この家の現当主を何故 一番初めに狙わないのだろう・・・
この書生の人柱は、この家の繁栄を呪っている筈だ。
まさか・・・この家の現当主には、繁栄をどうのこうのする力はすでに無いと言う事か?
まさか・・・現に今この家の金銭面も含めて、この当主が握っているはずだから・・・
「うるさい!この娘が邪魔なんだ!」男は私の心の動きが、まるで見えるように答えを返してきた。
「この子はこの家で、たった一人の跡継ぎなんだ。
だから・・・????」
この時私は自分の言葉に、気がつきました。
この現当主は凡才でも、この女の子は非凡。繁栄に結びつくのは、むしろこのお嬢さんなのだ。そうだったのか・・・それで・・・
「この子を差し出すわけにはいかない。もしそれを望むならば、私は貴方を、もっと深い人を呪う事も許されない地の底へ落とします。」
「何を?何故そこまでこの子に肩入れをする?何の得がお前にあるというのだ?金か?」
「違う。私は先ほどここにいる、6代目のここの元当主の清兵衛老人と話をして、貴方を清い心に戻し、こんな惨めで苦しい姿から開放してあげたくて今 こうしている。」
その時であった、じっと聞いていt清兵衛老人が語り始めて・・・