「お前はここに何をしに来たんだ?ここは俺の場所だ・・・おれの居場所なんだ・・・」
「俺はお前の話を聞きに来た。なぜお前がここで悪さをするのかを・・・」
「お前は俺を知ってるのか?」
「いや・・・お前のことはよくは知らない。ただ・・・この場所で無残に焼け死んだという事だけは知っている。」
「無残に・・・どういう意味だ?」
「お前から感じられる怒気には、誰か個人的な憎しみが感じられる・・・お前は事故に見せかけられて、殺されたのだろう?」
「何を・・・根拠に・・・言う・・・・」
男の気に、焦げ臭いような匂いが増したようだ。
「恐ら縄でく結わかれていたかなにかしたんだろ?」
「お前・・・・どうして・・・知っている?」
「俺はお前の気を触り、お前の過去に昇ってみた。」
「俺の過去?死んだころと言う意味か?」
「そうだ・・・昭和20年ころだろう」
「・・・・・・・・・・・」
この時、4人の若者には男の姿は見えなかったが、後日談では、あきらかに浴室の中に男がいたように感じたとの事です。
あきらかに会話が成立していたように感じたとも言っていました。
男の言葉は聞こえないにも関わらず・・・
「お前は元々ここにあった家の者ではないな?」
「俺は・・・俺は・・・」
「昭和20年は終戦の年のはずだ・・・お前はその最中、この家に食べ物を求めて迷い込んだ・・・」
「グオーッ・・・グフグフ・・・思い出した・・俺も忘れかけていた・・・記憶だ・・・」
「お前はそこでそこの主人に見つかり、結わかれた。警察の連絡の最中に、運悪く焼夷弾がこの家に落ちた・・・その中でお前は結わかれていた為に、逃げる事も出来ずに、生きたまま焼け死んだ」
「俺は誰を怨めば良い?教えてくれ・・・教えてくれ・・・それが俺を苦しめる・・・・」
「お前はずっとその答えを求めて彷徨っているのだな?盗みに入ったのは自分だと・・・言う気持ちと・・・・縄をほどいてくれと言う要求に誰もこたえてくれなかった恨みと・・・」
続く