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ラップ音 15

2007-02-05

「あの者たちか?あの者たちは哀れな奴らよ。」
先ほどまでの真っ赤な目が、柔らかい赤にすっと変わっていくのが分かりました。
「やはり知っているんですね?」
「あの者たちをどうしようと言うのじゃ?」
「この家には不都合かと思いまして・・・浄化させてあげたいと思うのですが、ただ勝手に浄化しますというのは、少々乱暴でもあり、せめて事情を確認してからと思い、確認をさせて頂こうと思いました。」
「そうか・・・あの少女は昔この近所に住んでいた、幼い・・・確か六つくらいの童であった。しかしその童は、原因不明の流行病により三日三晩高熱にうなされ、死んでしまったのじゃ。このお屋敷にその当時おった、この家の16の娘と、いつも遊んでもらう事が楽しみだったようで、死んでからもこのお屋敷にたたずむ姿を、何度も見られていたくらいじゃ・・・哀れな童よの・・・」
「そうですか・・・彷徨っているのですね?その時の大好きな16歳の娘さんを探し続けて・・・
しかし そのお嬢さんは今生きているはずもなく・・・ですか。永遠の彷徨う運命・・・か」
「そうじゃな・・・ぬしに出来るか?救う事が。」
「やってみましょう。しかし その他の霊体についてお教え頂いたあとに・・・」
「あの老婆は、この土地に迷い来た、物乞いの物よ。この屋敷は裕福ゆえ、何か食べ物でも貰えるものかと・・・ちょくちょく顔を出していたようじゃ。しかし、その頃のこの家の当主が、とてもケチであった上、薄情な男だったので、握り飯の一つも与えなんだそうな・・・だから恨みがその老婆を縛り続け、自縛の形を取ってしまうようになったそうじゃ・・・この家のほかの当主はらは、この時の当主に代表されるように、みなケチであったが為に。沢山の者たちに恨みを買う事が多かったようじゃ。愚かな話じゃが・・・な」
「そうですか・・・最後の岩の下敷きの男は?」
「あれか?あの男はな・・・」老人は沈黙し、その男の方を振り返った。 
                    続く                  

Posted by kiyoman 23:54:48 │Comments(3)TrackBack(0)

Posted by 以盛です at 2007-02-07 01:06:26

構いません。
あのときも凄かったですね。
先生と初めてお会いした中で、
本当に忘れられない現象でした。

Posted by 井口です at 2007-02-06 22:34:33

以盛先生の家に、初めてお伺いした時の現象も、私の中ではベスト3に入る現象でした。
いずれこのブログで、発表させていただいてよろしいでしょうか?

Posted by 以盛です at 2007-02-06 10:04:17

ラップ音のお話、とても緊張して読んでいます。
私の家でも、かつて先生にラップ音を確認していただいたり、
霊を呼び出してお話をしていただいたことがありました。
それらの体験を思い起こしながら読んでいます。

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言霊の伝言師

言霊の伝言師
名前 井口 清満
性別
自己紹介 霊関係の仕事に携わっていますが、中身はいたって普通の人間です。
どちらかというと、明るくてポジティブな人間です。
皆さんの期待しているような格好をしていませんし・・・笑
趣味 映画鑑賞
出身地 東京都
居住地 東京都
好きな
食べ物
バナナ・あんみつ・お肉系・・・
ピーマンは大っ嫌いです!!
最近のマイブーム:もりそば・・・

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