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ぶら下がりの骸(むくろ) 8

2007-04-18

本来ならば、除去してしまうはずの性悪な霊。
しかし話によって理解させられる霊には、強引な力を使う必要はない。

この場合の霊は、そんな一例であった。

「昇れる道を作るから・・・」
私はそう言って、ぶら下がりの男の前に座り込んだ。
この時には、私は無警戒状態になるので危険だが、
大丈夫との判断であった。

「○○○○ ○○○○」
時間にするとほんの20から30秒たらず・・・

私的な表現をすれば・・・
頭上よりカーテンコールのような光が降りてきて真っ暗な部屋が、明るいイメージに変わる。

まぶしい位の光・・・
「さあ・・・橋本。この光が見えるか?」

「ああ・・・見える・・・見えるとも・・・」
橋本は興奮ぎみに答えた。

「最後にもう一言だけ言いたかった・・・聞いてくれ。」

「なんだ?」

「俺は・・・俺は前の住人を怖がらせようと思ってやった訳じゃないんだ・・・気がついて欲しかっただけなんだ・・・でも結果的に俺は霊だった事を忘れていた。すまない事をしたと思っている。」

「ほうか・・・それは重要な気持ちと発言だ。橋本・・・君は悪い奴では無いんだな・・・ただ気弱な青年なんだ。東京の水に合わなかった・・・君は被害者なのかも知れないな?」

「悪霊じゃないのは分かってくれたんだね?ありがとう」

「さあ・・・もう何も考えずに・・・昇りなさい。またチャンスを失ってしまうから・・・」

私は手のひらを、天井の光の根元にあたる部分に徐々に上げていった。

それに比例して橋本の姿も小さくなっていった。
「上がったかな?」

私はヨイショッという感じで立ち上がって、部屋中を見回した。
「完了!」
空気に漂っていた、腐臭はすっかり消えていた。
               続く

Posted by kiyoman 19:48:41 │Comments(0)TrackBack(0)

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言霊の伝言師

言霊の伝言師
名前 井口 清満
性別
自己紹介 霊関係の仕事に携わっていますが、中身はいたって普通の人間です。
どちらかというと、明るくてポジティブな人間です。
皆さんの期待しているような格好をしていませんし・・・笑
趣味 映画鑑賞
スポーツ
アート
出身地 東京都
居住地 東京都
好きな
食べ物
バナナ・あんみつ・お肉系・・・
ピーマンは大っ嫌いです!!

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