お風呂場のガラス戸を一気に開けた。
「うわっ!なんだこの熱気は・・・まryで誰かが入浴してたみたいな熱気だ。」
「それに な〜に、この匂い・・・臭い!」
その匂いの強烈さといったらたとえようが無かった
浴室の、理由は良く分からないが、その異様な熱気でその匂いすら何倍にも倍加して感じられた。
その時だった・・・みんながその匂いに顔を背けていた隙を突くように、浴室横の洗濯機棚の上の、洗剤などが一斉に落ちてきた。
「うわ〜っ!なんだ!!どうしたんだ!!!これは?」
「なによこれ!ありえないよ〜」
洗剤や液体柔軟材などが落ちてきて、洗剤はみんなを均等に襲った。
「慌てるな!前をじっと見て・・・目を逸らすな」
同じように洗剤まみれになりながらも、井口は叱った。
「ひひひひ・・・ほほほほ・・・熱いだろう?
暑いだろう?俺はもっと熱かったんだぞ!!熱いだろう?辛いだろう?苦しいだろう?」
「・・・・・・・」
井口はじっと目線をすえたまま、何も言わなかった。
「おい・・・熱いだろ?何とか言えよ!!熱いと言って見ろよ!!」
男は無反応な井口に腹を立てていた・・・
「熱くは無い・・・お前が味わった熱さはこんな物ではなかったんだろ?」
井口の一言に、今度は男が沈黙した。
「・・・・・・・・・なに〜っ?!」
続く