裕子の部屋に落ち着いた4人は、明日の事を相談し始めた。
明日井口先生には、誰が説明する?」
坂下が考えていた不安を口にした。
「そうだな・・・坂下がその人を知っているんだから、坂下から説明しろよ。」
「「うん・・・坂下君から説明して・・・私の部屋の事・・・」
宮部典子も同意した。
その時であった。坂下の携帯が突然鳴り出した。
携帯の表示画面を確認した坂下が、驚きみんなを見た。
「井口先生からだ!」
「おい!出てみろよ。」
加藤が乗り出して言った。
「分かった・・・どうしたんだろう?」
坂下はそう言いながら会話ボタンを押した。
「君たち無事だったか?良かった・・・」
電話の向こうから、一気に井口が話しかけてきた」
「どうしたんですか?井口先生。」
「いや・・・あの後嫌な予感がしてね。物凄く心配になったんだ。」
「先生の言うとおり僕らは逃げました。」
「簡単に出れたのか?」
「いえ・・・入り口に立ち塞がれました。」
「その中を強行突破か?」
「はい!そうしました・・・みんなで心を強くして」
「そうか・・・ところでもう塩での清めは済んでいるよね?それを済まさなければ落ち着いちゃ駄目だよ?分かっているよね?」
「えっ!ま・・・だ・・・ですが・・・」
「着いたばっかり・・・という事かな?」
「いえ・・・30分くらい前に着きましたが・・」
「・・・まずいな・・・霊は場所も時間も関係なく移動できるんだよ・・・地縛霊だとは思うけど、もし移動できるとなると、粗塩でその痕跡を遮断しておかなければいけないんだよ・・・」
「・・・・・・・」
「今からでも急げ!!」
「はい!分かりました」
続く