井口の言葉で、その緊急性を感じ取った4人は、男2人、女2人で急いで背中に塩を掛け合うように話した。
「まず女の子達が入れよ!でも・・・出来る限り急いでくれよな?」
加藤が少し情けない声でそう言った。
「うん!体を洗うより、清める事が目的って感じで入るからさ!待っててね、加藤君坂下君!」
「頼むな2人とも・・・急いでくれよな。」
「うん。典子入ろう!」
「加藤・・・俺達はこっちの部屋で見張ろう。」
坂下がそう言って立ち上がった。
「そうだ・・・その粗塩を、少し分けてくれないか?俺と加藤がガードの為に見張るつもりだけど・・・武器が少しでも欲しいんだ・・・」
「そうね!コレ持って・・・お皿に分けるね?」
裕子が少し大きめのお皿に分けて、2人に渡した。
そして2人の女の子はお風呂場に消えた。
「ワンルームだからな・・・俺はカーテンの方を見張る。坂下は部屋の入り口から部屋の中を見張ってくれ。」
「分かった・・・神経を張り巡らせないとな。」
坂下がそう言った時だった!
2人のちょうど間あたりの壁が鳴った。
「ドン!ドン!ドン!」
「・・・・・・気のせいか?」坂下が小声で言った。
「ドンドドン・・・ドン!ドドン!」
今度は不定期な音の鳴り方がした。
「やっぱり気のせいじゃないか・・・あれ?坂下・・・この壁側って・・・この部屋は角部屋だろ?こちら側には部屋なんかねえよな?」
続く