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実話 悲しきシェフの思い 1

2007-03-20

このお話は、私が12年位前に、ある人の依頼で動いた案件のお話です・・・

場所は東京 江東区のとあるマンション7階のあるお部屋

その日は私の知り合いに連れられて、36歳くらい女性が訪ねてきました。
「実は私の主人のことなんですが・・・」

話を聞くと、ご主人は都内のホテルのシェフをしていたそうなのですが、ある日仕事中に心臓発作で帰らぬ人になってしまったそうです。

本当にあっという間の出来事で、周りに居る同僚の人たちも、一体何が起きたのかも分からずに、呆然としてしまったそうです。
それまで仕事一途の真面目人間だったそうです。
一種の職人と呼ぶべきでしょう・・・

その日は・・・更に幼い一人息子さんの誕生日だったそうで、そのケーキを作っている最中に起きた発作だったそうです。

作業台の上には、完成した息子さん用のケーキが残されていたそうです。

「それで?もしかするとそのご主人がまだ居ると?」
私が問うと、奥さんはハッと目を見開き私の顔をまっすぐ見てきた。

「そうなんです!亡くなったのは昨年の9月なんですが、今 私ははっきりと誰かが居るという気がするんです。主人の匂いみたいな物が、フッと前を通り過ぎるような・・・」

今は6月・・・成仏のタイミングを逃した悲しき霊か・・・

「お子さんの反応は?おいくつですか?お子さんは」
「はい、今 2歳です。子供がいつもパーって言って、まだ捨て切れていない、仕事用の服の方を見上げて言うんです。」

「幼いお子さんには見えるんですね・・・生前と同じように・・・しかし、まだご主人の霊と限った訳ではありませんからね」

お子さんの2歳の誕生日に、忙しい仕事のかたわら、ケーキを作り、作り終えたら心臓発作で亡くなった。さぞ無念であったろう・・・残した家族を心配しただろう・・・その悲しき心が、魂を現世に縛り付けてしまう。

悲しき霊たちよ・・・

「これからお家にお伺いしても構いませんか?念のためにお子さんは家には居させないようにしてもらって・・・」

「はい!お願いします。子供は実家に預けてありますから心配ありません」

奥さんは初めからそれが希望だったようでした。
                  続く

Posted by kiyoman 22:32:16 │Comments(0)TrackBack(0)

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言霊の伝言師

言霊の伝言師
名前 井口 清満
性別
自己紹介 霊関係の仕事に携わっていますが、中身はいたって普通の人間です。
どちらかというと、明るくてポジティブな人間です。
皆さんの期待しているような格好をしていませんし・・・笑
趣味 映画鑑賞
スポーツ
アート
出身地 東京都
居住地 東京都
好きな
食べ物
バナナ・あんみつ・お肉系・・・
ピーマンは大っ嫌いです!!

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