坂下はとっさにデジカメを、2人の女の子の目から外そうとした・・・
この写真は、宮部さんが見る前に消去しなければ!
しかし・・・そんな苦労も裕子の一言でかき消された。
裕子は坂下の目線がベッドに行った事を見逃さなかったのだ。
「ねえ!あれ・・・なに?なんに見える?」
裕子はベッドを指差して叫んだ。
加藤と坂下は、坂下の手にまだデジカメが握られている事を確認した。
「坂下・・・消せ!」加藤は小さな声で坂下に指示をして、裕子と宮部典子から、坂下を隠すように立った。
「どうした?裕子・・・何が見えたんだ?お前気のせいだろう?冗談きついぜ?」
「う・・・ん。気のせいかも・・・でも。」
裕子はあいまいな答え方をした・・・今はこの答え方の方が良いに決まっていたのだ。
「違うよ・・・みんな。私のためを思って言ってくれているんだろうけど・・・でもそれは逆に良くないよ。だってあたしここに寝るんだよ?みんなが帰った後も・・・一人で。中途半端な状況は、解決方法じゃないよ?」
宮部がいう事は、至って当然の話である。
4万5千円のワンルーム。
2004年12月築・・・と新しい。(当時2006年)
このワンルームには何が・・・