号泣するシェフ・・・
「さあ・・・貴方の言いたかった事をお話くださいますか?その箱の中に何があるのですか?」
「この箱の中には、私が一生懸命に貯めたお金を預けてある通帳がある・・・」
私は奥さんを振り返った?
奥さんは首を横に振り
「通帳なんか、無かったです・・・貴方?この中にそんな通帳は無かったわ!」
「ご主人・・・その通帳は確かにこの中に入れてあったのですか?」
「そうです・・・○○銀行の○○支店に預けてある」
「ご主人・・・この箱の中身を、一回出していいですか?」
「はい・・・いいです」
「奥さん、この箱の中身を、ここに全て広げて下さい。」
私が言うと、奥さんは全てを畳の上に広げた。
中に入っていた物は、領収書と、家族で出かけた事がある所のパンフレット関係が主だった。よほど家族で出かける事が楽しかったのだろう。
「主人は仕事柄、休みがなかなか取れなくて、私たちに悪い悪いが口癖でした。」
「奥さん・・・そのパンフレットの間を、全て確認して下さい。」
私は自分の思い付きを伝えた。
続く