その時、ベッド下に立てかけてあったビール缶が音を立てて倒れたのだった。
カラーン・・・・コロコロ
みんなが凍りついた。
「何で倒れたんだ?風も無いし揺れもしなかったのに・・・」
加藤が自分で立てた缶だっただけに信じられないという顔になった。
「偶然か?それとも・・・やっぱりベッドの下に」
坂下はそう言いながら、一気にベッドの下を覗いた!
「どう?坂下君 何か居る?」
裕子は坂下の勇気に驚きながら聞いた。
「いや・・・何にも無いし、誰も居ない。」
みんな確認の為にベッドの下を覗いた。
「本当だ・・・誰も居ないな・・・」
その時だった。
一人だけ覗かなかった、宮部典子が叫んだ。
「キャーッ!」
その声に驚いた加藤が振り返り宮部に聞いた。
「どうした宮部?!」
宮部典子はカーテンを指差していた。
「あのカーテンの隙間から男が見ていたわ」
「カーテン?」
そう言って加藤はカーテンを勢い良く開いた。
「うっ・・・・・」
そこには明らかに人の手の跡が、くっきり残っていた。
少し成人男性より小さめだが・・・
続く