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ラップ音 36

2007-02-20

「○○さん、この祠を直してもらえるように、ご主人に言ってもらえますか?」
「はい・・・主人はとてもケチですが、この惨状はさすがに気にしていましたので、すぐに言います」
奥さんはすぐにそう答えてくれました。
「そうしてもらえれば助かります。さすがにこれでは神様も怒って当然かも知れませんからね」

そう言うと私は、もう一度祠に向き直った。
「神志一体 真眼光助・・・・・・・」
そう唱え、私は祠の鳥居をくぐりました。
グワーン・・・という耳鳴りにも似た感覚が、私を押し返すように抵抗感を与えた。
「むっ・・・つぅ・・・」
思わず顔を背けたくなる気持ちを、必死に抑え、前をじっと見て、鳥居をくぐった。

すると、先ほどの抵抗感が嘘のように消し飛び、明るい景色の中に祠が見えました。
しかし、鳥居の外から見た風景と、この鳥居をくぐった後の風景では、大きく違う点がありました。
祠までの距離が、こんなにも遠かったか?という疑問です。
外から見たら、3メートルほどの距離だった筈が、今こうして見ると、10メートル近くあるように感じるのです。
庭全体の距離を考えても、そんなにあるはずはないのですが、そう感じずにいられない気がしてしまいました。
「同じ地には立てずか・・・近くに寄らせてもらえないのかな?」
左手にはめた、自分の気を溜め込んである、増幅器の役目をするリングを触り、数歩歩いてみた。
「うーん。やはり変わらずか・・・皆さん聞こえますか?僕の声が?」
私は前を見たままで、鳥居の外の人と霊に話しかけた。
なぜか・・・鳥居の外が霞んで見えたもので。
「はい・・・先生の姿はちゃんと見えています。どうかなさいましたか?」
○○さんがそう答えた。
「外からは異常無しに見えるのか?やっかいだな」
これでは一人芝居をしているように見えてしまうじゃないか・・・と私は思いました。
「老人、老婆、お嬢ちゃん・・・力を貸してくれ。
私の横手にそっと立ってくれないか?
近すぎてはいけない。1メートルくらい間を空けて」
3体の霊たちの協力が必要だった・・・
ここから・・・は。
                   続く

Posted by kiyoman 21:21:06 │Comments(2)TrackBack(0)

Posted by 井口です at 2007-02-21 22:02:01

そうですね・・・ただ 相手が神だと、何か盛り上がりに欠けるかもしれませんね。
創作が出来ない分・・・地味な展開はお許し下さい。笑

Posted by ナチュラル at 2007-02-21 20:54:01

第2幕の始まり。
ここからが本番ですか、ね?

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言霊の伝言師

言霊の伝言師
名前 井口 清満
性別
自己紹介 霊関係の仕事に携わっていますが、中身はいたって普通の人間です。
どちらかというと、明るくてポジティブな人間です。
皆さんの期待しているような格好をしていませんし・・・笑
趣味 映画鑑賞
出身地 東京都
居住地 東京都
好きな
食べ物
バナナ・あんみつ・お肉系・・・
ピーマンは大っ嫌いです!!
最近のマイブーム:もりそば・・・

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