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私の背中にいるもの・・・それは生霊 20

2008-06-10

リアル感の無い記憶・・・・

「井口先生・・・生霊ってそんなに簡単に飛ばせるものなのでしょうか?」

田中さんは今回の件での質問をしてきた。

「いや・・・飛ばすには相当な相手を思う気持ちが必要です。そしてその人の資質もね。粘っこい気質が根底に無ければ無理でしょう。ただ相手の事が好きだとか、憎いだけで生霊を送れて、被害を与える事が出来たら恐ろしい事になってしまいますから・・・」

「粘っこい気質ですか・・・執着心の強い人間が怖いと言う事ですね?でもそれほどに粘っこい気質を持った人間なんて、見分けがつかないですよね?」

「見分ける事は難しいでしょう。ただ、ストーカーになるような人間は、そう言った気質の持ち主になり得ると思いますよ。」

「なるほど!ストーカーになるくらいですから、その素質を十分持っていてもおかしくはないですね。」

「そしてあとは・・・マーキングですね。今回私は、お嬢さんに付けられていた、三ツ矢と言う子のマーキングを切ったのです。それで彼女の記憶も断ち切られた。お嬢さんを大好きと言う異常愛の記憶がね。このマーキングを消さなければ、彼女の無意識に送られてくる生霊は消せないのです。」

「そんな難しい事を・・・あんな場所で・・・それも大したアクションも気合も・・・何もないままに。そして何よりも直ぐにあらわれた、裏付けられるような彼女の行動がそのすべてを物語っている・・・現実。本当に驚きました。この世にこんな事が起きるなんて・・・ありがとうございました。」

後日、お嬢さんはまた大学に行くようになったそうです。
大好きなバスケットを続けられるようにもなったそうです。
三ツ矢さんもそれからは、顔を合わせても、何でもなかったように接してきているそうです・・・

まるで何にも無かったかのように・・・・

                         完

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私の背中にいるもの・・・それは生霊 19

2008-06-09

その後、数日経ってからお嬢さんに、友達からも心配コールがいくつか入ったそうですが、その中には三ツ矢雅子さんからの電話も混じっていたそうですが、不思議と以前のような、粘っこいイメージが消えて、本当に爽やかな感じで心配しているからね、と言うコールだったそうです。

「井口さん・・・本当に不思議な変化みたいなんですよ。娘もびっくりしsています。」

後日お父さんの会った時に、しみじみそう言われた。

「うん・・・良かったね。もう彼女の想いは、お嬢さんからはすべりが生じていますから、もう同じような事は無いでしょう。普通の友達にしか思えないはずです。」

ぽかんとしているお父さんに

「分りにくいよね?もう特別意識を持たなくなるようにしたんだと言う意味だよ。」

「じゃあ、井口さん・・・彼女の中の記憶は?どうなったんですか?」

当然に疑問だろう・・・あれからまだそれほど立っていない訳だから。

「記憶も定かではないはずですよ・・・夢を見ていたような感じだと思います。リアル感の無い記憶・・・そういう感じで居る筈です。」

                           続く

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私の背中にいるもの・・・それは生霊 18

2008-06-08

* 17話は読まれましたか?
衝撃の部分が含まれていますので、お忘れなく!


{続き}
三ツ矢雅子は、一体何をしに来たのだろう・・・・
彼女の言葉を借りれば、心配だったから・自分でも分からないけど、いかなきゃと言う気持ちになったようだ。

しかし恐ろしいのは、その行動力だろう。
もしこの衝動が、悪い方に向かっていたならば、事件に発展する可能性もなかったかと言うと、否定はできない。

「怖いよ・・・」
お嬢さんの気持ちを考えたら当然であろう。

「まだしばらく様子を見た方がいいだろう。外出も控えておいた方がいい。」

それが家族の出した答えだった。

そして・・・

「これは井口さんが、彼女の生霊をカットしてくれたから、違和感を感じてきたんだろうな・・・そうとしか考えられない。お母さんが言うには、目が虚ろな感じだったそうだから・・・尚更だね。生霊の答えが、こんなに早い段階で証明されるとは、さすがに思わなかった。」

ご主人が家族に向かってそう言ったそうです。

その日は家族皆が、興奮してなかなか寝付けずに語り明かしたようだ。

                           続く

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不夜城 新宿歌舞伎町の夜の顔

2008-06-08

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昨日 久々に友人たちと新宿に飲みに行きました。
東京に住んでいて、新宿が久々・・・って、変だと思う人もいるかも知れませんが、なかなか新宿の夜に、飲み歩くのは・・・怖いんですよ。

都の条例で、ずいぶん静かにはなりましたが・・・なかなかスリルあふれる街でした〜

昼は若者やご夫人の買い物の街・・・
夜は、ネオンきらめく・・・大人の街。

かっこいいホストのお兄さん、綺麗な女の人・・・
すれ違う人は、みんな歌舞伎町の魔法が掛かっているようだった・・・



一人で歩いて歌舞伎町を歩くのは、少し勇気がいるものです。

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私の背中にいるもの・・・それは生霊 17

2008-06-07

こんな時間に誰だろう?
家族全員は緊張した・・・ただし、まさか・・・あの人が

「はい・・・」

お母さんはドアを開けた。

「夕子さんいますか?私は同じ学校の三ツ矢雅子と言います。」

そこに立っていたのは・・・昨日から話題に上っていた三ツ矢雅子と言う少し小柄な女性だった。

呆気に取られているお母さんに

「あの・・・遅い時間ですみませんが、いらっしゃいますか?」

たたみかけるように聞いてきた。少しきつめなイメージだったそうです。

「あ・・・・あ・あの、夕子はまだ具合が良くなくって、寝ているのよ。ごめんなさい・・・伝えておくわ。」

とっさにお母さんはそう返した。

「そうですか・・・じゃあ 伝えてください。顔が見れないと寂しいし、心配になって・・・我慢できなくって来ちゃいました。何でなのか自分でもよく分からないんですが、とにかく行かなきゃ・・・って。失礼しました。学校に来てねと・・・伝えてください。」

三ツ矢雅子はそう言って帰って行った。

本当に彼女の言った通り、取るものも取らずに駆けつけたという感じだった。訪問の意味も、理由もあやふやな・・・

まるで何かを感じ、心の赴くままに来た感じだったのだろう。

その後の田中家の家の中は、シーンと静まり返っていたそうです。

まさかの時間に、まさかの人の訪問だったのだから当然だろう・・・
                            続く

Posted by kiyoman 19:36:29Comments(0)TrackBack(0)

全物語目次表

2008-06-07

* これを読む前に、16話をお読みいただいてからお願いします。

2005.7〜2006.1
?{霊界あんない} 1〜34話

2007.1〜2007.2
?{ラップ音}  1〜39話

2007.2〜2007.3
?{死後の世界のその後に}1〜8話

2007.3〜2007.3
?{本当に会ったお話 新潟編}1〜18話

2007.3〜2007.4
?{実話 悲しきシェフの思い}1〜27話

2007.4〜2007.4
?{ぶら下がりの骸}1〜9話

2007.4〜2007.5
?{この部屋に誰かいる}1〜50話

2007.5〜2007.6
?{お墓の復讐}1〜35話

2007.7〜2007.8
?{足首を握りしめる手首}1〜40話

2007.8〜2007.8
?{シングルベッドのはずが}1〜14話

2007.8〜2007.8
?{賃貸物件の恐怖}1〜12話

2007.9〜2007.10
?{廃寺の中にいたものは・・・怪}1〜23話

2007.10〜2007.12
?{きつね憑き}1〜49話

2008.1〜2007.1
?{死してなお 女優編}1〜17話

2008.2〜2008.3
?{乗り捨てられた放置自動車}1〜30話

2008.3〜2008.5
?{土地の記憶にリンクする恐怖}1〜54話

2008.5〜2008.5
?{水子の言葉に心救われる日}1〜19話

2008.6〜2008.6
?{私の背中にいるもの・・・それは生霊}1〜


以上です。携帯では読みにくいと思いますので、PCで見る事をお勧めいたします。

見方は左側の「月次アーガイブ」の見たい月をクリックしていただければ見れますので、アンケートよろしくお願いします。

感想もありましたらお願いします。

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私の背中にいるもの・・それは生霊 16

2008-06-07


* この物語を読まれている方にご報告しておきます。
昨日(6/6)に新宿で田中さんのご主人とお会いしてきました。
そしてその後の状況を、現在進行形で聞いてきました。
この部分は、のちほど出てきますので・・・お楽しみに。


{続き}
無事に会を終えた・・・帰りの頃はすっかり酔いもさめてしまいましたが、お嬢さんを無事に救えたかどうかは、今しばらく様子を見る必要があると、付け加えておきました。
生霊とは、それほど厄介なものです。

飛んで来ている生霊を、ブッツリ切れば、本体の具合が悪くなり、ちょっと間違えば命を失ってしまうのです。

離れているとは言え、直接手を下してはいないので罪にはならないとしても、私が間接的に殺してしまう事に等しいのですから・・・

どんな形にしろ、殺人者にはなりたくはないので・・・・

ここからは後日談になってしまいます。

後日談では、その日田中家では、帰りの車の中では、家族全員で興奮状態で、家に帰っても誰も寝ようとはせず、朝まで盛り上がったそうです。

そして田中さんのお父さんは、家族から「でかした!井口さんと知り合って!!」と褒められたそうです。

そして翌日・・・驚く事が起こったのです。
この話を聞いて読者の方は、やらせじゃないかと思ってしまうかな?と言うくらいの驚きが起きたのです。

背中の痛みが嘘のように取れ、休んでいたバスケット部の練習にも、もう少ししたら行けるね・・・と言うような会話をしていた時でした。

時間は 夜の10時半頃・・・「ピンポーン」とチャイムの音が鳴りました。

「誰だろう?こんな時間に・・・・」

恐る恐るお母さんはドアに向かった。
                          続く

田中さんのご主人から一言。
私が書いた相手の女の子の絵・・・
お嬢さんが、怖いくらいにそっくりだと称賛されました。
あの時顔まで、お嬢さんには伝えてなかったものですから・・・
尚更です。衝撃を与えたそうです。

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私の背中にいるもの・・それは生霊 15

2008-06-06

背中にそっと手を合わせた。

その魂の尾が潜り込んだ場所に意識を集中させた・・・・

「汝・・・無意識の意識にて・・・送られし汝の想い・・・叶わぬ想いを思い知り・・・今この場この時に、すべてを一つに戻せよ。意識を閉じよ。」

潜り込んでいた意識・・・魂の尾が徐々に抜け出し始めた。

ズルズル・・・音こそしないが、そういう表現が的確ではないかと思う感じだった。

抜けた・・・・・その気が背中から抜けたと同時に

「この意識・・・すでに今までの意識とは別物也!」

魂の尾が潜り込んでいた部分に右手をあてて、念気を全開にした。

そしてそれは閉じた。

「井口さん、今の最後のは何を?」
ご主人は聞いてきた。

「最後のは・・・そうですね、また生霊が送られてきても、彼女に意識が来ないように、現実風で言えば、住所を変えてしまったような感じです。もう今までのように彼女が意識を送ってきても、前の所にお嬢さんはいない・・・引っ越しました・・・そう言う感じです。ですから、合わせるには相当な苦労がある筈です。そのようにしてみたつもりです。」

そう言っていた矢先に・・・

「あっ!」

お嬢さんが驚いたような声を上げた。

みんなは緊張してお嬢さんを見た。そこには胸をおさえて驚きの顔をしたお嬢さんが居た。

「痛くない・・・急に、痛みが引いてきたんです・・・スーッと。」

「本当か!!痛みが?」
田中さんが驚きの声を上げた。

「本当なの・・・気のせいなんかじゃない・・・急になんだもん。信じられないけど・・・痛くないのは本当なの・・・・」

「良かったね・・・穴も埋めておいたから・・・さあ・・・これで彼女がどう出るかだな?」

「彼女が?分るんですか?いまこうしていただいた事を・・・」

お嬢さんの顔がこわばった。

「うん・・・急に君の事を考える集中力が切れるからね。あれ?と思うはずだよ。ただ・・・もうなにもしないだろうけでね。そしてそのまま君を忘れる・・・諦める・・・・」

「分るんですか・・・本当に怖いものなんですね・・・生霊って」

「1・2日くらいは様子を見てごらん?」

「はい!」

そう言ってその日は、安心して3次会は閉会した。

しかし、後日に驚く事が起きるとは、誰も想像しなかった・・・
                              続く

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私の背中にいるもの・・それは生霊 14

2008-06-05

* 13話を読み忘れてはいませんか?

{続き}
「先生?何とかしていただけますか?」
ご主人はお嬢さんの顔を見ながらそう言った。

「うん・・・何とかしなければ、病気ではないんだからこのままにしておくと、良くなる事はなく、また彼女の思いももっと強くなったときに、とても危険だからね・・・・」

そう・・・今は始まりに過ぎないのだ・・・彼女の思い・・・
自然に弱まる事はないはずだから・・・お嬢さんを手に入れるまでは。

「彼女はレズです。常人の感覚とはすでに違うのです。このままにしておけば、お嬢さんにも危険が及びますし、彼女自身にも危険な状態になります。だから・・・」

「彼女も・・・悪い子ではなかったんですが・・・でもなんか怖くて」
お嬢さんはポツリと言った。

「分っているよ・・・彼女も頭の中で君の事を考えただけだったのかも知れない・・・それが自分の願った通りに、君の反応があった。だから次は・・・次はとエスカレートしてしまったのだと思う。ただし・・・自覚が出て来始めているから急がねばならない。そう言う事なんだ。」

「自覚が・・・あって・・・そうですか・・・」

「さあ・・・考えても仕方がない。やってみよう。背中をむけて・・・」
                            続く

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人生の航海では、舵の取り方で運命も変わる

2008-06-05

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私の今大切にしているキーホルダー。
船の舵の中に、コンパスが回っています。

これは私の魔法のコンパスなのです。
自分の進むべき航路を指示してくれる・・・

人生で一番重要な事は、二叉路、三差路に差し掛かった時に、自分がどの航路を選べばいいのかが分からなければいけない事なのです。

人生の荒波(人間関係)に流されずに、いかに自己の精神を、意思を持ち続けていられるか。

私も今までいくつかの分岐点に悩まされた事がありました。
そんな時に、自分の信頼できるコンパスを見つける事ができました。

皆さんも、自分だけのコンパスを探して下さい。

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私の背中にいるもの・・それは生霊 13

2008-06-05

「教えてください!こんな痛みを与えて苦しめる、その理由を・・・」

お嬢さんは静かに・・・それでいて力を込めて言った。

「その理由・・・分った。教えよう・・・」

一緒に聞いていた高田さん親子も、無言で身を乗り出して聞いていた。

この場所がカラオケBOXだと言う事は、そこにいるすべての人間が忘れ去っていただろう・・・・

「なぜ彼女は、君に痛みを与えるのか・・・まず、普通は精神的な障害を起こしたりする・・・怖がらせたりとか・・・でもその場合は、さっきも話したけど姿を見せたり雰囲気で圧力を掛けたりとかしなければいけない・・・。それでは自分が分かってしまう。しかし精神的な問題を起こせば、君は学校に来なくなってしまう。君の顔を見る事は出来なくなってしまう可能性もある。しかし・・・それが痛みとか・・・それも医者に行って検査してもらっても、どこも悪くなければ学校には来る。君の顔を見ながら・・・ジワジワと苦痛を与える事が出来る。ではなぜ?その理由は、君を独占したいからなんだと思う。完全に君がどこか悪くしていていると分ってしまったら、皆が君を心配してお見舞いとか行くだろう?でも今の君の状態であれば?君は誰にも話さないし、話せないだろう?理由がはっきりしていない訳だから・・・ね。そうすれば彼女だけが君を心配してあげられる・・・彼女は君がどんなに隠しても、君の苦痛を知っている訳だから、いい人になる事が出来る・・・そうやって君を自分の監視下に置いておきたいのだろう・・・でも、普通はこんなコントロールが出来るとは、私でさえ思えない・・・なぜなのか・・・その子がこんな事まで出来るのか・・・元々の資質のなせる技なのかも知れない。もしかすると・・・彼女の先祖に拝み屋が居たのかも知れないな。」

「拝み屋?」

「祈祷師とか、呪術師と言われている人たちの事だよ。」

「凄い・・・それでは娘は、どうする事も出来ないんでしょうか?」

お父さんもその不気味さから、相当深刻な気持ちになって来たようだ。

ただ背中が痛む・・・なかなか治らない事から始まった話が、まさかこんなことを言われると思っている人間はいないだろうから、驚いて当然だろう。

「いや・・・出来るし、やる!」

                           続く

Posted by kiyoman 00:06:50Comments(0)TrackBack(0)

漫画家の流水凛子先生にお会いして来ました。

2008-06-04

私を書いた、text{恐怖体験〜霊能者は語る〜}の作者であり漫画家の、
流水先生にお会いして来ました。mark_11
今回は仕事で呼ばれたので行ってきました。bikkuri01

彼女は、最近霊関係の本から遠ざかっていました。{インドのお話がほとんどでした。}

今回は、ついでに・・・また霊関係の本をガンガン書いてくださいと言ってきました。mark_07

これ裏話

流水凛子先生曰く、霊系の漫画を描き始めると、部屋の中がラップ音の響きまわる状態になるそうで、お子さんが生まれた段階で、心配になり控えていたそうです
ga-n01

それ・・・良く分ります。
私も本を書いていて、夜中の2時を過ぎると始まりますから・・・すごく良く分ります。

でもそのお子さんも大きくなってきたし・・・何よりも求められている次期なんですよね。出版社にも霊にも私にも・・・bye05

そこでゴリゴリと押したら・・・なんと。mark_04

「先生のおっしゃる通り、その時期が来ているのだと思います。現に依頼がたくさん来始めました・・・」と言っておりました。

やっぱりね・・・と思いました。w04

私は前にも書きましたが、永久保貴一先生、山本まゆり先生に並ぶ、ホラー漫画家の第一人者だと思っていますので・・・

この決断は・・・すぐに形に現れるでしょうね。
みなさんもその時は、ここでお知らせしますので、よろしくね。bye05

*それからブログのカウントアップにご協力頂きありがとうお座います。
これからも、一話ずつご面倒でも、{占いブログ}トップから入って来て、私のお話をアクセスしてくださると助かります。
まだまだご協力お願いします。

Posted by kiyoman 01:49:35Comments(6)TrackBack(0)

私の背中にいるもの・・それは生霊 12

2008-06-04

44955.jpg

彼女が私をにらんだ・・・私はその顔を見つめながら話を続けた。

「痛みが増してくる・・・か。普通の生霊は、おもに生命エネルギーを持っていくか、精神的ダメージを与えるパターンが多いんだが・・・君の場合は、現実的な痛みに表れている・・・物理的な苦しみを与える事が出来るタイプなんだな・・・稀だけど。」

「えっ?滅多にない事なんですか?」

「うん・・・霊で考えてみてくれ・・・ポルターガイスとのように、物を動かす霊と言うのは、あまり聞かないだろう?ほとんどが精神的なダメージを与える事がほとんどなんだよ。外国の場合は、平気で物が動いてしまうが、それを霊がするためには、相当な力が必要なんだ・・・{ゴースト}という映画は知っているかな?」

「はい。」

「あの映画では、死んでしまったご主人が、奥さんに自分の存在を教える為に相当な努力をして、コインをやっと動かせるようになるんだけど、霊でもそれほど難しい事だから、生霊には尚更なんだよ。」

お嬢さんはあらためて自分の背中を、きみの悪そうな顔で振り返っている。

「君の背中は、物を動かすよりも難しい事かも知れない。」

「物凄く意地が悪い子なんです・・・彼女は。」

「そう言う傾向があった?」

「はい・・・ありました。友達と仲良く話をしていると、急に割り込んだりして・・・場をしらけさせるし・・・」

「そうか・・・分った。彼女がなぜ君に痛みを与えているか・・・が」

「なんですか?精神的ダメージを与えるんじゃなくって、こんな痛みを与える理由が・・・分るんですか?」

「うん・・・その意味が・・・」
                          続く   

Posted by kiyoman 00:09:14Comments(2)TrackBack(0)

私の背中にいるもの・・それは生霊 11

2008-06-03

「助けてあげたい・・・だから心強くして、ちゃんと聞いて、答えてくれ。」

私は本当に何とかしてあげたかった・・・しかし事情をよく把握してからでなければいけないのだ。

「はい・・・その子は大学の友達です。前は仲良くしていたんですが、最近は他の友達たちとよく出かける事が多くなって・・・あまりその事は付き合っていないんです。」

「それには何か切っ掛けがあったのかな?」

「はじめは特に切っ掛けらしいものは無かったんですが・・・でも、なんか、あれこれと口うるさくなって来たのは確かで・・・少し嫌だな〜と思ったのは事実です・・・」

彼女は記憶を探るように、少しずつ話した。

「そうか・・・彼女は避けられたと思っているようだよ。彼女の名前は?」

「三ツ矢雅子と言います。避けたのは後なのに・・・そう言えば彼女、こう言っていました。{私は男なんか嫌いなんだ・・・無神経で汚くて。その点女同士だと分りあえて良いよね}?って・・・・」

そこの居るみんなはこれだ!という顔つきになった。

「そうか・・・君の痛い場所は・・・ここだよね?」

「痛っ!そ・・・そこです。」

私は唐突に、魂の尾が出ている場所を軽く突っついた。それだけで相当痛いらしい。

「ここから君に、三ツ矢雅子と言う女の子の生霊の、魂の尾の根っこが潜り込んでいるんだ。」

「そうです・・・ここ数日・・・突然痛み出して。お医者さんにいっても、原因は何もないねって・・・湿布しかしてくれませんが・・・全然痛みが取れなくて・・・何かだんだん痛みが増してくるように感じます。」

「先生!娘はどうなってしまうんでしょうか?」

お母さんが心配で、悲痛な声を出した。
                               続く

Posted by kiyoman 00:31:50Comments(2)TrackBack(0)

私の背中にいるもの・・それは生霊 10

2008-06-02

「あ・あの・・・私はレズではありません。彼はいませんが、レズでは決してありません!!」

お嬢さんは真剣なまなざしでそう答えた。そりゃあそうだろう。
自分にはその気はないのに、一方的にそう思われて、おまけに生霊まで送られて監視されている。
怒りがこみ上げて来たのかも知れない。

「それは分っていますからご安心を・・・問題は相手にあります。もともとストーカー的な要素も持っている彼女のようです。」

「ストーカー的要素?彼女がですか?」

「そうです・・・ストーカーをやる人は、何を言ってもすべて自分の都合のいい解釈方法をとる癖があります。嫌いと言っても・・・照れちゃっているんだ・・・とね。きっと君の何気ない普通の行動の中に、自分に優しい・・・みたいに勝手に感じた事があったのではないでしょうか?」

「そういえば・・・・私のやることをよく見ていたり、電話もかけて来て言ってきます。私はそんなに気にしていない事でも・・・」

「彼女の言葉は・・・こんなに好きなのに、何で分ってくれないの?最近避けているようだし・・・私意外に好きな人が出来たの?それなら許せない。見張ってやる!とね・・・これは立派なストーカーです。思い込みの激しい性格が、生霊を生みやすいし、飛ばしやすい資質なのです。」

「え・・・・・怖い!」
彼女は固まってしまい、良腕で自分の肩をつかんで小さくなってしまった。

「井口さん・・・助けてやってください。
田中さんがお嬢さんの怯えをみてそう言ってきた。

                           続く

Posted by kiyoman 00:29:34Comments(4)TrackBack(0)

私の背中にいるもの・・それは生霊 9

2008-06-01

彼女の背中に送られている生霊の感情を見て、私は複雑な相手の感情を感じた。

「彼女は・・・彼女は貴女に恋愛感情を強く持っている。女同士なのに・・・強引な女の子だな?レズっけが相当強くないかな?それも・・・女そのものの感情なんだよ・・・君も女なのに・・・。」

私は感じたままを伝えたが、普通の感情ではない事に戸惑いながら聞いてみた。

「井口さんに先ほど言われて、いろいろ思い浮かべてみたんです。最初は良い人かなと思ったんです・・・よく気が付いてくれるし、私の事をいろいろと心配してくれるし・・・でも途中から変だと思い始めました。」

彼女は、記憶の断片を集めながら話している事が、十分わかる。

「変だと気がついた理由は?」

「はい・・・彼女の独占欲みたな・・・焼きもちって言うのでしょうか、私が他の子と仲良くしているといろいろ聞いてきたりして・・・」

「君はどちらかと言うと、さっぱりした性格かな?どちらかと言うと男っぽい?」

私のその問いにお母さんが答えてくれた。

「はい。どちらかというと男っぽい感じです。さばさばした所もあるし・・・ねっ。」

「うん・・・そうかも知れない・・・・」

お嬢さんは戸惑ったように答えた。

「そうか・・・彼女は君を、彼氏のように思っているようだよ。彼女は根っからのレズなんだろう。君にその特性を見たんじゃないかな?」

私のその言葉に口をポカンと開けたまま絶句してしまった。
                            続く

* お願い
アクセスポイントについて・・・
皆さんからのコメントもポイントになるようです。
また、記事を読む時は、ご面倒ですが一つのお話ずつアクセスし直していただければ、ポイントもその回数分上がるようです。

ご協力 よろしくお願いいたします。gomen01

Posted by kiyoman 19:02:02Comments(0)TrackBack(0)

私の背中にいるもの・・それは生霊 8

2008-06-01

背中にそっと手をあてる・・・
心臓の鼓動が早くなっている事が、背中側からも良く分る。

私の手は、魂の尾(糸)にそっと触れる。これには細心の注意が必要だ。

この魂の尾の先には、生身の生きている人間がいるのだ。

強く刺激を与えれば、その送り先である生身の人間にも危害を加えてしまう事もあるからだ。

生霊を送っている相手は、無意識の場合が多い。

悪気がない場合もある。

憎しみの末に・・・の場合は、相手も自覚と覚悟もあるだろう。

しかし強度の恋愛感情から送られた場合は、自覚がない事がほとんどだと思います。(ストーカー的な恋愛感情は別)

ただし・・・自覚のある生霊送りは、一種の呪い、呪殺にも等しいのです。それほどの力を時には身に付けてしまう事もあるのです。

誰もいないのに、いつも誰かに見られているような気がする・・・

振り向くと誰かが居るような気がする・・・

じっと見つめる視線を感じる・・・

今回私の指が伝えてくる波動は、どちらかと言うと自覚タイプのように感じた。

その次に相手の感情を読み取って行く・・・

この魂の尾は、送り主の半分だと思ってくださればいい。

だから感情もそのまま伝わる。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・????」
                           続く

Posted by kiyoman 01:18:24Comments(0)TrackBack(0)

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言霊の伝言師

言霊の伝言師
名前 井口 清満
性別
自己紹介 霊関係の仕事に携わっていますが、中身はいたって普通の人間です。
どちらかというと、明るくてポジティブな人間です。
皆さんの期待しているような格好をしていませんし・・・笑
趣味 映画鑑賞
出身地 東京都
居住地 東京都
好きな
食べ物
バナナ・あんみつ・お肉系・・・
ピーマンは大っ嫌いです!!
最近のマイブーム:もりそば・・・

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