4人に説明を終えた・・・
「そうですか・・・この場所から離れられなかったんですね?」
「うん・・・何とか分からないかしら?そのお嬢さんの生存が。」
「難しいだろうな・・・井口さん、そのお屋敷の名前は分からないのですかね?この霊・・・いや三上
さんは。」
「名前か・・・聞いてみるか・・・」
井口はそう言って三上に向き直った。
「三上さん・・・貴方が開いたそのお嬢さんの名前は分かりますか?」
「いや・・・それが、あんな最中だった物で、表札も見なかったし、何にも分からないんだ・・・そうだよな・・・名前も知らないしな・・・」
「そうですか・・・名前が分からないのであれば、少し難しいですね。」
「俺はここで待ち続けても、無駄なのか?無駄なんだろうな・・・もういいかげん・・・」
「それはそうですが・・・一つだけチャンスをあげましょう。」
「チャンス?」
「そうです・・・出来るかどうかは分かりませんが、やってみたい事があります。サイコメトリーと言う能力の一種なんですが、通常は物に残った執着や想念を辿って追いかける能力なんですが・・・
三上さんの記憶の中を辿って、そのお屋敷を僕が見えるかどうかを試してみます・・・ダメな確率が・・99%くらいでしょうが・・・いかがです?」
「いかがも何もあるか!そのサイコ何とかを試してくれ・・・それしか方法がないことくらい、俺でもわかるから・・・なっ!頼む・・・」
三上は必死な顔をして哀願した。
その顔は、先ほどまでの怨霊の顔を消し飛ばしていた。
「やってみましょう。」
続く